助け合いの会「けさらん愛、愛サービス」解散総会
JA鶴岡助け合いの会「けさらん愛、愛サービス」は3月14日、鶴岡市のJA 大泉支所で第24回通常総会を開いた。会員やJA職員ら14人が参加し、2021年度の活動報告や組織の解散についてを承認した。
21年度の活動報告では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止とした事業もある中、福祉施設でのボランティア活動や、いつまでも健康で自立した日常生活を送ってもらうことを目的に、イスに座ったままボールを使った筋トレや、全身をほぐすストレッチなどを体験する「健康サロン」を行った。
「けさらん愛、愛サービス」は高齢化社会に対応するため、組合員とその家族、地域住民がお互いに力をあわせ、助けあい活動を通じ安心して暮らせる地域づくりを進めつつ、会員自身の健康づくりや生きがいづくりを目的に、1998年から活動を行ってきた。
このたび、社会貢献、福祉事業との連携活動などで、役割を果たすことができたことから、解散となった。
阿部真由美会長は「会員の皆さんのおかげで地域貢献活動を続けてくることができた。会としての活動は終えるが今後もJA事業へ協力していきたい」と話した。
あいさつする阿部会長
協議する会員
フリージア目揃い会を開く
JA鶴岡花き振興部会フリージア班は3月14日、本格出荷を前に規格の統一を図ろうと鶴岡市のJA北部集荷場でフリージア目揃い会を開き、生産者など10人が参加した。
JA園芸指導係は等階級などの出荷規格や選別・調整作業などを伝え、今後は葉ヤケや病害虫管理に気を付けてほしいと注意喚起した。
須藤勝班長は「これから気温が上がってくる。長さのばらつきがないように切り方を調整しよう」と呼び掛けた。
フリージアは開花が卒業や入学など新たな旅立ちの時期と重なることから、キャッチフレーズは「旅立ちを祝う花」、花言葉は「希望」。
出荷規格を確認する生産者
直売所「もんとあ~る」出荷者表彰式を開く
JA鶴岡産直課は3月14日、直売所「もんとあ~る」において2021年(1月~12月)と前年同期の売り上げを比較して伸び率が大きい出荷者3人を表彰した。
約120人の対象者の中から、第1位に渡部智大さん(城南町)が輝いた。第2位は斎藤太さん(みずほ)、第3位は阿部晃士さん(谷定)だった。3人はいずれも2倍に近い伸び率だった。表彰式は鶴岡市のJA本所で開き、出荷者の他、五十嵐廣運営委員長ら産直運営委員、JA役職員ら10人が出席し、佐藤茂一組合長が表彰状と副賞を贈った。
佐藤組合長は「出荷者には経営のための農業、生きがいのための農業、楽しみのための農業を続けて出荷いただき、協力の輪を広げていただきたい」と話した。五十嵐運営委員長は「これからももんとあ~るへの出荷をお願いしたい」と述べた。
受彰者は「次も1位を目指して頑張る」「消費者のみなさんに喜んでいただける商品を提供していきたい」「これからも生きがいのための農業を頑張っていきたい」とそれぞれが意気込みを語った。
同表彰は売上の伸び率で比較するため誰にでもチャンスがあり、出荷の意欲向上につながるとして19年度から取り組んでいる。
前:斎藤太さん(代理:妻の順子さん)㊧、渡部智大さん㊥、阿部晃士さんん㊨
後:五十嵐運営委員長㊧、佐藤組合長㊨
げんき部会総会 新年度に向け活動を前向きに
JA鶴岡げんき部会は3月10日、鶴岡市農村センターで第20回通常総会を開き、会員14人が参加した。
前田哲男会長は「20年の歴史を振り返るとさまざまな事業を行ってきた。これからもコロナ対策をとりつつできる活動を継続し仲間づくりをしていきたい」とあいさつ。
2022年度は、生きがいづくり活動として子どもたちへ田植え、稲刈りの指導を行う。ふれあい交流活動では、福祉活動に協力するほか、健康講座の回数を増やし、楽しく学び合う。
21年度の活動内容を報告したほか、役員の選任では前田会長が再任した。
新型コロナウイルスの感染予防として、懇親会の自粛や会場を変更し対応した。
あいさつする前田会長
次年度の計画を確認する会員
第46回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール JA山形中央会長賞受賞
JA山形中央会は第46回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールを開催し、作文部門には県内48校から244点の応募があり、管内にある京田小学校6年生の鈴木亜悠睦さんが2部(小学4~6年)JA山形中央会長賞に選ばれた。
鈴木さんの作文は「ぼくの稲作第一歩」と題し、念願だった稲の苗出しを家で初めて手伝った時のうれしさと、将来の米作りへの夢などをつづった。
同コンクールはJAグループがすすめる「みんなのよい食プロジェクト」の一環として、稲作をはじめとする農業についての学びを深めてもらうとともに、子どもたちの優れた作品を顕彰することを目的に毎年実施している。
喜びの笑顔を見せる鈴木さん
水稲種子15㌧温湯消毒始まる
鶴岡市寺田にある大泉育苗組合の施設で、水稲種子の温湯消毒作業が行われている。作業は2日から始まり、作業員4人がローテーションを組んで日量約1.1㌧を処理する。
「つや姫」「はえぬき」「つくばSD1号」などの種子を品種ごとに色分けされた袋に入れ、60度の温水に浸して消毒し、生産者へ届けている。
温湯消毒を行うことで「ばか苗病」などの病害の発生を防ぐ効果や、農薬を使用するよりもコストがかからないメリットがある。同組合では農薬成分を減らした安全安心な米の生産、販売に向けて2012年から温湯消毒に取り組んでいる。大泉地区にある大泉カントリーエレベーターに搬入する米「つや姫」は、全量温湯消毒を行っている。
作業は20日ごろまで行い、生産者55人分、約15㌧の種子を処理する予定だ。
温水から種子を持ち上げる作業員
待望!「雪中軟白ねぎ」商標に登録
庄内地域で栽培される「雪中軟白ねぎ」が商標登録された。商標は、庄内5農協連名及び全農山形で平成31年3月に出願。令和3年11月に商標登録された。約3年がかりの待望の登録となった。
「雪中軟白ねぎ」は全長を通常の長ねぎより長く設定し、フィルムで遮光する栽培方法や、厳寒期に収穫期間となることで甘くて葉から根元まで軟らかい品質が特徴。食べ方は天ぷらやねぎしゃぶなどがおすすめだ。
JA鶴岡長ねぎ専門部では、平成10年に栽培を開始。生産者は年々増加しており、令和3年度は90人で約5・9㌶作付けしている。今後、冬期間に出荷される「雪中軟白ねぎ」の生産をさらに増やしていく予定だ。
同専門部の渡部昌良司部長は「先駆者の並々ならぬ努力があってここまで来ることができた。今後も産地として高品質な軟白ねぎを出荷できるよう、生産者一丸となってレベルアップを図りたい」と話した。
商標登録された「雪中軟白ねぎ」
学校給食へ鶴岡産「つや姫」提供
JA鶴岡とJA庄内たがわは3月4日、市が取り組んでいる学校給食を通じた食育活動に協力し、市内の小・中学校合わせて全37校へ鶴岡産「つや姫」を提供した。
豊浦小学校の児童からは「つや姫だいすき」「甘くてモチモチしてとてもおいしい」「カレーと合っておいしい」などの感想が寄せられた。
JAでは今後も学校給食を通じた食育活動の取り組みに協力していく。
![](http://ja-tsuruoka.or.jp/wp-content/uploads/豊浦小3-500x375.jpg)
おいそうに食べる児童
窓口休業時間終了のお知らせ
庄内柿剪定講習会 剪定技術学ぶ
JA鶴岡庄内柿専門部は2月18日、鶴岡市青龍寺の生産者の圃場(ほじょう)で、庄内柿の剪定(せんてい)講習会を開き、生産者13人が参加した。
県農業技術普及課の担当者は、大玉生産にむけて側枝や優良な結果母枝を配置するための剪定方法のポイントを説明した。「新梢5~7㍉程度の充実した枝であれば花芽が問題なく形成している。昨年の霜の被害を受けた樹も枝の充実度を確認しながら剪定してほしい」と呼び掛けた。
現在の生育は平年並み。昨年は春先の降霜被害や収穫期の降ひょう被害もあり、出荷量は庄内全体で2020年度に比べ1割ほど減少した。
剪定のポイントを学ぶ生産者