県産牛肉の風評被害防止を徹底、JAが鶴岡市へ緊急要請

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 東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、国産農畜産物に対する国民の不安の増大と信頼が低下する中、JA鶴岡とJA庄内たがわは、山形県産牛肉への風評被害防止を求める要請書を、8月3日に鶴岡市の榎本政規市長に提出した。
 今野毅組合長が代表し、「県産牛肉への風評被害防止について、鶴岡市から県ならびに国への働きかけをして頂き、万全の対応をお願いしたい」と榎本市長へ要請書を手渡した。
 今回は、①国主導による風評被害防止対策を講ずること、②当面ならびに今後の農家経営に万全の対策を講ずること、③全頭検査に係る体制整備および確実な実施を図ること、などを国に働きかけることを要請。
 これを受け榎本市長は、「全頭検査の体制整備が急務であり、県とも協力して対応していきたい。農家への支援策についても国からの方針を示して頂くよう働きかけていきたい」と答え、今後の対応策を確認した。

 

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いよいよ「だだちゃ豆」が全国へ向けて発送開始

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 JA鶴岡の主力園芸品目である「だだちゃ豆」の初出荷式が、8月3日に北部集荷場で開催された。式には、生産者・来賓・関係役職員など約50人が出席し、シーズンを通した有利販売を目指してPRを行った。
 今野毅組合長は「今年は天候不順の中、生産者の皆様は並々ならぬ思いで生産に取り組んできた。JAも産地としての存亡をかけて、誠心誠意の販売努力をしていきたい」と挨拶した。
 だだちゃ豆の豊作と、集荷や輸送作業などの安全を祈願する神事を行った後、セレモニーでは、各関係機関代表者によるテープカットが行われた他、だだちゃ豆を積んだ大型トラックのドライバーにJAの女性職員から花束が手渡された。
 この日は、早生品種である「早生甘露」約1800ケースを、京浜市場に向けて出荷。今後は、関東・関西地区を中心に全国各都道府県に向けて、9月中旬まで出荷が続けられる。
 今年産のだだちゃ豆については、291人が生産に取組み、作付面積は266ヘクタールとなった。約700トンの出荷を目指しており、総販売額では8億円を目標としている。

 

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