サヤインゲン目揃い会で出荷規格を確認
JA鶴岡サヤインゲン専門部は10月2、3の両日、鶴岡市のJA西郷選果場と北部集出荷場で抑制栽培サヤインゲンの目揃い会を開いた。2日間で生産者約40人が参加し、出荷規格などを確認した。
JAの園芸指導係が各等階級の長さや太さ、品質、形状などをサンプルを提示して説明した。箱詰めは量目を確認し、注意点を伝えた。
JAの販売係は「10月に入り他産地も順調な出荷となっている。2粒以上あれば規格外でも出荷できるので、1箱でも1㌔でも多く出荷してほしい」と呼び掛けた。
抑制栽培のサヤインゲンは同専門部で66人で栽培し、1.1万箱(1箱2㌔)を見込む。出荷は10月中旬にピークを迎え、11月下旬まで続く予定だ。
サンプルを確認する生産者
女性部「生き活き塾」で魚のさばき方学ぶ
JA鶴岡女性部は9月28日、鶴岡市農村センターで第1回「生き活き塾」を開き、女性部員23人が参加した。
生活協同組合共立社の職員で、地魚のおいしさや食文化を伝える庄内浜文化伝道師の五十嵐安治さんが魚のさばき方や調理法のコツを伝授。
参加者は、料理に応じた魚のさばき方を見学後、イナダの3枚おろしに挑戦。五十嵐さんに教わりながらイナダの頭や内臓を取り除き、刺し身に仕上げていた。
その他イナダの煮物、秋鮭のフライ、さざえの炊き込みご飯、ツバイ貝の煮つけ、あら汁の6品を作った。
五十嵐さんは指導をしながら「これを機会に、ご家庭でも魚を買って自分で調理してほしい」と伝えた。
参加者は「今まで自己流でやっていたので基本のさばき方や刺し身の切り方を学べてよかった。家でもチャレンジしたい」と笑顔を見せた。
令和8年2月には、第2回「生き活き塾」としてみそ造り講座を開催予定。
魚のさばき方を伝授する五十嵐さん㊨
さばき方を教わる女性部員
美味しい料理が完成しました♪
完成した料理
大泉小学校の児童が稲刈り体験 青年部大泉支部
鶴岡市立大泉小学校の5年生25人は9月26日、学校近くにある9㌃の学校田で稲刈りを体験した。
JA鶴岡青年部大泉支部の指導のもと、5月に植えた「コシヒカリ」を鎌で収穫。同校では食農教育の一環として毎年、田植えから稲刈りまでの稲作を学んでいる。
渡部政弘支部長は「鎌は刃物なので手を切らないよう、気を付けて作業にあたってほしい」とあいさつした。
部員の木村元康さんが鎌の持ち方や稲を刈る時のコツを指導。児童は鎌を使って1株ずつ丁寧に刈り取った後、コンバインによる刈取・脱穀の様子も見学した。
児童は「稲を傷つけないように気を付けて、鎌の向きを考えるのが大変だったけど、楽しかった」と話した。
収穫した米は、10月に行われる収穫感謝祭で味わう予定。
稲刈りのポイントを説明する木村さん
刈った稲を運ぶ児童
稲刈り楽しかったよ!
コンバインでの稲刈りも見学
みんなで協力してできました!
第33回JA鶴岡カップ争奪 中学校選抜野球大会を開催
JA鶴岡、鶴岡地区野球連盟は9月20日・21日の2日間、「第33回JA鶴岡カップ争奪中学校選抜野球大会」をWaTaRaI鶴岡ドリームスタジアムで開催した。市内の中学校を中心に鶴岡地区から6チーム、酒田・飽海地区から2チームの合計8チームが参加し、トーナメント方式による熱戦が繰り広げられた。
一時雨が降る状況にも負けず、選手たちは日頃の練習の成果を存分に発揮して素晴らしいプレーを連発。観客席からも大きな声援が飛び交った。決勝ではあくみ少年野球クラブと酒田四中野球クラブが対戦。あくみ少年野球クラブが7-5で勝利を収めた。閉会式では佐藤治久代表理事専務が農業からのメッセージとともに選手達の健闘をたたえ、優勝校にJA鶴岡カップ、準優勝校に盾を授与した。後日、副賞として両校へ新米の鶴岡産「つや姫」を贈呈する。また、参加賞として選手全員にJA鶴岡殿様のだだちゃ豆アイスクリームと鶴姫レッドメロンアイスクリームがプレゼントされた。
優勝したあくみ少年野球クラブ
準優勝した酒田四中野球クラブ
燃料課よりお知らせです
西郷倉庫で25年産米入庫始まる
9月11日、JA鶴岡管内で2025年産米の入庫が始まり、初検査行われた。鶴岡市のJA西郷倉庫では、「はえぬき」「雪若丸」などを合わせ約1100袋(1袋30㌔)とフレコン21本を検査し、うち主食用米は全量1等に格付けされた。
今年も6月中旬頃から高温で推移したため出穂が早まり、例年より稲刈りの開始が早まった。
9月末ごろから「つや姫」「コシヒカリ」などの晩生品種の入庫も始まり、JA鶴岡の倉庫では例年並みの約10万俵(1俵60㌔)の入庫を見込んでいる。
検査補助員が新米のサンプルを抽出
サンプルを検査するJA検査員
ネットメロン精算報告会を開く
JA鶴岡と西郷砂丘畑振興会は9月5日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で、2025年度ネットメロン精算報告会を開いた。生産者、JA役職員、市場関係者など約130人が参加した。
出荷数量は昨年よりも2500㌜ほど少ない46万5500㌜であったが、平均単価は2520円台と過去最高を更新。販売高は5年連続で11億円を突破し、11億7640万円となった。
西郷砂丘畑振興会の田中善明会長は「輸送問題に対応するため、集荷時間割やパレット積みについて皆さんにご協力いただき感謝申し上げる。今年は春先の低温・日照不足で経過し、6月下旬からは高温少雨と今までになく肥培管理が困難であった。端境期の軽減や極端なピークの解消など課題は多くあるが、平準出荷を重視し対策を講じながら、鶴岡の高品質で安心・安全なネットメロンを消費者にお届けするため専門部の皆さんからもさらにご協力いただきたい」とあいさつした。
JAの担当者が春先の低温による奇形果や6月以降の高温による日焼け果の発生、つる枯れ病やべと病などによって秀品率や出荷数量が減少したことを説明。販売についてはピークが平年より1週間程度遅れたため、他産地と競合することがなく、スムーズな産地リレーができたこと、また、事前商談による企画販売などの有利販売を行うことができたことを報告した。
市場関係者からは、高温期の品質管理徹底の強化や赤肉青肉のセット販売ができる出荷体制、50万㌜を目指した面積の維持・拡大をお願いしたいと要望された。
また、高品質なメロンを栽培した生産者と集落を対象に共励会表彰が行われ、集落の部で西茨が受賞した。
あいさつする田中振興会会長
共励会表彰を受賞した西茨集落の代表佐藤龍一さん
「女性部のつどい」を開催
JA鶴岡女性部は9月7日、東京第一ホテル鶴岡にて、今年から始まった新事業「女性部のつどい」を開催し、部員や関係者90名が参加した。石塚公美部長は「農作業で忙しい時期だが、リフレッシュの場として楽しんでほしい」とあいさつした。
第1部では、うぃずグループ代表の山口喜代美さんが「食で育む心と身体、食べる力・生きる力・叶える力」をテーマに講演。食べる力(栄養を摂る能力)、生きる力(より良く生きる能力)、叶える力(夢を実現する能力)の具体例を交えて解説し、日々の食生活を見直すヒントを提供した。参加者からは「健康的な生活の大切さを実感した」との声が寄せられた。
第2部では、JA鶴岡ファーマーズマーケット「もんとあ~る」の地元食材を使用したホテルシェフ特製の地産地消ディナーが提供され、普段とは一味違うアレンジ料理を楽しむ姿が見られた。また、景品が当たる抽選会も行われ、会場は笑顔に包まれた。
参加者は、講演での学びやおいしい料理を味わいながら、交流を楽しむ充実したひとときを過ごした。
食事内容の大切さを伝える講師の山口さん
部員同士の交流を楽しみました
燃料課よりお知らせです
児童が「だだちゃ豆」の収穫を体験 青年部南支部
JA鶴岡青年部南支部は9月2日、鶴岡市立斎小学校の3年生18人を対象に、管内特産のエダマメ「だだちゃ豆」の収穫と調理を指導した。
児童は食育学習の一環として、市内の農事組合法人IWCの圃場(ほじょう)で、6月に「だだちゃ豆」の種まきを体験。その後は草取りを行うなどしながら生育を見守ってきた。
児童は、胸ほどの高さに成長した品種「おうら」の株を土から引き抜き、さやもぎ作業をした。小学校へ戻り、自分たちの手で育てた「だだちゃ豆」を味わってもらおうと、とれたてをすぐに調理。シンプルにゆで豆にして夏の味覚を堪能した。
作業を体験した児童は「収穫は楽しかったけど、さやもぎは大変だった。採れたての『だだちゃ豆』はとてもおいしかった」と笑顔で話した。
収穫の仕方を説明する青年部員㊧
だだちゃ豆採れたよ!
調理も頑張りました!