希望に胸膨らませ7人が仲間入り
JA鶴岡は4月1日、鶴岡市のJA本所で2021年度新規採用職員と登用職員の入組式を開いた。男性4人、女性3人の合計7人がJA職員としての一歩を踏み出した。
佐藤茂一組合長がそれぞれに辞令を手渡した後「皆さんの未来にはたくさんの望みと可能性がある。所属先での業務にあたり何事にも積極的に挑んでほしい」と激励。
新規採用職員を代表して白幡麗華さんが「鶴岡市農協の未来のために自分が何ができるかを常に考えて行動し、発展の一助となれるよう精進していきたい」と決意を述べた。
誓いの言葉を述べる白幡さん(中央)
ボールを使った運動で健康づくり 愛、愛サービス健康サロン
JA鶴岡助けあいの会「けさらん愛、愛サービス」は3月26日、鶴岡市のJA大泉支所で健康サロンを開いた。会員ら11人が参加した。
鶴岡市のたかだてスポーツクラブ事務局長でスポーツ教室指導員の荻原恵美さんを講師に迎え、音楽に合わせて楽しく体を動かした後、ボールを使った筋トレや、全身をほぐすストレッチを行った。
荻原さんは「有酸素運動と筋トレ、ストレッチの3つの運動を組み合わせて行うと効果的なトレーニングになる。ぜひ自宅でも取り組んでほしい」と話した。
同会の佐藤喜美副会長は「心も体もリフレッシュできて、楽しい時間を過ごせた」と話した。
健康サロンは、住み慣れた地域でいつまでも健康で自立した日常生活を送ってもらうことを目的に企画し、令和3年度も10月から3月まで毎月開催する予定だ。
ボールを使って筋トレをする会員
令和3年度アグリウーマン塾 受講生募集
農業経営に意欲的な若手女性農業者を対象に、実践力と経営感覚を養い、その活躍を支援することを目的とした養成塾です。
・研修期間 全6回(令和3年5月~令和4年1月)
・募集人員 15名程度(若手女性農業者)
・会 場 北村山地域振興局(村山市)(予定)
・受 講 料 無料(実費負担あり)
・問 合 せ 山形県立農林大学校 研修部(TEL:0233-22-8794)
・申し込み 最寄りの各農業技術普及課(5月7日(金)締め切り)
詳細は「やまがたアグリネット」(http://agrin.jp/)に掲載しています。
フリージア目揃い会を開く
JA鶴岡花き振興部会フリージア班は3月24日、鶴岡市のJA北部集荷場でフリージア目揃い会を開いた。生産者11人で約0.7㌶を栽培。
JA園芸指導係が等階級などの出荷規格や調整作業など注意点を説明した。販売状況についてはお彼岸や卒業式で強い引き合いを見せ安定した販売となった。今後は送別会や入学式などのイベントに期待し販売していくことをJA販売係が説明した。
須藤勝班長は「気温が徐々に上がってきている。葉ヤケしないようハウスの換気をして適温・かん水管理の徹底をお願いする」と呼び掛けた。
出荷規格を確認する生産者
女性部第50回通常総会を開く
JA鶴岡女性部は3月22日、鶴岡市の農村センターで第50回通常総会を開いた。部員・関係役職員48人が出席し、収支決算や事業計画など3つの議案について全て賛成多数で承認した。
渡部優子女性部長は「今年度の総括と次年度の事業を決める重要な場となる。皆さんの活発な意見を求める」とあいさつした。
2020年度は初めて本部企画のみそ造り講座を企画し、女性部員ら46人が参加。庄内産大豆「里のほほえみ」と県産米「はえぬき」を使ったみそ造りに挑戦し、次年度以降も継続して行う予定。
21年度は女性部結成50周年記念式典を開き、合わせて記念冊子の発行を予定している。
上程された議案は原案通り承認され、部員たちは来年度の事業に向けて気持ちを新たにした。
総会に先立ち、前本部役員の功績をたたえる感謝状の贈呈も行われた。
JA鶴岡女性部は、昭和47年に設立され、会員数は465人。設立以来、阪神淡路大震災や中越地震、東日本大震災の支援、設立した助け合い組織「けさらん愛・愛サービス」での福祉施設ボランティアなどを行ってきた。近年は、地域伝統食の伝承を目的として、高校生対象の伝統料理講習会に取り組んでいる。
次年度の計画を確認する部員
前本部役員へ感謝状が贈呈された
助け合いの会「けさらん愛、愛サービス」総会
JA鶴岡助け合いの会「けさらん愛、愛サービス」は3月18日、鶴岡市のJA 大泉支所で第23回通常総会を開いた。
阿部真由美会長は「思うように活動できず残念だったが、これからもコロナと付き合いながら活動を行っていきたい」とあいさつ。
2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止とした事業もある中、住み慣れた地域でいつまでも健康で自立した日常生活を送ってもらうことを目的に「健康サロン」を初めて実施。自分の体を見つめ直し、楽しみながら体を動かすきっかけになったことから21年度も継続して行う予定。
総会では、20年度の活動報告や21年度活動計画、予算案など原案通り承認した。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、研修、懇親会を控え総会のみが行われた。
活発な意見が交わされた
女性大学「きらめきカレッジ」第7期生の募集について
直売所「もんとあ~る」全体会議を開催
JA鶴岡産直課は3月16日、鶴岡市の農村センターで直売所「もんとあ~る」の全体会議を開催した。出荷者のほか、五十嵐廣運営委員長ら産直運営委員、JA役職員延べ約80人が参加し、2020年度の取り組みと21年度の取り組みなどの報告協議のほか、出荷者表彰を行った。
野菜、果物、花きや加工品など直売所全体の20年度販売実績は約8億8千万円で前年比8%増の見込み。特に特産「だだちゃ豆」は前年比約20%増となった。コロナ禍による中食の増加などにより客数・客単価が伸びた。また、産直品の100円均一祭や産地間提携による特産品の取り扱い、チョコレート「ロイズ」の移動販売などのイベントも大好評だった。
出荷者表彰では、20年1月~12月までの1年間の売上と前年同期間を比較し伸び率上位者を表彰した。第1位は湯田川地区の小田茂子さんが選ばれた。第2位は西郷地区の佐藤司さん、第3位は大泉地区の小池秀子さんだった。
佐藤茂一組合長はあいさつで「コロナ禍が追い風となった事業のひとつが産直事業。これは当JAだけではなく近隣のスーパーも同じ。お客様にまた来たいと思ってもらえる魅力ある店づくりをしなくてはならない」と述べた。五十嵐廣運営委員長は「会員、スタッフのおかげで3店舗ともお客様に喜ばれ頼りにされる店になっている。笑顔あふれる直売所になるよう委員一同これからも頑張っていく」と述べた。
会議は新型コロナ感染拡大防止のため、参加人数を制限し、2部に分けて開催した。
第1位に選ばれた小田茂子さん
第2位の佐藤司さん
第3位の小池秀子さん
大泉育苗組合 水稲種子の温湯消毒始まる
鶴岡市寺田にある大泉育苗組合の施設で水稲種子の温湯消毒作業が始まった。生産者59人分(約15㌧)の種子を処理する。
3月3日から作業が始まり、作業員4人がローテーションして日量約1㌧を処理。「つや姫」、「はえぬき」、「つくばSD1号」などの種子を品種ごとに色分けされた袋に入れ、60度の温水に浸して消毒を行い、生産者へ届けている。温湯消毒を行うことで「ばか苗病」などの病害の発生を防ぐ効果や、農薬を使用するよりもコストがかからないメリットもある。
同組合では農薬成分を減らした安全安心な米の生産、販売に向けて2012年から温湯消毒に取り組んでいる。大泉地区にある大泉カントリーエレベーターに搬入する米「つや姫」は、全量温湯消毒を行っている。
同作業は今月18日頃まで行う予定だ。
温水から種子を持ち上げる作業員
花き振興部会 第32回総会を開催
JA鶴岡花き振興部会は2月25日、鶴岡市のJA農業振興センターで第32回総会を開いた。部会員や関係機関の役職員約50人が出席し、収支決算や事業計画など4つの議案について全て賛成多数で承認した。
佐藤清張部会長はあいさつで「2020年は同総会後に緊急事態宣言が発出され、世の中の動きが止まってしまったかのような状況でスタートした1年だった。そのような中で部会役員が知恵を出し合い、市内小・中学校の入学式へ花束贈呈や市などで展示会を行った。需要喚起の活動は次年度も継続していきたい」と述べた。佐藤茂一組合長はあいさつの中で「コロナ禍の影響を最も受けたのは花き。加えて今冬の雪害があった。被害を受けた方へお見舞い申しあげる」と述べ、「JA鶴岡では雪害の助成としてハウスのビニール資材などの割引を決定したので、活用してほしい。今後も花き需要喚起活動の継続と収入保険やハウスの補強など災害への備えを万全にしよう」と呼び掛けた。
20年度の花き販売額見込みは約4億9000万円(前年比14%減)。新型コロナの影響によりイベントは少なかったが、需要期には例年並み以上の引き合いがあった。
21年度は増反、増産により約5億5000万円(前年見込比12%増)を目指す。リモートによる販売会議を実施し市場や仲卸などと情報共有を密にして販売の強化と安定を図る。消費地での販促活動を継続し、実需者を産地に招き巡回するイベントを開催し鶴岡産花きのファンづくりと定着に努めていく。
19年度まで2年間、花き振興部会部会長を務めた上野善光さんに佐藤清張部会長が感謝状を贈った。
あいさつを述べる佐藤清張部会長
議案承認の挙手をする部会員