フリージア実績検討会と栽培講習会を開く
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JA鶴岡花き振興部会は6月7日、鶴岡市のJA農業振興センターでフリージアの2018年度実績検討会を開いた。関係者12人が出席した。
販売実績や市場動向を報告。19年度に向けて課題を整理した。
2018年度は約50万本(前年対比121%)を出荷。平年並みの出荷となり、販売額も前年を上回った。
冬期間の温暖な気候の影響で、促成作型・季咲全般で、丈が長く草勢はボリュームがあった。営農指導員からは、安定した需要のある3月彼岸向けに促成作型比率を上げることや、葉やけ対策として、換気は早朝からゆっくり行い、適度に潅(かん)水するなど対策してほしいと呼び掛けた。
販売担当は「シーズン通して品質がよく、等階級の選別もしっかりしていた。全国的にフリージアの作付けは減少している。需要のある3月の出荷を増やし、販売高増を目指して一丸となって頑張ろう」と呼び掛けた。
栽培講習会では、茨城県農業総合センター園芸研究所・主席研究員で博士の本図竹司さんが講師となり、栽培のポイントを確認した。本図さんは切花の消費動向を分析し、これからのフリージアには強い芳香やウイルス抵抗性、幅の広い花色などが求められることを伝えた。