西郷地区農用地の水害解消に向け、市に陳情書を提出

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 JA鶴岡と西郷地区砂丘畑保全組合は、夏の大雨の影響により水害を受けている西郷地区農用地の被害解消に向け、9月27日に鶴岡市に陳情書を提出した。
 8月18日の集中豪雨の影響で、湯野浜・七窪地区を中心に農用地が冠水・浸水し、農業施設・農作物が大きな被害を受けた。
 その後も水が引かず、冠水・浸水面積が増加傾向に有り、現状のままでは次年度の生産面積・農業生産額の減少のみならず、地域農業の衰退にもつながりかねない事態と危惧されている。
 今回、市へ要望された内容は、①湯野浜・七窪地区農用地の応急的排水対策の実施、②酒田市境界農道への海岸線に抜ける排水路の整備、③国道112号線七窪地区側溝の本格的排水機能整備、④国有林への放水許可にかかる関係機関との調整、⑤湯野浜地区農道の無償譲渡の早期受け入れ、⑥周辺住居への危機管理を含め恒久的対策の早期着工支援、以上の6項目。
 今野毅組合長から陳情書を受け取った榎本政規鶴岡市長は、「暫定的な応急措置と、恒久的対策の両面から対応する必要がある。県や国との連携も働きかけていきたい」と答えた。

 

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