8月8日だだちゃ豆の日!観光客にPR
生産者団体と鶴岡市、JA鶴岡で構成する鶴岡地域だだちゃ豆生産者組織連絡協議会は8月8日、「だだちゃ豆の日」に合わせて、特産エダマメ「だだちゃ豆」を、湯野浜海水浴場などで観光客約690人に振る舞った。同日、大泉枝豆直売グループでは、だだちゃ豆購入者に「だだちゃ豆アイスクリーム」を振る舞った。
生産者と市、JA職員が、鶴岡市の湯野浜海水浴場と鶴岡市立加茂水族館入り口で「8月8日はだだちゃ豆の日」「鶴岡特産の『だだちゃ豆』をどうぞ」と声を掛け、ゆでた「甘露」を振る舞った。
米沢市から家族で海水浴に来た後藤香那代さん(10)は「実がぎっしりつまっている。甘みがあっておいしい」と話した。
大泉枝豆直売グループでは、鶴岡市のJA大泉支所駐車場内の直売所で、だだちゃ豆を購入した先着120人に、JA鶴岡オリジナル商品の「殿様のだだちゃ豆アイスクリーム」を振る舞った。開店となる8時30分を前に、直売所には旬のだだちゃ豆を求めて多くの客が列を作り大盛況。だだちゃ豆アイスクリームを味わった客は「だだちゃ豆の日を初めて知った。アイスもおいしい」と笑顔を見せた。
「だだちゃ豆の日」は、市内農家らで組織する鶴岡地域だだちゃ豆生産者組織連絡協議会が2011年に制定した。「だだちゃ」が庄内弁で「お父さん=パパ(88)」を意味することと、1さやに2粒入った豆の形が数字の8に似ていることにちなんでいる。お盆に向けてこれから出荷最盛期を迎えるこの時期に、毎年PRしている。
海水浴場でだだちゃ豆を味わう親子連れ
加茂水族館でだだちゃ豆を受け取る観光客
直売所でだだちゃ豆アイスクリームを味わう客
直売所ではだだちゃ豆を購入する客でにぎわった
大阪で「だだちゃ豆」トップセールス
山形県鶴岡市とJA鶴岡は8月8日、大阪市中央卸売市場で特産のエダマメ「だだちゃ豆」のトップセールスをした。関西方面への出荷にも力を入れるため、皆川治市長と佐藤茂一組合長が「だだちゃ豆の日」に合わせ、市場関係者にPRした。
佐藤茂一組合長は「食味、品質ともに素晴らしい出来栄えとなった。関西圏ではまだまだ知名度が低いので、宣伝活動に力を入れていく」と強調。買参人など300人にゆでた「だだちゃ豆」を振る舞った。食べた買参人からは「おいしいね」と評価を得た。
管内では225人が268㌶で「だだちゃ豆」を栽培。9月上旬まで収穫が続く。2018年度は出荷量880㌧を目指す。
「だだちゃ豆の日」は、市内農家らで組織する鶴岡地域だだちゃ豆生産者組織連絡協議会が11年に制定した。
大阪で「だだちゃ豆」をPRした皆川市長㊨と佐藤組合長㊧
市場関係者に「だだちゃ豆」をPRする佐藤組合長