鶴岡地域良質米生産推進協議会が作柄検討会を開く
鶴岡地域良質米生産推進協議会は8月30日、作柄検討会を開いた。鶴岡市、生産者、JA鶴岡などの関係者44人が参加して稲の生育状況や刈り取り適期を確認した。
「はえぬき」「つや姫」「雪若丸」や昨年度から試験栽培を行っている多収性品種「幸の栖(さちのすみか)」の管内4カ所の展示圃を巡回。耕種指導係が青籾歩合などを調査し、各圃場で取り組んでいる栽培方法や新品種の試験栽培の状況を説明した。
管内では出穂が平年より1~2日程度早く、管内平均で「はえぬき」が7月30日、「つや姫」が8月7日となった。梅雨明け以降、日照時間も多く推移しており、最低・平均気温ともに昨年より低いものの平年より高く、降水量は少なく経過しております。今年も昨年に続き高温登熟年となっており、稲体の消耗を防ぐよう適切な水管理を呼び掛けている。また、登熟進度についても高温により早まっており適期刈り取りを行うよう呼び掛けた。
農事組合法人 鶴岡共乾施設利用組合の設立総会を開催
令和6年9月2日、JA鶴岡農業振興センターにおいて農事組合法人「鶴岡共乾施設利用組合」の設立総会が開催され、JA鶴岡の保科亙組合長、鶴岡市の皆川治市長をはじめ、東北農政局、山形県庄内総合支庁、全農山形県本部および組合員と職員あわせて120名が参加した。
共乾施設は、これまで各利用組合で運営されてきた。老朽化による高額な修繕・更新費用の増加や利用率の低下、労働力不足などの課題があり、再構築に向けて平成26年から検討を重ねてきた。今回、新利用組合の設立により、老朽化施設の統廃合と解体、新規施設の建設に取り組み、運営の一元管理によって長期的な運営メリットを追求していくことが可能になる。新利用組合は、既存の管内8つの施設利用組合を統合し、利用組合員712名として設立する。
設立発起人の伊藤狹さんは、挨拶の中で設立経緯と課題について触れ、「今後も継続可能な稲作の後継者に対する責任の第一歩と確信している。皆様にはなお一層のご理解とご協力を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げる」と述べ、組合員や関係者に対して協力と団結を呼びかけた。今後、令和26年度まで利用面積を3,100㌶まで集約する計画であり、将来の稲作経営の発展に寄与することが期待されている。
設立経過と将来への決意を述べる設立発起人の伊藤狹さん
貯金金利の引上げのお知らせ
鶴岡市農業協同組合(組合長 保科 亙)は、日本銀行の金融政策見直しに伴う市場金利の動向を踏まえ、2024年9月2日(月)より、各種貯金金利を引き上げいたします。 詳細につきましては、以下よりご確認ください。
貯金金利情報