青年部員が「菜の花迷路」を制作
JA鶴岡青年部大泉支部は、鶴岡市矢馳の転作田に「菜の花迷路」を整備し、26日より一般開放を始めた。
同支部は、地域の子どもたちに自然と触れ合う遊び場を提供したいと、2017年に初めて企画。18年に続き、2年ぶり3回目。コロナ禍で外出が制限されている中、地域の憩いの場になってほしいという思いを込めて制作した。
組合員所有の転作田30㌃を借り受け、昨年秋に菜の花の種をまいた。今月10日ごろから開花し、大人の膝上ほどの高さにまで成長。同22日に部員が通路部分を刈り取って、迷路に仕上げた。
松浦雄太支部長は「コロナ禍で楽しみが減っているので少しでも癒やしになれば。菜の花迷路を自然の遊び場として楽しんでほしい」と話した。
27日には、大泉保育園の園児らが訪れ、迷路を楽しんだ。
菜の花迷路を駆け抜ける園児たち
遊びに来てね!
一面に広がる黄色いじゅうたん
ゴールデンウィーク期間の業務対応について
黄金産孟宗の出荷はじまる
鶴岡市黄金地区特産のタケノコ「黄金産孟宗(もうそう)」の集荷が、4月26日からJA金谷選果場で始まり、初日は953㌔が運び込まれ、地場市場を中心に出荷された。
同日開いた目ぞろえ会では、JA園芸指導係が出荷規格を説明。等階級別の品質や形状、一本あたりの重さ、出荷容器ごとの入り本数や量目の他、朝掘り出荷での注意点などを伝えた。
販売担当は、今年は全国的な裏年にあたり、他県の出荷も少なく市場からの引き合いは強い状況で販売が始まった事や、新型コロナウイルスの影響でギフト発送の需要が高まっていることから、ふるさと納税など企画販売に取り組みながら管内で一番多く出荷される「黄金産孟宗」をPRしていきたいと伝えた。
同選果場での集荷は5月いっぱい行われる予定で、今年度は約50㌧の集荷・販売を見込んでいる。
集荷作業を行う作業員
もんとあ~る白山店 苗売り場がオープン / ブレンドソフトも販売開始
JA鶴岡のファーマーズマーケット「もんとあ~る」白山店は5月末まで、鶴岡市の同店入り口付近に野菜苗の専用売り場を設けている。
売り場は4月23日に開設。産直会員の組合員7人がナスやトマト、ピーマンなど約100種の苗を出荷予定。今年は花の苗にも力を入れており、ペチュニアやナデシコ、ノースポールなど売り場を広げた。
同JA産直課の衣川希店長は「コロナ禍により家庭菜園やガーデニング人気が高まっている。地元生産者が育てた苗で、野菜作りを楽しんでほしい」と話した。
29日からは同店内にある「白山茶寮」で管内のフルーツを使ったオリジナルブレンドソフトを販売する。
鶴岡産のイチゴやラ・フランス、産地間提携をしている他JAのミカンやモモ、リンゴなど各地の特産品のほか、鶴岡特産のエダマメ「だだちゃ豆」のフレーバーなど常時数種類のソフトを提供している。
ブレンドソフトは各種300円(税込)、バニラソフトは200円(税込)で販売。
【営業時間】
■苗売場 9:00~17:00
■白山茶寮 9:00~18:00
人気を集める白山店の野菜苗
売り場を広げた花苗コーナー
「JA鶴岡 ミニトマトスープ」新発売
JA鶴岡は4月20日より、管内特産のミニトマトを使った「ミニトマトスープ」を販売する。
鶴岡市産のミニトマトを使用し、酸味と旨味を引き出したさっぱりとしたスープに仕上げた。
消費者の皆様に気軽に、手軽に、簡単に食卓周りで活用してもらうことで、地元農産物の魅力を感じてほしいと商品化を企画。
スープは顆粒状でサッとお湯に溶け、手軽にスープとして楽しめる他、オニオンやパセリが入っているので、ポトフやリゾット、パスタなど、幅広く調味料としても活用できる。
同JAミニトマト専門部では、159人が、17・2㌶で栽培。
規格外のミニトマトを加工品として使用することで、農家の収益向上につなげる。
1パック(25袋)1080円(税込)。JA鶴岡農産物直売所「もんとあ~る」各店を中心に販売。
問い合わせは、JA鶴岡 営農販売部 園芸特産課 電話:0235(29)2828。
管内特産のミニトマトを使った「ミニトマトスープ」
スープ以外にも調味料として幅広く活用できます!
管内小学校新入生に花束贈呈
JA鶴岡花き振興部会は、4月9日と13日、管内の全小学校の入学式で新入生646人に鶴岡産の花束をプレゼントした。式当日、部会員が小学校15校に届けた。
鶴岡市立西郷小学校では9日、新1年生11人に赤や黄色、ピンクなど色とりどりの花束を担任の教諭が手渡した。受け取った阿部月柊さんは「きれいなお花を頂き、うれしい」と話し、笑顔を見せた。
花束には「ご入学おめでとうございます。花のような彩(いろどり)のある明るい未来へ!!アルストロメリアの花言葉“未来への憧れ”」と記したメッセージが添えられた。
花束贈呈は昨年に続き2回目の取り組みで、新型コロナウイルス感染拡大の影響で通常の学校行事が行えない中、地元産の花を贈って入学式を明るく盛り上げようと企画した。
同部会の佐藤清張部会長は「地元産の花を見て、明るい気持ちになり、家族みんなが笑顔になれたらうれしい」と話した。
この日のために、同部会役員は5~7日、アルストロメリアやシレネ、セネシオの花約3500本を使って花束に仕上げた。
プレゼントされた花束に笑顔の新1年生
地元産の花 市役所でPR/花き振興部会
地元産花きをPRしようと、JA鶴岡花き振興部会は4月12日、鶴岡市役所本庁舎1階ロビーに市内産の花とアレンジメントの展示PRコーナーを開設した。昨年10月と11月に続き3回目の展示。
アルストロメリア、バラ、フリージア、シレネなどの花が庁舎を彩り、来庁者を楽しませている。16日まで。
展示コーナーには同部会の紹介パネルや、鶴岡の花を特集したJAの市民向け広報誌『ぱさらん』も設置した。
佐藤清張部会長は「地元産のさまざまな春の花を楽しんでほしい」と話した。
開設した鶴岡産の花が並ぶコーナー
鶴岡産の花を使ったアレンジメントが来庁者を楽しませている
同部会と鶴岡の花を特集したJAの市民向け広報誌『ぱさらん』を紹介するパネルを設置
水稲芽出し作業ピーク
山形県鶴岡市のJA鶴岡湯田川催芽場で、温泉の余り湯を活用した水稲の芽出し作業が最盛期を迎えている。4月9日、作業員らは手際よく種もみを湯に浸していた。
温泉湯を使った芽出し作業は江戸時代後期に同地区の大井多右衛門が始めたとされる。
湯田川温泉から催芽場脇の水路に流される余り湯の温度は約30~32度と種もみの発芽には最適。農家が持ち込んだ種もみ約8㌔を詰めた袋を湯に半日浸した後、場内水槽に敷いた枕木の上に袋を並べ、むしろで覆い半日蒸して発芽を促進させる。
専用の機器を使った芽出しに比べて低コストの上、発芽揃いが均一になるメリットがあり、農家からは好評だ。
今年は庄内一円のほか新潟県村上市から「はえぬき」や「雪若丸」「つや姫」など約241㌧の事前申込を受け付けた。ピーク時は一日約25㌧の漬け込みを行う。最盛期は17日頃までで、作業は4月下旬まで続けられる。
催芽場で温泉の湯に種もみを浸す作業員
花き振興部会役員が小学校入学式で贈る花束づくり
JA鶴岡花き振興部会は、管内の全小学校の入学式で新入生に花束を贈ることを企画。部会役員を中心に、4月5~7日、JA北部集荷場で赤や黄色など、色とりどりのアルストロメリアやシレネ、セネシオの花約3500本を使って花束に仕上げた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で通常の学校行事が行えない中、地元産の花を贈って入学式を明るく盛り上げたいと企画した。
佐藤清張部会長は「心を込めて花束を作った。コロナに負けないで学校生活を楽しく過ごしてほしい」と話した。
入学式は9日。花束は部会員が管内の小学校15校に届け、新入生646人に贈られる。
新入生に贈る花束を作る花き部会役員
水稲の芽出し 作業安全願う
温泉を利用する伝統の水稲の芽出し作業の始まりを前に、JA鶴岡米穀畜産課は1日、鶴岡市の湯田川催芽場と同地区にある由豆佐賣(ゆずさめ)神社で安全祈願祭を開いた。作業員やJA役職員ら14人が今年の作業の安全を祈願した。
米穀畜産課の五十嵐浩紀課長は「今年の事前申込数量は昨年より約1㌧増え、241㌧となった。農家・組合員の期待と信頼に応えられるよう事業を進めたい」と話した。
湯田川温泉の余り湯を利用した水稲の芽出し作業は、江戸時代後期に始まった。
農家が持ち込んだ種もみを入れた袋を温泉の余り湯が流れ込む水槽に半日浸し、枕木の上で半日蒸すことで発芽を促す。発芽が均一になることから、管内の農家だけでなく、庄内地方一円から利用申し込みがある。作業は4月いっぱい予定され、7~17日ごろにピークを迎える。
芽出し作業の安全を祈願する関係者