女性部「生き活き塾」開講
JA鶴岡女性部は6月24日、鶴岡市農村センターで「生き活き塾」を開き、女性部員と部員外含む26人が参加した。
この事業は、部員以外の方にも女性部の活動を知ってもらい、女性部への加入推進を図るために企画されたもので、第1回となる今回は「健康講座」。
POWER GATE代表の伊藤祐輔氏を講師に、「じょさね棒」という八角形の棒を用いて軽体操を行った。腹筋の運動、背中の運動など、「じょさね棒」を持ち上げたり、杖にして足踏みをしたりと様々な運動で汗を流した。
伊藤氏は「体を支えている筋肉は日々の姿勢からも影響する、姿勢が悪いとバランスが歪んでしまう」と話し、体の歪みと筋肉のバランスの大切さを参加者に伝えた。
また、運動の間に「幸せに生きるための心の健康法」の講話をし、笑いある楽しい時間を過ごした。
参加者は「体も心もほぐされて、とても楽しかった、次回も参加したい」と話した。
6年度の「生き活き塾」は計4回開催予定。次回は9月上旬に「懐石料理のマナー講習」を行います。
伊藤さんの指導で体をほぐした
じょさね棒を使って体操をする女性部員
地元の小学生が庄内砂丘メロンを学ぶ
JA鶴岡西郷支所は7月2日、鶴岡市立豊浦小学校の校外学習を受け入れ、同校3年生14人に特産のメロンについて特徴などを伝えた。
同支所では毎年6月から7月にかけて、鶴岡市内の小学校の校外学習に講師として協力。今年は9校約400人を受け入れる予定。
庄内砂丘にあるメロンの圃場(ほじょう)では、JA職員が管内のメロンの栽培面積や栽培期間、砂丘地で栽培する理由などを説明。
JA西郷選果場では、箱詰めされたメロンがローラーコンベヤーに運ばれて出荷される工程や糖度検査のやり方を見学。児童は、管内では「アンデス」「鶴姫」「鶴姫レッド」の3品種を栽培し、年間50万㌜(1㌜5㌔)を出荷していることなどの説明を受けた。児童からは「メロンを美味しく作るためのポイントは何か」「どうしてメロンを作ろうと思ったか」など多くの質問が出された。見学後、児童は「メロンについてたくさん知ることができた。楽しかった。」と話した。
メロンの圃場を見学する児童
選果場でメロンの糖度の測り方を説明するJA職員(中央)
子どもたちに笑顔を 産直会員が旬の農産物を提供
JA鶴岡ファーマーズマーケット「もんとあ~る」は6月26日、庄内地域の子どもたちに食事を無償提供する「庄内ちいき食堂」に、産直会員より提供いただいた食材を贈った。
もんとあ~るでの食材提供の協力は今回で4回目。
旬のアスパラガスやキュウリ、タマネギ、ニラなどの野菜、中華めんや果物などをご提供いただき、参加した親子に食事のふるまいと各家庭にプレゼントされた。
この日は、鶴岡市の農村センターで、庄内地域に住んでいる33組91人の親子に野菜たっぷりのカレーライスなど、旬の食材を使った食事が提供された。
「庄内ちいき食堂」は、2021年12月に、代表の疋田司さんが食を通じて子どもたちに元気と笑顔を届けたいと運営をはじめた。近年は、毎月最終水曜日に酒田市と鶴岡市の会場を交互に開いており、食事を提供するほか、食材や日用品、ぬいぐるみなどの無償提供や、おもちゃなどを用意し子どもたちがたくさん食べて、元気に遊べるように企画している。これまで約1400人の親子が参加している。
疋田さんは「野菜などの提供をいただき、その種類と量の多さに大変な驚きと感動を覚えた。野菜を食べた子どもたちが「あの味が恋しいので庄内で生きていきたい」と思えるような機会になれたらうれしい。これからも生産者のみなさまにはご支援を賜わりたく、ぜひよろしくお願いしたい」と話した。
産直会員の皆さまよりいただいたたくさんの食材
カレー美味しいね♪
家庭用にお持ち帰りの食材もプレゼント!
青年部が名古屋市の小学校とオンラインで稲作特別授業
JA鶴岡青年部は6月28日、名古屋市の汐路小学校の5年生の児童を対象にJA鶴岡の本所とオンラインで接続して稲作授業を行った。
児童たちは社会科の授業で米づくりについて学んでおり、今回汐路小学校の先生よりJA鶴岡に農家の方よりゲストティーチャーとして授業をしてほしいという依頼があり実現した。
JA鶴岡青年部では3名の盟友が授業を担当し、自己紹介をした後に1年間の米づくりに関する農作業映像を見てもらい、その後児童から米づくりに関する質問を受け付けた。
児童からは「農家をしていてやりがいを感じることは何か」「JAはどんな役割をしているのか」「米づくりが将来どうなってほしいか」などたくさんの質問が出た。
その後、米づくりの課題と対策について触れ、生産者の減少や米の消費量が減少していること、近年の異常気象による影響などを課題としてあげた。
児童は「教科書では学べなかったことを直接聞けて勉強になった」と感想を述べた。
授業を担当した青年部員は「過去のオンライン授業の経験が活かせてよかった」と話した。
オンラインで米作り授業を行う青年部員
米作りへの思いを伝えた青年部員たち
サマージャンボフェア2024開催
JA鶴岡は6月29日、鶴岡市白山地区の中央センター・農機センター周辺で、サマージャンボフェア2024を開いた。
会場には、トラクタなど各種農機や、フェア限定価格の車、4K対応テレビなどの各種家電、ガス器具、仏具、寝具などの生活関連用品も多数展示。253世帯が訪れ、多くの人でにぎわった。
給油所3店舗はガソリンなどの特価販売でフェアを盛り上げた。
機械燃料部の工藤譲部長は「今回の展示会から生活・福祉も中央センターエリアでの一体開催となり、来場された皆さんからは大変好評でした。これからも見直ししながら、喜ばれる展示会にしていきたい」と述べた。
サマージャンボフェア2024を開催
農機の展示ブース
家電ブース
実演を行う福祉用具係
第52回通常総代会を開催
JA鶴岡は6月21日、東京第一ホテル鶴岡で第52回通常総代会を開催した。総代495人のうち本人出席320人、書面議決が82人で出席総代は402人。
議長には、中央支所(上郷地区)の土岐善幸総代を選任した。2023年度事業報告および剰余金処分案、令和6年度事業計画、固定資産(金融本店・もんとあ~る駅前店)の取得など全10議案を提出し、原案通り全て承認した。
販売事業では、新型コロナの5類移行により業務用米の需要が回復したことに加え全国的なコメの不足感により、23年産米の販売進度が例年に比べ進んでいる。青果物はメロン販売額が11.2億円、だだちゃ豆が夏の猛暑と長引く残暑が影響し6.8億円となった。ミニトマトも高温障害による減収基調となり4.6億円と天候による影響を大きく受ける結果となった。
購買事業は、生産資材は肥料価格の下落やパイプハウスの供給の減少等により計画・前年を下回った。生活・農機・自動車・燃料についても計画・前年を下回った。
産直事業は、23年2月にのぞみ店を閉店したが白山店・駅前店への誘導及び経費削減効果により計画・前年を大きく上回った。
信用事業は、計画で見込んでいなかった農林中金の特別配当金や劣後ローンの利息等により計画・前年を上回った。共済事業は、計画を上回ったが共済連からの配当金の減額が影響し前年を下回った。
事業総利益は前年対比98.8%の19.8億円。事業利益は1.3億円で、事業外収益として受取配当金および賃借料、雑収入があり経常利益は2.2億円。当期剰余金は1.3億円となった。
当期未処分剰余金は3.4億円。1%の出資配当金や事業の利用分量に対する配当金などを除く1.6億円を次年度に繰り越した。
議事に先立ち、23年度高品質米生産共励会を行い、生産組合表彰と品種別に2人の生産者を表彰した。
この日をもって佐藤茂一代表理事組合長、伊藤淳代表理事専務ほか7人が役員を退任し、総代会後に行われた臨時理事会にて、代表理事組合長に保科亙(新任)、代表理事専務に佐藤治久(新任)が選任されました。また臨時監事会にて、代表監事に佐藤賢(新任)、常勤監事に小野和治(再任)が選任されました。
質疑に応える佐藤組合長
高品質米生産共励会表彰者の皆さんと佐藤組合長(中央)
青年部が東京の児童に稲作特別授業
JA鶴岡青年部は6月13日~14日の2日間、鶴岡市と友好都市の盟約を結ぶ東京都江戸川区の小学校11校へ出向き、約1000人の児童に稲作特別授業を行った。部員11人が、2~4人ずつ4班に分かれて各小学校を訪問。種まきから田植え、稲刈りなどの過程や、米作りへの思いなどを伝えた。
食と農への理解を深めてもらうことを目的に毎年出前授業を行っている。
各小学校では、5月の初旬に送った苗で事前に田植えを行っており、部員らは学校田やバケツ苗の生育状況を確認。栽培のポイントなどをアドバイスした。
青年部員の農作業風景を撮りため、1年間の米作りの流れをまとめた映像を視聴した後、青年部員が田植えや稲刈りなどの工程について写真を見せながら説明した。
児童からは、米の収穫量や機械の値段、おいしい米のブランド、米作りで苦労していることは何かなどについて質問が出た。
小笠原隆道委員長は「みんながたくさん食べてくれると農家としてうれしく励みになる」と話した。
米作りの流れを説明する小笠原委員長㊧
学校田の様子
食と農の大切さを伝えた青年部員たち
豊浦上郷年金友の会 グラウンドゴルフ大会を開く
JA鶴岡豊浦上郷年金友の会は6月15日、鶴岡市櫛引総合運動公園で第2回グラウンドゴルフ大会を開き、会員34人が参加した。
豊浦・上郷年金友の会の会長の石井善兵衛さんは「日頃の練習の成果を発揮して、怪我をしないように注意しながら、全員で楽しくプレーしよう」とあいさつした。
4~5人ずつの7チームに分かれ、男女オープンの個人対抗で、8ホール4ゲームの32ホールで腕を競った。
参加者は互いに声を掛け合いながら、好プレーが飛び出すと歓声が上がった。
熱戦の結果、みずほの佐藤喜代志さんが優勝。第2位は上京田の佐藤悌一さん、第3位は大谷下の渡部綾子さんだった。
成績は次の通り。
優 勝 佐藤 喜代志さん(みずほ)
第2位 佐藤 悌一さん (みずほ)
第3位 渡部 綾子さん (大谷下)
第4位 長谷川 誠さん (石 山)
第5位 佐藤 健治さん (石 山)
ホールポストに狙いを定め、ボールを打つ参加者
上位成績者(左から長谷川さん、佐藤悌一さん、佐藤喜代志さん、渡部さん、佐藤健治さん)
アンデスメロン目揃い会を開く
JA鶴岡ネットメロン専門部は6月17日、鶴岡市のJA西郷選果場で「アンデスメロン」の目揃い会を開いた。地域ごと4回に分けて開かれ、全体で生産者約120人が参加した。
JAの園芸指導主任がサンプルを示して秀品や優品などの選別基準を説明。メロンの形状やネット張り、ヒビ、日焼けなどの注意点を伝えた。また、圃場内で生育にバラツキがある場合は、生育に応じて段階を分けて収穫することや早朝の涼しい時間帯に収穫することなどを呼びかけた。
JAの販売担当者は、「有利販売につなげるため、出荷時に次回の出荷数量を報告してもらいたい。企画販売に力を入れている。体調に留意しながら、1㌜でも多く出荷してほしい」と話した。
今年の初出荷は6月3日で、前年より2日早かった。出荷は6月下旬から本格化し「アンデスメロン」は30万㌜(1㌜5㌔)、JA鶴岡オリジナル品種の「鶴姫メロン」や「鶴姫レッドメロン」と合わせて50万㌜を全国に向けて出荷する予定だ。同専門部では170人が107㌶で栽培しており、7月をピークに8月の上旬まで出荷される。
サンプルで選別基準を確認する生産者
ネットメロン生産者大会を開く
西郷砂丘畑振興会とJA鶴岡ネットメロン専門部は6月11日、茨新田にある西郷選果場でネットメロン生産者大会を開いた。生産者133人と市場関係者、JA役職員らが参加した。
同振興会の佐藤重勝会長は「今年のメロンは温暖な気候が続き、品質は良好。課題だった端境期に対応するため、作型調整を行い平準出荷を目指す。販売高12億円の目標達成に向け最後まで管理の徹底をお願いしたい」とあいさつした。
大会では、集荷の取り扱いや注意点、消費地情勢報告、物流の2024年問題などを協議。販売での取り組みでは、園芸特産課の神尾勇弥課長が事前商談で高単価を狙い有利販売を強化していることを報告。また、鶴岡産メロンを広く周知するため、横浜駅構内でのビッグポスターの掲示、試食宣伝などの店頭販売にもさらに力を入れて取り組むことを説明した。
最後に生産者の阿部三也さんが産地発展に向けてのスローガンを読み上げ、一致団結して組織強化を図り、安全・安心な高品質メロンを全国へ届けることを確認した。
あいさつする佐藤振興会会長
スローガンを唱和する生産者