東京の児童にオンラインで稲作授業

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡青年部は6月15日~17日、東京都江戸川区の小学校16校の5年生を対象にした食農授業を鶴岡市のJA本所とオンラインで結んで行った。3日間を通して、青年部員18人が参加。

児童は総合学習や社会科の授業で米作りについて学んでいる。

例年は、6月に同市と友好都市として交流のある江戸川区の小学校約15校に出向き、稲作の特別授業を行っていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、昨年よりオンライン授業の形で開催。JA本所のパソコンと小学校のテレビやスクリーンの画面を通じてオンライン授業として行うのは今年で2年目。

稲作の授業では、1年の作業の流れをまとめたDVDを流した後、青年部員が催芽や代かきといった稲作の工程について写真を見せながら説明した。質問コーナーでは、農家になったきっかけや米作りでの苦労話、おいしいご飯の炊き方などの質問が出た。

青年部の伊藤恒幸委員長は「部員の協力を得ながらコロナ禍でもできる活動を積極的に行い、児童に喜んでもらえたことがなによりの成果だ」と話した。

米作りの1年の流れを説明する伊藤委員長(右)

リモートで米作りについて質問する児童

 

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夏切りトルコギキョウ目揃い会 出荷規格を確認

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夏切りトルコギキョウの本格出荷を前に、JA鶴岡トルコギキョウ専門部は6月16日、鶴岡市のJA北部集荷場で目揃い会を開いた。専門部員ら23人が参加した。

野村俊文専門部長がサンプルを示し、出荷時の開花輪数や蕾数、段ボールへの入り数などの出荷規格や水揚げ処理の方法を説明した。

JA園芸指導主任は「一部圃場(ほじょう)では土壌病害が見られたが概ね順調に経過している。収穫のタイミングを逃さず、1本でも多く出荷してほしい」と話した。

管内では24人が1.2㌶で栽培し、主に関東市場を中心に出荷。7月3週目に出荷ピークを迎える見込み。2021年度は販売高3800万円、21万本の出荷を目指す。

出荷規格を説明する野村専門部長(左)

 

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湯田川孟宗部会 安定生産めざし栽培講習会を初めて開催

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JA鶴岡湯田川孟宗部会は6月15日、鶴岡市湯田川の竹林で栽培講習会を開いた。生産者ら20人が参加し、密度管理やウラ止め、お礼肥(おれいごえ)について学んだ。

孟宗竹には豊作年である「表年」と凶作年の「裏年」があり、1年ずつこの周期を繰り返す。湯田川孟宗の収穫量も隔年で増減し、「裏年」である2021年度の出荷数量は、20年度の「表年」12・6㌧に比べて53%減の5・9㌧だった。例年にない不作だったため、栽培管理を徹底することで少しでも豊凶の差をなくそうと初めて企画した。

JAの園芸指導係は「豊凶差を少なくするには親竹の密度管理と、ウラ止めを行い雪害による竹へのダメージを減らすこと、適正施肥の3点が重要」だと説明。より多くのタケノコを収穫するためには施肥が必要で、お礼肥は収穫に感謝をする意味を込めて、孟宗を収穫した際の穴や新たに堀った穴に施肥を行うことで、親竹の活力を高める。施肥の前には必ず除草を行うことや、降雨前後の施肥が最も効果が高いことも伝えた。

五十嵐兵一会長は「親竹の密度は1㌃あたり15本程度が目安。密度管理やウラ止めは地表への日当たりをよくするためにも重要。伐採年齢がわかるように親竹に年数を記入し、6年目の竹を伐採するとよい」と助言。お礼肥の方法や、竹を前後にゆすって先端部分を落とすウラ止め作業を実演し、「来年の豊作と今後の安定生産を目指し、今日学んだこと生かして自分の管理を見直していこう」と呼び掛けた。

孟宗竹の管理方法を確認する生産者

 

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湯野沢地区でICT活用「ほ場水管理システム」の実証試験を開始

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今年度から鶴岡市湯野沢地区では、国営かんがい排水事業におけるICTを活用したモデル事業として、離れた場所でも水田の水管理ができる「ほ場水管理システム」の実証試験を始めた。

揚水ポンプと圃場(ほじょう)に設置されている給水栓を遠隔操作・自動制御することで、これまで操作のために圃場に行っていた時間を削減して農作業の負担軽減や、限りある用水の有効活用が期待される。

導入した農家は「だだちゃ豆栽培をしている農家も多いので、水管理の労力軽減を期待したい」と話した。

管内ではスマート農業の取り組みとして、2019年からリモートセンシングによる生育診断と、スマートフォンを活用した自動給水装置を2カ所(開水路とパイプかんがい)に導入し、検証試験を行っている。

水田管理システムのイメージ

南東北クボタの担当者から自動給水装置「WATARAS」の説明を受ける参加者

生育量に問題がないか確認する耕種指導係

 

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サクランボ「佐藤錦」目揃い会 霜害で収穫量減見込む

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JA鶴岡サクランボ専門部は6月14日、鶴岡市のJA北部集出荷施設でサクランボ「佐藤錦」の目揃い会を開いた。生産者ら11人が参加して、サンプルを参考に着色や玉ぞろい、出荷時の注意点などを確認した。

生育は順調で品質も良好だが、4月の霜害で結実が進まず、収穫量は平年と比べて3割減を見込む。JAの販売係は「市場への入荷が少なく引き合いが強い。品質の高さが重視されているので、注意してほしい」と話した。

その後、園芸指導係がサンプルを示しながら出荷規格を説明し、「出荷規格の特秀は玉ぞろいよく着色面積が70%以上のもの。箱やパックごと着色むらのないように詰め合わせてほしい」と呼び掛けた。
同専門部員は13人で、サクランボの出荷は6月下旬をピークに7月中旬まで約1・2㌧の出荷を予定している。

サンプルと資料を見ながら「佐藤錦」の出荷規格を確認する生産者

 

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「シャインマスカット」栽培技術講習を開く

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JA鶴岡生産振興課は6月11日、鶴岡市の生産者の園地で大粒のブドウ「シャインマスカット」の栽培講習会を開いた。

管内では、遊休期間が長い水稲育苗ハウスを有効活用し、31人が「シャインマスカット」栽培に取り組んでいる。

講習会には生産者ら16人が参加し、今年から収穫可能となる定植3年目の園地で、管理の留意点を学んだ。

県庄内総合支庁農業技術普及課の担当者は、種なし処理や、着粒確保と果粒肥大を促すための新梢(しんしょう)と副梢の摘芯方法、予備摘粒について説明。「植え付け後2年間は特に水やりが大事。8月末頃までは小まめに水やりをしてほしい。移植ベラで土中の湿りを確認したり、乾燥防止に株元にわらを敷くなど対策してほしい」と呼び掛けた。


「シャインマスカット」の予備摘粒を学ぶ生産者

 

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ミニトマト栽培基礎講習会を開く

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JA鶴岡生産振興課は6月9日、鶴岡市の西郷地区のハウスでミニトマト栽培基礎講習会を開いた。

JAでは、生産拡大に向けてミニトマト専門部と連携し、新規生産者や栽培年数が浅い人、生産を予定している人を対象に、講習会を開いている。基礎的な技術習得や必要な資材など、準備段階から出荷までを学ぶ内容で5回計画している。

1回目となる今回は、クロマルハナバチを扱っている株式会社アグリセクトの担当者が講師となり、クロマルハナバチの生態に基づいた巣箱や温度管理など、適した圃場(ほじょう)環境、訪花しやすい花の状態を紹介。暑さ対策を万全にするため、必要に応じて巣箱に保冷剤を入れることや、直射日光が当たらないように日陰を作り、風通しが良いところに設置することを伝えた。

また、ミツバチ、マルハナバチ専用の恒温カバー「はち頭巾」を活用することで、巣内を快適な温度に保ち、働きバチの安定的な利用が可能になることを説明。あわせて、花粉が少ない場合は餌不足になるため、蜂用花粉を与えるよう助言した。

6月23日(水)には第2回を予定している。

クロマルハナバチの生態について学ぶ参加者

 

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共済目標早期必達と交通安全を祈願

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JA鶴岡金融部共済課は6月7日、鶴岡市の金峯神社で関係職員15人が出席し、令和3年度の共済目標の早期必達と交通安全などを祈願した。

神事で祈願の後、長澤浩行金融部長は「新型コロナウイルスの終息が見えないが、引き続き感染症対策を行いながら、早期目標達成を目指してほしい」と話した。

斎藤幸共済課長は「お客さまを訪問することによって、今まで気づかなかったリスクに気づいていただけることもある。お役に立てる保障の提案につながるように推進活動を行っていこう」と呼び掛けた。

JAは毎年、金融部共済課職員と金融渉外担当のLMA(ライフマネーアドバイザー)が出席し、総合ポイントや3Q訪問、ニューパートナーの各種目標必達と交通安全を祈願している。

目標達成と交通安全を祈願するJA鶴岡の共済関係職員

 

 

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園児とサツマイモ苗を定植 青年部北支部

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JA鶴岡青年部北支部は6月3日、鶴岡市播磨で栄保育園の園児27人にサツマイモ苗の定植を指導した。

青年部員らは、事前に畑づくりを行うなど園児が作業しやすいように準備をした。

青年部の本間諭さんがサツマイモ「べにはるか」の苗の植え方について手本を示しながら説明した。

園児は土を掘って苗を植え、土をかぶせた後、「おいしいサツマイモができますように」と声を掛けながら水を掛けた。
サツマイモは秋に園児たちが収穫する予定で、焼き芋やスイートポテトなどに調理し、保育園の食事で提供される。

園児に苗の植え方を教える青年部員

上手に植えることができました

おいしいサツマイモができますように!

 

 

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大豆の種まき指導 青年部南支部

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JA鶴岡青年部南支部は6月2日、鶴岡市我老林で市立斎小学校の3年生13人に播種(はしゅ)機を使った大豆の種まきを教えた。

児童は、消毒と鳥からの食害を防ぐためピンクの薬が塗られた大豆 「エンレイ」の種が入った播種機を力いっぱい押し、種をまいた後、丁寧に土を掛けた。

児童は「機械をまっすぐ押すのが難しかった。力いっぱい押して疲れたけど楽しかった」と笑顔を見せた。

支部長の斎藤嘉一さんは「楽しみながら農業体験をしてもらえた。農作物ができるまでの過程を学ぶきっかけになればうれしい」と話した。

今後、児童と青年部と農事組合法人IWCが協力して畑を管理。10月ごろ収穫し、納豆と豆腐にして食べる予定。

同日、管内特産のエダマメ「だだちゃ豆」の種もまき、8月下旬に収穫し、ゆでて味わう予定。

播種機の使い方を指導する青年部員

力いっぱい播種機を押す児童

 

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