女性部上郷支部「かがやき講座」で夏野菜の栽培管理を学ぶ
JA鶴岡女性部上郷支部は7月11日、鶴岡市の圃場(ほじょう)で、女性部員と上郷・豊浦管内の組合員家庭の女性を対象に「かがやき講座」を開講し、13人が参加した。
「夏野菜の栽培管理講習」と題し、JA園芸指導員の佐藤夏希主任を講師に招き、参加者の圃場でナスやトマト、キュウリといった夏野菜の生育状況を見ながら、脇芽のかき方や病害虫の対処方法など栽培管理のやり方を説明。栽培に関する悩みや疑問を共有しながら、これからの収穫シーズンに向けて、こまめな管理がポイントとなることを呼び掛けた。
参加者は「自家用の野菜作りのやり方を相談できてよかった。他の人が作っている畑の様子を見ることができて勉強になった」と話した。
「かがやき講座」は、女性部員外にも女性部の活動を知ってもらうことと交流を目的に、組合員家庭の女性を対象に参加を呼びかけており、令和5年度は全5回の講座を行う。第2回は、8月22日(火)に健康教室を開催予定。
圃場で栽培管理について学ぶ参加者
大泉枝豆直売グループ圃場巡回と全体会議を開く
JA鶴岡女性部大泉支部の大泉枝豆直売グループは7月7日、特産エダマメ「だだちゃ豆」の圃場(ほじょう)巡回と全体会議を開いた。会員14人が参加し、生育状況を確認した。
市内の圃場3カ所で「小真木」や「早生甘露」などの丈や葉数を調査。4月の定植後に霜、5月の上旬に低温があり早生品種を中心に生育遅れがみられたが、おおむね平年並みに生育は回復した。ハムシ、ヨトウムシによる葉の食害が散見され、JAの園芸指導係が病害虫防除の薬剤や散布時期、使用回数などを指導し、防除の徹底を呼び掛けた。
JA中央支所で行われた全体会議では、販売開始日や販売価格などについて協議した。販売価格については肥料などの資材価格が高騰する中ではあるが、昨年からの据え置きの1袋(600g)と枝付き1㌔束いずれも税込み850円とすることを確認した。
グループの生産者は15人。直売所は7月下旬から8月末頃までJA中央支所駐車場内の特設テントで営業する他、インターネット販売でも対応する。
「だだちゃ豆」の生育状況を確認する会員と園芸指導係
直売所の運営について確認
第2回あぐりセミナー 夏バテ予防レシピの調理を学ぶ
JA鶴岡は7月10日、第2回あぐりセミナーを鶴岡市農村センターで開き、市民19人が参加した。野菜ソムリエプロの鐙谷(あぶみや)貴子さんを講師に迎え、「庄内産野菜を使った夏バテ予防レシピ」と題して調理実習を行った。
今年コロナウイルスが第5類に移行したことから活動の幅が広がり、あぐりセミナーでは約4年ぶりに調理実習を行った。
参加者は先生の指導のもと、庄内産の夏野菜をふんだんに使って、夏野菜のカレーパエリアやズッキーニのチーズピカタ、モロヘイヤとトマトと卵のスープなど8品を作った。
参加者は、「今日のレシピはとても参考になった」「いつも同じ味付けになってしまいがちだが、教えてもらったポイントをさっそく普段の食事に取り入れたい」と話した。
「JAの時間」では職員が、市民を対象とした「あぐりスクール」「あぐりセミナー」などの生活文化事業を紹介した。
参加者に説明する鐙谷先生㊧
夏野菜をたっぷり使った料理完成しました♪
だだちゃ豆収穫体験イベント2023開催のお知らせ
鶴岡の特産「だだちゃ豆」を畑で収穫するイベントを全2回開催します。
ベテラン農家が作業をお手伝いしますので、どなたでもお気軽にご参加ください。
【開催日】
①2023年8月5日(土) / 受付時間:午前7時30分~10時
②2023年8月19日(土) / 受付時間:午前7時30分~10時
※ご予約は不要です。
【イベント内容】
・だだちゃ豆の圃場で10株を収穫いただき、枝から莢をもぎとります。枝付きのままお持ち帰りいただいても結構です。
・どなたでもご都合の良い時間にご来場できます。
・農家の方が作業をサポートします。
・開催日ごとに異なる品種を収穫できます。
【体験料】お一人様 1,000円(税込)※だだちゃ豆10株収穫
【イベント会場】
受付場所:布目公民館
所在地:〒997-0851 山形県鶴岡市布目27−2
体験圃場は公民館に隣接しており、お車でお越しいただけます。
【お問合せ先】
JA鶴岡 中央支所(阿部)
電話:TEL0235-22-2460 / 担当直通: 070-6955-3441
【実施団体】
農事組合法人大泉フェローズ
1日農業バイトアプリ「daywork」研修会を開く
JA鶴岡は7月4日、農業振興センターで1日農業バイトアプリ「daywork(デイワーク)」生産者向け研修会を開き、アプリに関心をもった管内の組合員6人が参加。アプリのインストール方法や基本的な使い方などを学んだ。
JA職員が講師を務め、県内でのアプリ活用状況などを説明し、高いマッチング率になっていること、若い世代の利用が多いことやアプリの操作については、参加者自身のスマートフォンにアプリをインストールしながら、初期設定の方法や仕事の募集方法、アプリを利用する上での心得を説明した。
職員は「1日単位の募集だが、求職者からまた働きたいと思ってもらえるような、対応・環境づくりをして求職者からリピーターになってもらえるよう努めてほしい」と伝え、アプリの活用を促した。
参加者は「忙しい時期の人手確保に活用したいと思った。アプリを使いこなせるか心配だが、1回手伝いに来た人がリピーターがとなってくれることを希望する」と話した。
この講習会は、特産のエダマメ「だだちゃ豆」に関する求人が増える時期にあわせ研修会を企画し、今年で3回目。
JA鶴岡管内では、2023年1月~6月下旬まで生産者15人が83件の仕事の求人を出し、約170人の募集人数に対して219人の応募があった。マッチング率は87㌫。
基本の操作方法を学んだ
各種商品を取りそろえ サマージャンボフェア2023開催
JA鶴岡は7月1日、鶴岡市白山地区のJAすまいるプラザ・中央センター周辺で、サマージャンボフェア2023を開いた。
会場には、トラクタなど各種農機や、フェア限定価格の車、4K対応テレビなどの各種家電、ガス器具、仏具、寝具などの生活関連用品も多数展示。219世帯が訪れ、多くの人でにぎわった。
給油所3店舗はガソリンなどの特価販売でフェアを盛り上げた。
経済部の大井欣哉部長は「今年はコロナ制限が5類へと移行した状況の中、飲食関連企画を一部実施するなど、多くのお客さまが足を運んでくれた。今後はお祭り企画の復活などさらに組合員に魅力あるフェアで盛り上げていきたい」と述べた。
【各展示会場の様子】
家電
自動車
農機
出店
中央支所組合員交流会で110人が交流
JA鶴岡中央支所は6月30日、ベルナール鶴岡で4年ぶりとなる組合員交流会を開き、組合員やJA役職員など110人が参加。
実行委員長の伊藤淳代表理事専務は「新型コロナウイルス感染症により開催を見合わせていたが、4年ぶりに組合員の皆さまと交流できる機会を設けることができたことを感謝している。今日はぜひ楽しんでいってもらいたい」とあいさつした。
同地区生産組合長会会長の齋藤顯さんが乾杯の音頭をとり交流会を開始。アトラクションでは、かたばみ太鼓保存会が「かたばみ太鼓 酒井の太鼓」など2曲を演奏し会場を盛り上げた。抽選会も行われ、会場は大いに盛り上がり参加者は交流を深めていた。同支所総代代表の池原扇さんが閉会のことばを述べ2時間余りの交流会を閉じた。
乾杯
かたばみ太鼓
大盛り上がりの抽選会
交流を楽しんだ
稲作展示圃現地研修会を開く
鶴岡地域良質米生産推進協議会は6月27日、稲作展示圃(ほ)現地研修会を開いた。鶴岡市、生産者、JA鶴岡などの関係者42人が参加し管内3カ所の圃場を巡回した。肥料高騰対策として化学肥料を抑え、単肥と鶏フンで窒素・リン酸・加里を施用した「はえぬき」の圃場では、栽培経過と資材費の抑制による慣行栽培との収益の違いについて説明した。
6月上旬の強風から稲体保護のため湛水(たんすい)管理を行う圃場が多く、茎数の増加が鈍い圃場も一部散見されたが、その後のこまめな水管理で生育は回復傾向となっている。6月20日時点の生育状況は、平年対比で草丈がやや長く、茎数が並み~やや多く、葉色が並み~やや濃い状況。茎数が確保できた圃場より順次中干しに移行しており、今後予定されている分施巡回では適期適量の穂肥の実施、登熟を意識した水管理(間断灌(かん)水等)を重点的に呼びかけ、併せてケイ酸資材の重要性を周知していく。
巡回後の検討会で伊藤淳専務は「展示圃3カ所を巡回し生産者の肥培管理に感心した。もう1カ月すると出穂をむかえるので、皆さんの技術を結集して緊張感を持って対応していただきたい」と述べた。
「はえぬき」の展示圃を確認する参加者
生育調査する耕種指導係
第1回あぐりセミナー 鶴岡産の花でフラワーアレンジメントに挑戦
JA鶴岡は6月26日、今年度第1回となるJAあぐりセミナーを鶴岡市農村センターで開いた。市民ら13人が参加した。市内で「花蔵」を営む三浦淳志さんを講師に迎え、鶴岡産の花を使ってフラワーアレンジメントを楽しんだ。
同JAの花き振興部会が生産した同市産の白、ピンクのトルコギキョウとひまわりのほか、カンパニュラなど7種類の花を使用。参加者は花の色や向きなど配置のバランスに注意しながら、1本1本丁寧に挿して素敵な作品を仕上げた。
参加者は「思っていたよりも難しかったけど、とても楽しい時間を過ごせました」と話した。
「JAの時間」では、職員がJAの事業や地域貢献活動について紹介し、JAバンクの利用や直売所での買い物などが農家の応援につながることを説明した。
あぐりセミナーは今年度5回の講座を予定している。
三浦さん㊧からアレンジの説明を聞く参加者
三浦さん㊧からアレンジのアドバイスを受ける参加者
鶴岡産のひまわりとトルコギキョウを使いました♪
子ども食堂へ農産物をプレゼント
JA鶴岡は6月23日、鶴岡市日吉町にあるJA本所で、山形県母子寡婦福祉連合会鶴岡市母子会の大滝美恵子会長に地元産のサクランボを贈呈した。
本取り組みはJAグループ山形の「子どもの居場所づくり」をサポートするプロジェクトの一環として行っており、旬の農産物を贈っている。
贈呈式では、JAの伊藤淳代表理事専務が、同会の大滝会長へサクランボ「佐藤錦」を手渡した。このほか、ミニトマト、キュウリをプレゼントした。
大滝会長は「今が旬のサクランボをいただきとてもありがたい。さっそくみんなでいただきます」とうれしそうに話した。食材は、同市総合保健福祉センター「にこふる」で開催される「鶴岡こども食堂」で使用される。
サクランボを贈呈する伊藤専務㊧