健康サロンで生き生き運動/けさらん愛、愛サービス
JA鶴岡助けあいの会「けさらん愛、愛サービス」は11月12日、鶴岡市のJA大泉支所で健康サロンを開いた。会員ら11人が参加した。
阿部真由美会長は「1年ぶりに開催できてうれしい。明るく健康的に楽しもう」と呼び掛けた。
同市のたかだてスポーツクラブ事務局長で、スポーツ教室指導員の荻原恵美さんによる指導の下、イスに座ったままボールを使った筋トレや、全身をほぐすストレッチを体験した。
荻原さんは「寝る前にゆがみを正すストレッチを行うとゆっくり眠れる。有酸素運動と筋トレ、ストレッチの3つを行うと効果的なので、自宅でも取り組んでほしい」と話した。
参加者は「久しぶりに体を動かして気持ちがよかった。家でも取り組みたい」と話した。
健康サロンは、住み慣れた地域でいつまでも健康で自立した日常生活を送ってもらうことを目的に企画し、3月まで毎月開催する予定だ。
ボールを使って筋トレをする会員
JA鶴岡が「だだちゃアリーナ」の命名権を取得
JA鶴岡は、鶴岡市が同市山田に新たに建設した屋内多目的運動場(愛称「だだちゃアリーナ」)の命名権を取得した。
ネーミングライツ(命名権)・パートナー協定締結式が11月10日、鶴岡市役所で行われ、JA鶴岡をパートナーとして契約する協定書に皆川治市長、JA鶴岡の佐藤茂一組合長がそれぞれ署名した。
施設通称は「JA鶴岡だだちゃアリーナ」。契約期間は2021年12月1日から2026年11月30日までの5年間で、総額300万円(消費税別)。命名権料は同アリーナの管理運営費の財源の一部として活用される。式では皆川市長が「県内最大級の人工芝アリーナを多くの皆さまにご利用いただき、競技力向上と健康づくりに寄与する施設になってほしい」と話した。佐藤組合長は「”だだちゃ”という言葉から当JA特産の”だだちゃ豆”が連想されることから、熱き思いをもって応募した。ネーミングライツ・パートナーに選んでいただいたことを役職員一同喜び、組合員の皆さんも誇りに思ってくれていると思う。多くの市民に利用され、愛される施設になることを願う」と述べた。
屋内多目的運動場は大山工業団地内に建てられ、鉄骨造り2階建ての全天候型施設で県内最大級の人工芝運動場となる。1階の人工芝アリーナは48㍍×75㍍の広さで、面積は3600平方㍍。ゲートボールの場合は8面、テニスコートだと4面、フットサルは2面がとれる。2階には1周約230㍍のウオーキングコース、ボッチャや卓球、ダンスなどに利用できるホール(約280平方㍍)も備える。
市では、長く広く市民に愛される施設になるようにと、6月に愛称を募集。応募総数193点から「だだちゃアリーナ」に決定した。エダマメ「だだちゃ豆」は鶴岡市の特産品で全国的にも知名度があり、施設周辺にはだだちゃ豆畑があることなどから選定された。
11月21日に竣工(しゅんこう)記念式典を開き、施設は12月1日にオープンする。
協定書に署名した皆川治市長㊧と佐藤茂一組合長
「JA鶴岡だだちゃアリーナ」となった屋内多目的運動場の人工芝アリーナ
だだちゃアリーナ外観
「田川そば」「田川焼畑赤かぶ」をテーマに職員が食育授業
JA鶴岡は11月1日、鶴岡市の田川コミセンで、鶴岡市立朝暘第四小学校の3年生約80人に特産の「田川そば」と「田川焼畑(やきはた)赤かぶ」をテーマに職員が食育授業を行った。
JA生産振興課耕種指導係の佐藤泰紀さんが、「田川そば」の特徴や歴史、ソバを植えてから麺にするまでの流れなどを説明。山間部に畑があり、昼と夜の気温差でおいしいソバが育つことを紹介した。佐藤さんは「地域おこしを目的に結成された田川そばグループでは、栽培から加工、そばの販売までを行っている。食べた人からのおいしいという言葉が励みになるので、新そばをぜひ食べてみてほしい」と話した。
園芸指導係の本間一輝さんは「田川焼畑赤かぶ」の特徴や焼畑農法のやり方、栽培方法などを説明。本間さんは「土をよくするため、夏の暑い時期に山のきつい斜面で焼畑を行っている。高齢化が進み、生産が年々厳しくなっているが、おいしい赤カブをみんなに届けるために頑張っている」と伝えた。
「田川そば」の栽培方法を児童に説明するJAの佐藤さん
「田川焼畑赤かぶ」の栽培方法を児童に説明するJAの本間さん
田川焼畑赤かぶの目揃い会を開く
JA鶴岡田川焼畑(やきはた)赤かぶ専門班は11月1日、鶴岡市のJA田川支店で特産の赤カブ「田川焼畑赤かぶ」の目揃い会を開いた。生産者9人が参加した。
特産「田川焼畑赤かぶ」は、パリッとした食感で辛味があるのが特徴。主に地元の漬物業者に約6・5㌧の出荷を見込む。
JA園芸指導係が等階級などを説明し、「10月の降雨の影響で、早い作型で軟腐病が発生しているので、選別を徹底してほしい」と呼び掛けた。生産者はサンプルを見て規格を確認。栗本幸子班長は「品質管理に気を付けて良いものを出荷しよう」と話した。
今年度から赤カブの種取り事業の取り組み方を変更するため、流れや管理方法なども確認した。例年、役員を中心とする有志で採種を行っていたが、一部の人に負担が集中するため、今年度からは全員で行う。
サンプルで「田川焼畑赤かぶ」の出荷規格を確認する生産者
園児とサツマイモ収穫 青年部北支部
JA鶴岡青年部北支部は10月28日、鶴岡市播磨で栄保育園の園児36人とサツマイモ「べにはるか」を収穫した。
子どもたちに作物を育てる楽しさを知ってもらいたいと、6月に同園の園児らと一緒に苗を定植し、日々の管理は青年部員が行ってきた。
はじめに青年部員がスコップで土を掘り起こし、園児が収穫しやすいように準備。青年部員が収穫のやり方を教えると、園児らは一斉に大きな芋がどこにあるか競い合うように探し、土の中から丁寧に掘り起こした。
収穫を体験した園児は「土の中から見つけるのが楽しかった。いっぱい取れてうれしい」と笑顔で話した。
収穫したサツマイモは、園児らが家に持ち帰り、各家庭で味わってもらう他、園のおやつとして提供される。
みんなで楽しく収穫しました
たくさん収穫できました!
レクリエーション大会で心と体をリフレッシュ
JA鶴岡女性部は10月27日、鶴岡市小真木原総合体育館でレクリエーション大会を開いた。女性部員とJA職員ら約80人が参加した。
健康運動実践指導者で、シナプソロジーインストラクターの前田恵さんを講師に招き「心と体と向き合う講座~シナプソロジーとチェアヨガ~」と題し、自宅で手軽にできる運動を学んだ。
シナプソロジーは「二つのことを同時に行う」「左右で違う動きをする」といった普段慣れない動きで脳を混乱させることで認知機能の改善をはかる脳の活性化プログラムで、失敗を誘うようなスパイスを加えながら、脳に良い刺激を与え、認知機能を高める効果がある。参加者は、たくさん笑って健康的な汗を流した後、椅子に座ったまま手軽にできるチェアヨガに挑戦。日頃の凝りや疲れが蓄積した体を、ゆっくりと動かし、全身を気持ちよくほぐした。参加者は「激しい動きではないのに運動した感じがした。楽しみながらリラックスできた」と話した。
羽毛寝具の製造・販売をしている東洋羽毛工業株式会社が講師となり「睡眠セミナー」も行った。
例年は、部員の健康増進と交流を目的に軽スポーツ大会として競技を行っていたが、昨年に引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、健康講座として企画。参加者はマスクを着用の上、検温、手指消毒の感染対策を講じ、お互いの間隔を取りながら体を動かした。
睡眠セミナーを受講する参加者
シナプソロジーを指導する前田さん㊨
収入保険の推進で全国表彰!
JA鶴岡は収入保険の普及と加入推進に貢献したとして、全国農業共済組合連合会(NOSAI全国連)から表彰を受けた。10月29日、同連合会の坂康之統括参事が鶴岡市のJA本所を訪れ、佐藤茂一組合長に感謝状と記念品を手渡した。県内では、NOSAI関係者以外で初の表彰となり、東北では団体はJA鶴岡だけ。
JAでは2020年11月、NOSAI山形主催で、花き部会や農事組合法人、西郷支所組合員を対象に同保険制度の説明会をそれぞれ開催した。JAは会場の無償提供や開催案内を通知、説明会に職員も同席して加入を推奨するなど、連携した取り組みが加入拡大に結び付いたと評価された。
佐藤組合長は「自然災害などのさまざまなリスクがある中で、経営を安定させるため賢明な判断で加入した農家組合員が表彰を受けたものだと思う。JAでは今後も推奨していく」と述べた。
坂統括参事は「花き農家を中心に説明会が開催できたことで、収入保険の理解と加入が広がった。取り組みに感謝を申しあげる。今後とも協力をお願いする」と話した。
収入保険制度は19年にスタートし、全ての農産物を対象に、自然災害や価格低下、新型コロナの影響などによる販売収入の減少を補填(ほてん)する。青色申告農業者が対象で、保険期間の収入が基準収入の9割を下回った場合、下回った額の9割を上限に補償する。
同支所管内は、砂丘地を利用したメロンやミニトマト、花きなどの園芸品目の生産が特に盛んで、経営安定のため普及推進活動に積極的に協力した。
佐藤組合長㊧と坂統括参事㊨
転作・砂丘赤カブ目揃い会を開く
JA鶴岡は10月20日、鶴岡市のJA北部集荷場で転作田と砂丘地で栽培している赤カブの目揃い会を開いた。
転作・砂丘赤カブはJAが生産拡大に力を入れる園芸品目の一つで、播種(はしゅ)以降の管理作業が比較的少なく、コンテナによる集出荷で労力やコスト削減が期待できる。
昨年は発芽不良で出荷数量が例年の半量程度となったが、今年は天候も良く順調に生育している。
目揃い会には生産者6人が参加した。JA園芸指導係は、サンプルを見せながら選別基準を説明。肥大は良好なので品質管理に気を付けて出荷するよう呼び掛けた。販売主任は「新たな企画販売などで安定した価格でしっかり販売していくので、登録数量分の出荷をお願いしたい」と呼び掛けた。
生産者19人が10㌶で栽培。山形県内の漬物業者を中心に約110㌧の出荷を見込み、出荷は11月上旬に最盛期を迎え、12月下旬まで続く。
サンプルで「赤カブ」の出荷規格を確認する生産者
大泉枝豆直売グループ実績検討会を開く
JA鶴岡女性部大泉支部の大泉枝豆直売グループは10月11日、鶴岡市のJA大泉支所で2021年度の実績検討会を開き、会員15人が出席した。
集客数は昨年よりやや多く、直売所と通信販売を合わせて前年比10%増の売り上げとなった。通信販売の「産地直送だだちゃ豆」は、前年比10%増となる2592箱を販売した。
直売所では昨年に続き、営業時間の短縮やグループ員の店番制の廃止、飛沫(ひまつ)防止シールドの設置、行列を避けるため整理券を配布するなど、新型コロナウイルス感染拡大防止対策をとりながら営業した。
今年は乾燥、過湿の差が激しい1年だった。全体を通して例年以上に収穫量を確保できたものの、天候不順が影響し、肥大不足や擦れなどはじきが多発した。
22年度に向け、肥培管理を徹底し、高品質を維持していけるよう、排水対策や予防防除などの課題について情報を共有。今年産は種の質が悪く発芽率に大きく影響したため、発芽率を安定させるために、温度変化の少ないところで種を保管してほしいことも伝えた。
販売実績と今後の課題を確認した会員
キャベツ目揃い会 高品質出荷を呼び掛け
JA鶴岡は10月8日、鶴岡市のJA北部集荷場で加工用キャベツの目揃い会を開いた。生産者ら24人が参加した。
加工用キャベツは、枝豆との組み合わせで二毛作が可能なことや、コンテナによる集出荷で労力・コスト削減が可能なことから、JAが生産拡大に取り組む園芸品目の一つ。
JAの園芸指導係は、サンプルを見せながら選別基準を説明。鮮度を保つために極力外葉を付けて出荷することや、果尻の割れ、病害虫被害を確認するよう呼び掛けた。収穫前に1作型4~5つ割玉を行い、品質を確認することも求めた。
販売係長は「全国的に豊作状態で、外食産業はコロナ禍の影響を受け、消費は伸び悩んでいる。有利販売につなげるため、品質の良いものを出荷し、出荷予定など状況報告をまめにしてほしい」と呼び掛けた。
出荷されたキャベツは、業務用カット野菜などさまざまな用途で使われる。昨年は大雨による活着や初期成育不良の影響などで160㌧の出荷となったが、今年は天候もよく豊作傾向のため400㌧(前年比150%増)の出荷を目指す。2021年度は昨年比1・3倍の995㌃で栽培。出荷は11月に最盛期を迎え、12月中旬まで続く。
加工用キャベツの出荷サンプルを確認する生産者