大泉枝豆直売グループ 40周年を迎える直売所の運営を確認
JA鶴岡女性部大泉支部の「大泉枝豆直売グループ」は6月13日、鶴岡市のJA大泉支所で特産エダマメ「だだちゃ豆」の栽培講習会と全体会議を開いた。会員14人が参加。病害虫対策など初期生育の管理のポイントと、今年で40周年を迎える直売所の運営について確認した。
松浦正子会長は「いよいよ皆さんが輝く時期がやってきた。一丸となって、私たちのだだちゃ豆が日本一おいしいと笑顔でアピールしていこう」とあいさつ。JAの指導員が黄化症対策や病害虫防除の薬剤や散布時期、使用回数などを指導した。
定植は平年並みに始まり、病害も少なく、例年より4日ほど生育が早い。指導員は「全域でネキリムシなどの害虫が散見されるので圃場(ほじょう)をよく観察し、適期防除してほしい。梅雨時期の排水対策も徹底して」と呼び掛けた。
全体会議では、「だだちゃ豆」の販売価格設定などを協議。インターネット販売の開始時期や、40周年を記念して製作するポロシャツのデザインを確認した。
グループは設立から40年。生産者は16人。直売所は7月下旬から8月末頃まで大泉支所駐車場内の特設テントで営業予定。
トルコギキョウ目揃い会を開く
JA鶴岡トルコギキョウ専門部は6月12日、鶴岡市のJA北部集荷場で本格出荷を前に夏切りトルコギキョウの目揃い会を開いた。2019年度は販売高4200万円を目指す。関係者約20人が参加した。
管内では28人が栽培し、7月に最盛期を迎える。
野村俊文専門部長がサンプルを示しながら、出荷時の開花具合など出荷規格や集荷、選別の注意点などを説明。職員が販売状況を報告した。 野村専門部長は「産地の評価を下げないためにも一人ひとり選別を徹底しよう。JA花き振興部会の標語、ちょっと待てその1本が産地をつぶすを合言葉に、市場によいものを出そう」と呼び掛けた。
クロマルハナバチ講習会を開く
JA鶴岡ミニトマト専門部は6月11日、鶴岡市のJA鶴岡西郷選果場と西郷地区のハウスでクロマルハナバチ講習会を開いた。ミニトマト生産者や関係者約40人が参加した。クロマルハナバチの特性や給餌方法、ハウスの環境整備や授粉でのポイントを学んだ。
管内ではミニトマトの授粉にホルモン剤を使っている農家が多い。ハチを使った方が自然着果し、ミニトマトの中の種が充実するなど品質が良くなるため、同専門部では昨年からクロマルハナバチを使った栽培を推進しており、昨年に引き続いて講習会を開いた。
クロマルハナバチを扱っている株式会社アグリセクトの担当者が講師となり、クロマルハナバチの生態に基づいた巣箱や温度管理など、適した圃場(ほじょう)環境、訪花しやすい花の状態を紹介。暑さ対策を万全にするため、必要に応じて巣箱に保冷剤を入れることや、直射日光が当たらないように日陰を作り、風通しが良いところに設置することを伝えた。
また、ミツバチ、マルハナバチ専用の恒温カバー「はち頭巾」を活用することで、巣内を快適な温度に保ち、働きバチの安定的な利用が可能になることを説明。あわせて、花粉が少ない場合は餌不足になるため、蜂用花粉を与えるよう助言した。
専門部では、今後も定期的に現地講習会を開く。
ハウストマト専門部 巡回指導で技術向上へ
JA鶴岡ハウストマト専門部は6月7日、各生産者の圃場(ほじょう)を巡回し栽培状況の確認や指導を行った。関係者14人が参加。
2019年度より収量や品質面の向上を見込み作付け品種をトマト「りんか409」に変えたことから種苗会社担当者が各圃場を巡回、定植時期、追肥、潅水(かんすい)等の作業状況を聞き取りながら指導した。
株式会社サカタのタネ営業第一部東北支店の東太郎氏は、これまでの品種よりも水分を必要とすること、果実の色づきも違うなどの特性を伝えながら、今後の着花に影響するしおれに注意し、潅水するよう呼び掛けた。
参加者からは、施肥の量やタイミングなどの質問などが出された。
6月下旬からの出荷を予定している。
青年部北支部が営農研修会を開く
JA鶴岡青年部北支部は6月8日、鶴岡市内で営農研修会を開き、部員8人が参加した。
この講習会は、地域に根差した農業経営や技術向上を目指し、部員同士が情報交換を通じて交流を図ることを目的として開いており、今回は山形県庄内地方で街づくりを進めるヤマガタデザイン株式会社が運営する 「IRODORI FARM」 を見学した。
同社は、1次産業をリデザインする取り組みとして「IRODORI FARM」というプロジェクトを立ち上げ、18年4月から同市豊田地区にある自社農場で野菜を栽培。同社の運営する宿泊施設やレストランのほか、主に地元のスーパーや飲食店に提供している。研修では、夏場の温度対策として換気性能を高めた連棟ビニールハウスと農業用ハウス内で作られているミニトマトや水菜、ルッコラなどの葉物野菜の栽培方法を見学。
支部長の本間諭さんは「青年部員の営農活動に役立つ研修となった。今後も同じ地域の仲間として一緒に地域を盛り上げていきたい」と話した。
農業の人材育成・確保に向け、当JAや市、大学、ヤマガタデザインなど6者による産学官が連携した鶴岡市立農業経営者育成学校の開校を2020年春に予定している。
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フリージア実績検討会と栽培講習会を開く
JA鶴岡花き振興部会は6月7日、鶴岡市のJA農業振興センターでフリージアの2018年度実績検討会を開いた。関係者12人が出席した。
販売実績や市場動向を報告。19年度に向けて課題を整理した。
2018年度は約50万本(前年対比121%)を出荷。平年並みの出荷となり、販売額も前年を上回った。
冬期間の温暖な気候の影響で、促成作型・季咲全般で、丈が長く草勢はボリュームがあった。営農指導員からは、安定した需要のある3月彼岸向けに促成作型比率を上げることや、葉やけ対策として、換気は早朝からゆっくり行い、適度に潅(かん)水するなど対策してほしいと呼び掛けた。
販売担当は「シーズン通して品質がよく、等階級の選別もしっかりしていた。全国的にフリージアの作付けは減少している。需要のある3月の出荷を増やし、販売高増を目指して一丸となって頑張ろう」と呼び掛けた。
栽培講習会では、茨城県農業総合センター園芸研究所・主席研究員で博士の本図竹司さんが講師となり、栽培のポイントを確認した。本図さんは切花の消費動向を分析し、これからのフリージアには強い芳香やウイルス抵抗性、幅の広い花色などが求められることを伝えた。
青年部南支部が大豆の種まきを指導
JA鶴岡青年部南支部は6月4日、鶴岡市我老林で市立斎小学校の3年生23人に大豆の種まきを指導した。
はじめに、支部長の菅原祥太さんが大豆 「エンレイ」 について説明。 大豆から作られる食べ物クイズなどで大盛り上がりをみせた。
部員6人が講師となり、 播種(はしゅ)機を使った種まきのやり方を教えた。
作業を体験した児童は「種をまく機械をまっすぐ操作するのが難しいが、力いっぱい頑張った」と笑顔を見せた。
今後は、児童と青年部と農事組合法人IWCが協力して畑を管理する。大豆は10月頃に収穫され、児童が納豆にして味わう予定。
キュウリ目揃い会 キュウリ専門部大山班
JA鶴岡キュウリ専門部大山班は 6月4日 、鶴岡市の北部集荷場でキュウリの目揃い会を開いた。
小売店、加工品会社への販売状況や生育状況に合わせ出荷規格を調整し出荷することを確認した。
販売担当は、市況や小売店での販売状況、加工品会社での利用状況や他産地の出荷規格などを伝え生産者と出荷規格を検討した。出荷調整時の作業量や品種特性、生育状況を考慮しながら、今後、階級について試験的に規格を調整しながら出荷し、市場反応を見る事とした。
営農指導員からは、病害虫の発生に注意する事や種苗会社による巡回指導を予定している事を伝えた。
共済 早期必達・交通安全を祈願
JA鶴岡共済課は6月3日、鶴岡市の金峯神社で目標必達と交通安全などを祈願した。関係者17人が参加。
共済の総合ポイント、3Q訪問、ニューパートナーの各目標早期必達に加え、交通安全並びに事故処理の円満解決を祈願した。
同課の斎藤剛課長は「今年も組合員・利用者の方々へ安心なひと・いえ・くるまの総合保障の提供と満足度向上を目指して職員一丸となって取り組んでいきたい」と話す。
青年部北支部 園児らとサツマイモの苗を定植
JA鶴岡青年部北支部は5月30日、鶴岡市小京田で栄保育園の園児17人とサツマイモの苗を定植した。
定植前には部員8人が畑にマルチを張り、植えやすいように斜めに棒を挿して穴をあけ準備した。
園児らはサツマイモ「紅はるか」の苗300本を1本1本丁寧に手植えした後「おいしいサツマイモができますように」と声を掛けながら水をかけた。
支部長の本間諭さんは 「秋に収穫するまで畑にきてサツマイモの成長の様子を見てほしい」と話した。
秋には収穫体験を行い、保育園の食事で提供される。