営農研修会で水稲栽培経過を総括

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡は1月15日、JA鶴岡農業振興センターで営農研修会を開いた。生産技術や推進品目等の周知と推進を図るために開催し、JAの耕種・園芸指導係が説明を行った。

耕種指導係は、令和5年産米の作柄状況を気象経過に沿って振り返り異常高温、少雨による登熟への影響や次年度に向けた対策を説明した。令和5年産米は、稲刈り時期が早まり9月以降の気温が高かったため例年より「ひこばえ」の生育量が大きかった。「ひこばえ」は冬季に枯死するが、翌春作土にすき込まれる有機物が多くなることからワキの発生程度が強く、イネの根が大きなダメージを受ける恐れがあることから水交換や田干しによる予防を呼び掛けた。

園芸指導係は、推進品目の提案をメインに説明し、水稲育苗ハウスを有効活用したサヤインゲンを紹介。産直「もんとあ~る」で作って欲しい品目や需要期の紹介も行った。

同研修会は、1月中旬から下旬にかけて各支所・事業所で行われる。

耕種指導係から説明を受ける参加者。

 

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豊作と農作業の安全を祈願 西郷倉庫で蔵開き

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JA鶴岡は1月11日、鶴岡市のJA西郷倉庫で蔵開きを行った。年始の恒例行事で、関係機関やJAの役職員ら約30人が参列した。

倉庫内に設けた神棚へ宮司が祝詞奏上などの神事を行い、佐藤茂一代表理事組合長が玉串を捧げて、五穀豊穣(ほうじょう)や作業の安全を祈願した。

佐藤組合長は「昨年は夏の猛暑によって豊作とは言えない年であったが、今年は全品目豊作となることを祈願する。組合員の皆様の発展のために役職員一同貢献したい」と述べた。

 

玉串を捧げる佐藤組合長

 

 

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お正月を彩るフラワーアレンジメント講座を楽しむ

読了までの目安時間:約 1分

 

JA鶴岡女性部北支部輝き部会は12月26日に、鶴岡市のJA農業振興センターでお正月用のフラワーアレンジメント講習会を開いた。午後と夜の2部開催で、部員28人が参加。

市内でフラワーショップ「花蔵」を営む三浦淳志さんの指導のもと、お正月らしい若松や千両をはじめ、 スプレーマム、ハボタンなど8種類の花を用い、フラワーアレンジメントを楽しんだ。

参加者は、三浦さんから花の特徴と挿し方のコツを聞いた後、全体の色合いとバランスを見ながら一本一本、丁寧にオアシスに差し込み、彩り豊かな作品に仕上げた。

参加者は「華やかなアレンジが完成した。玄関に飾りたくさんの人に見てもらいたい」と話した。

講師の三浦さん㊨からアレンジの説明を聞く参加者

三浦さん㊧からアドバイスを受けながら作品を仕上げる女性部員

素敵なアレンジが完成しました!

 

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金融本店「ご来店感謝デー」を開く

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡金融本店は、12月20日~22日の3日間に渡り、組合員や地域住民の方々へ日頃の感謝を込めて「ご来店感謝デー」を開いた。

イベントでは来店者に温かいお茶と芋もちが振る舞われた。また、定期貯金や定期積金、共済などのご契約をした方には多肉植物や新鮮卵をプレゼントした。

来店者は「温かいお茶とおいしいおやつをいただき癒やされた。多肉植物ももらえてうれしい」と笑顔で話した。

3日間の来店者数は200人を超え、にぎわいを見せた。

金融本店の後藤真紀子課長は「天候の悪い中ではあったが、多くのお客さまにご来店いただきたくさんの笑顔があふれた3日間であった。ATM定期やネットバンク定期、新NISAなど新しい商品も増えており、身近に感じていただける良い機会になったと思う。今後も親しみやすい窓口づくりに努めていきたい」と話した。

 

記念品を渡す職員

 

振る舞いを受け取る来店客

 

 

 

 

 

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JA共済「交通安全教室」を開く

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡とJA共済連山形は12月20日、鶴岡市矢馳の鶴岡市農村センターでJA共済「交通安全教室」を開いた。組合員や市民、JA関係者など約50人が参加した。

同教室は、JA共済の地域貢献活動の一環として、シルバー世代向けに改めて交通安全の大切さを伝え、交通事故撲滅に向け全国各地で公演を行っている。

JA鶴岡の齋藤剛金融部長は「この時期は暗くなる時間が早く、交通事故が増加傾向にある。本日の交通安全教室を通して事故のない安全で快適な日常生活を過ごしていただきたいと思う」とあいさつした。

鶴岡警察署の大滝さんの講話では、歩行時は反射材の活用や明るい服装を心掛けること、また、運転時はライトは早めに点灯すること、特に冬場の運転は車間距離を取ってスピードを落とすようにとポイントを説明した。

教室では交通安全DVDの放映やゲーム、体操の後に交通安全に因んだ落語を楽しんだ。

交通安全落語の先生には笑福亭鉄瓶(てっぺい)さんをお迎えし、プロの落語家の話で笑いながら、交通安全の大切さを学んだ。

 

笑福亭鉄瓶さんの落語を楽しむ

 

ゲームで反射神経をチェック!

 

 

 

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稲作総合実績検討会を開く

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JA鶴岡や鶴岡市などで組織される鶴岡地域良質米生産推進協議会は12月19日、令和5年度稲作総合実績検討会をJA鶴岡農業振興センターで開いた。生産者や市、JA関係役職員48人が出席。
佐藤茂一組合長は「今年の1等米比率は全品種で過去にない結果となった。今年ほど自然環境の影響を大きく受けた年は無かったであろう。今後、耕種指導係、関係機関と連携しながら高温対策を講じていきたい」と述べた。
検討会では耕種指導係が令和5年産米の作柄概況を報告した。5月までの気象は水稲の生育にとっておおむね好条件だったが、6月3日の強風によって生育が一時的に抑制され、その後生育は回復したが梅雨明け以降の異常高温・小雨によって登熟に不利な条件となった。
主要品種の推定収量は平均で10㌃あたり588.3㌔。品質状況は全品種の平均1等米比率は4.65%、2等米比率94.87%。食味の指標となるタンパク値は主要3品種で過去4年の平均値と比べ高い傾向となった。「雪若丸」は白未熟粒が他品種に比べ少なかったことから、食味値は平年並みであった。次年度の対応として適切な水管理や初期生育の確保による稲体の活力維持や適期刈り取りなどが課題としてあげられた。
また、肥料高騰対策展示圃の結果を報告した。これまでの施肥設計を逸脱せず鶏ふんでリン酸、カリを補給、硫安で窒素をカバーすることで従来の施肥設計よりも30%程の肥料経費を削減した。品質面では従来の方法と差は出なかったが、収量面では地域や圃場により差が生じた。基本的に統一の施肥設計で試験を行ったが、今後は地域に合わせた設計で収量を確保していくことが課題だ。
県庄内総合支庁産業経済部農業技術普及課の担当者は、次年度以降の栽培技術対策を説明した。

肥料高騰対策展示圃の報告をする指導係。

 

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ちぎり絵に挑戦

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JA鶴岡女性部は12月16日に、鶴岡市農村センターで「ちぎり絵講座」を開き、女性部員と組合員家庭の女性16人が参加した。

雑誌『家の光』2024年1月号別冊付録を監修された、米沢市在住のちぎり絵作家のウメチギリさんを講師に迎え、付録の「ちぎり絵ブック」をテキストにクリスマスカード作りに挑戦。

ウメチギリさんは「ちぎり絵は1枚の紙と自分の指先だけで、さまざまなものを作りだすことができる。色を選ぶ楽しさ、紙をちぎる感触、自分でちぎったパーツのベストバランスを見つけるなど、とにかく楽しみながらやってみてほしい」と話し、はじめに折り紙の使い方からちぎり方、のりで貼るコツなどを伝えた。

参加者は、思い描いた形に折り紙をちぎる作業に悪戦苦闘しながらも、講師のアドバイスを受けながら、丁寧に作業を行っていた。

参加者は「色選びもレイアウトも難しかったが、先生からアドバイスを受けつつ、手作りだからこそのあたたかみのある作品ができた。悩みつつもとても楽しい作品作りの時間だった」と話した。

折り紙のちぎり方のコツを教えるウメチギリさん㊨

手作りのクリスマスカードが完成!

 

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手芸講習会でオリジナル作品作り楽しむ

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JA鶴岡女性部は12月16日に、鶴岡市農村センターで手芸講習会を開き、女性部員24人が参加した。

来年の干支(えと)である「辰」をモチーフにした押絵やお手玉、ハーバリウム&ウォールフラワーといった各コースに分かれ、作品作りに挑戦。

ハーバリウム&ウォールフラワー作りでは、酒田市で「ReLife Rubia」を営む森屋久美子さんを講師に迎え、2種類の作品を作った。参加者は、用意された花の中から出来上がりをイメージしながら好みのものを選んでいき、瓶に詰めていた。花をピンセットで飾る作業に悪戦苦闘しながらも、講師のアドバイスを受けながら、丁寧に作業を行っていた。

参加者は「色とりどりの花の中から好きな花材を選ぶ時間がとてもワクワクして楽しかった。作り手の個性がそのまま作品に出ていて、他の人の作品を見てまわる楽しみもあった」と笑顔で話した。

干支の押絵

干支のお手玉

ハーバリウム

ウォールフラワー

 

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フードロス削減に向けフードドライブに協力

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JA鶴岡女性部は12月15日、フードドライブ活動の取り組みとして女性部役員が持ち寄った食料品を鶴岡市社会福祉協議会へ贈呈した。

山形県JA女性組織協議会は、国連が提唱した「持続可能な開発目標(SDGs)」に関連して活動していくこととしており、フードロスの削減に向け、「もったいない」を「ありがとう」に変える「フードドライブ」活動に取り組んでいる。2017年度から、県女性協の活動として、家庭で不要になった食べ物を持ち寄り、一般社団法人やまがた福わたし(山形市)へ寄付していたが、上半期は県女性協全体で取り組み、下半期はJA女性部ごとの自主的な取り組みとして活動を行うことから、地域の社会福祉協議会へ寄贈することとした。

女性部役員宅から集められた米や乾麺、缶詰をはじめ、調味料などの食料品約100点はJA本所に集められ、渡部優子女性部長が、市社会福祉協議会の担当者に託した。

渡部部長は「これからも女性部として私たちができる支援を継続していくつもりなので、地域で生活に困窮している方の支援に役立ててほしい」と伝えた。

フードドライブとは、生活困窮者や子ども食堂などに食の支援として贈られ、社会福祉・団体等へ家に備蓄していた賞味期限中に消費できない食品や生活用品を寄付する活動。

集まった食料品を贈呈する渡部部長㊧

寄贈品一覧

 

 

 

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有限会社いとうファーム 山形県ベストアグリ賞受賞

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鶴岡市矢馳でエダマメ「だだちゃ豆」や水稲の栽培を手掛ける有限会社いとうファームが、2023年度の山形県ベストアグリ賞を受賞した。12月5日に県庁で授与式が行われ、同社代表取締役社長の伊藤稔さんが賞状と記念の盾を受け取った。
同賞は、地域の環境を活かし優れた経営体などを実践している先駆的な農業者を表彰している。23年度は2個人、4法人、2団体が受賞した。
伊藤さんは昭和48年に親元就農したが、出稼ぎ農業の脱却と周年生産へ移行のためナメコ栽培に取り組み、平成15年に従業員の通年安定的雇用や対外信頼性の確保を目的に「有限会社いとうファーム」を設立した。現在は、水稲15.6ha、「だだちゃ豆」9ha、ナメコ約34万瓶、キャベツ1.3ha、赤カブ2.1haなどさまざまな作物を栽培しており、安定経営の営農モデルを確立している。また、首都圏の小学校などに大豆の生育観察キットを使い命の大切さを伝える食農教育活動にも取り組んでいる。
伊藤さんは「農業を始めて50年、たくさんの地域の方々やスタッフに支えられて、この度大変名誉ある賞を頂くことができた。ナメコや米、だだちゃ豆などを組み合わせた周年生産や食育への取り組みが評価された事をとてもうれしく思う。弊社の営農モデルが、次の農業者の糧となり、より一層地域農業が発展して行くことを願っている」と話した。

 

吉村美栄子県知事より賞状を受け取る伊藤さん

 

有限会社いとうファーム代表取締役社長の伊藤稔さん

 

令和5年度山形県ベストアグリ賞受賞者

 

 

 

 

 

 

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