「田川焼畑赤かぶ」伝統の山焼きを行う
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JA鶴岡田川焼畑赤かぶ専門班は鶴岡市田川地区の杉伐採地で恒例の山焼きを行った。
山焼きは同地区特産の赤カブ「田川焼畑赤かぶ」生産にかかせない伝統的自然農法。土壌改良や防除効果がある焼畑農法にこだわり、毎年8月の炎天下に行われる。今年は同専門班員16人で約80㌃の山焼きを行った。
作業は、杉枝の天地返し、下草刈り、延焼防止などの事前作業を終えた山の斜面上側から火をつけて焼く。炎熱の中、急な傾斜で燃え広がりを調整しながらの過酷な作業だ。杉の葉と枝の灰が肥料となり、山肌に元肥を散布して播種する。
栗本幸子班長は「今年は天候が変わりやすく、山焼き日程選択で非常に苦慮した。大変な作業をした分、美味しい田川焼畑赤かぶに育ってもらえればうれしい」と話した。
特産「田川焼畑赤かぶ」は10月上旬に収穫を迎え、パリッとした食感で辛味があるのが特徴。主に地元の漬物業者へ出荷され、出荷数量は約5.5㌧を見込む。
山焼きを行う班員