田川焼畑赤かぶ目揃い会 焼畑赤かぶの出荷始まる

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 JA鶴岡の田川赤かぶ専門部班は10月11日、鶴岡市のJA田川支店で赤カブ「田川焼畑赤かぶ」の目揃い会を開いた。

 生産者ら11人が参加。同日から出荷が始まり、本年度は9㌧を超える出荷が予定される。

 伊藤英夫班長は「天候にも恵まれ、また営農指導員より栽培管理情報がこまめに発信されたおかげで、生育も順調で肥大もよく昨年よりも早い出荷となった。これから出荷最盛期となるが品質に気を付けて出荷してほしい」と話す。

 JA営農指導員が、等階級の変更点や出荷重量などの注意点を説明、選別を徹底する事を伝え、参加者はサンプルを見ながら出荷規格を確認した。

 「田川焼畑赤かぶ」は、江戸時代から続くこだわりの自然農法で生産され、焼き畑農法にこだわり栽培されている。

出荷サンプルで 出荷規格を確認する参加者

 

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「田川焼き畑赤かぶ」伝統の山焼き作業

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 JA鶴岡の田川焼畑赤かぶ専門班は8月15日、鶴岡市田川地区蓮花寺の杉伐採地で山焼き作業を行った。

 田川地区特産の赤カブ「田川焼畑赤かぶ」は、江戸時代から続くこだわりの自然農法で生産され、焼き畑農法にこだわり毎年8月に山焼き作業が行われる。

 この日は、専門部員ら約20人が、午前4時30分から杉を伐採した約70㌃の山の斜面の上側から火をつけ山焼き作業が始まった。

 燃え広がりを調整するのは、急な傾斜と、かなりの暑さでの作業で、また山焼き前には、下草を刈り、杉の葉や枝などをならす作業もあり重労働だ。

 伊藤英夫班長は「暑さが続き、草刈り作業なども大変だった。集中豪雨の影響もあり昨年は不作となったが、反省も生かし収量を確保したい」と話す。 山焼きが終わると、天候を見ながら播種(はしゅ)作業が行われる。収穫は10月中旬頃から始まり、地元を中心とした県内の加工業者へ販売される。

杉を伐採した傾斜地で早朝から山焼き作業が行われた
斜面の上から火を付け、 燃え広がり方を調整しながら少しずつ焼いていく

 

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田川赤かぶ 伝統の焼き畑を行なう

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JA鶴岡の田川焼畑赤かぶ専門班は8月21日、鶴岡市田川地区少連寺の杉伐採地で焼き畑作業を行った。
焼き畑は地区特産の赤カブ「田川焼畑赤かぶ」に欠かせない江戸時代から続く伝統の作業で毎年8月に行っている。焼き畑で栽培される赤カブは灰と天然の腐葉土の相乗効果でおいしく、パリッとした食感となる。
焼き畑をする圃場(ほじょう)はかなりの傾斜。事前に草を刈り伐採され乾燥した杉の枝や葉を燃えやすいように準備しておき、斜面の上から火をつけて始まった。
日当たりがよくなると燃え方も早くなるといい、火の広がり方を見ながら圃場全体に行き渡る様に作業を進めると灰で覆われて白くなった斜面が広がった。焼き終わるとすぐに焼け残った枝などを片付け、種まきの作業にはいる。
焼畑は炎天下と急な斜面での作業とかなりの重労働。同専門班は高齢化も進んでおり長谷川喜三班長は「お互いに励まし合いながら収穫できるように頑張りたい」と意気込む。
視察に来たつけもの処本長の本間光廣会長は「焼き畑のカブは色の良さと歯切れに特徴がある。大変な作業と思うがこれからも続けていってもらいたい」と話す。
収穫は10月中旬頃から始まり、地元を中心とした県内の加工業者へ販売される。


焼き畑は杉伐採地の急斜面での作業


火の広がりを調整する生産者

 

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「田川焼畑赤かぶ」の生産に向け伝統の焼畑を実施

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JA鶴岡の生産者組織である田川焼畑赤かぶ専門班は8月20日、田川地区少連寺の杉伐採地で焼き畑作業を行い、17人が参加した。
赤カブ「田川焼畑赤かぶ」の一番の特徴は毎年異なる杉伐採地を山焼きすること。長年にわたり蓄積された天然の腐葉土と、山焼きによってもたらされる大量の灰によりカリウムやカルシウムなどのミネラル成分がたっぷりとカブに吸収され、また山を焼くことで病害虫の発生も防ぎ、最高の生育条件のもとで栽培される。
一度山焼きしたら、同じ場所で作業できるのは70から100年後になることから、毎年圃場(ほじょう)の条件や栽培面積によって収穫量も増減する。山の急斜面での作業となり、危険が伴う重労働だが主役として活躍しているのは平均年齢70歳以上の生産者たち。朝早くから約1㌶の圃場で焼き畑を行い、まだ煙の立つ熱い山肌に種子をまいた。田川焼畑赤かぶ専門班の長谷川喜三班長は「メンバーの高齢化も深刻化しているが、焼き畑で育てた赤かぶを待つ人がいることが励みとなっている」と話す。
収穫は10月中旬頃から始まり、地元を中心とした県内の加工業者へ販売される。2017年度は28人の生産者が約2㌶の圃場で14㌧の出荷を目指す。


火が一度に燃え広がらないよう、上から下に向かって少しずつ燃やしていきます。


伝統の焼き畑農法を守り続けている生産者ら。

 

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田川焼畑赤かぶ目揃会を開催

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田川焼畑赤かぶ専門班は10月17日、「田川焼畑赤かぶ」の目揃会を田川支店で開き、市内各地にある作付圃場の巡回を行った。今年産の赤かぶは、播種後の天候に恵まれ発芽が良好だった事から安定した品質で、近年になく焼畑蕪のうまみが増している。
会には生産者やJA関係者など約25人が参加。JA指導員が今年収穫された赤かぶを手に出荷規格要領を説明し、その後は今年の作付圃場である蓮花寺、砂谷の山林地をそれぞれ巡回した。
田川焼畑赤かぶは、数百年も続くと言われている焼畑農法が用いられており、今年は8月17日に焼畑、その翌日に播種をした。その後の管理は、メンバーのほとんどが60歳以上の高齢者で構成されている同専門班により行われている。
また、各地の杉林伐採跡地を借りての作業となるため、栽培する場所は毎年変わり、次に同じ場所で焼畑が行われるのは数十年から百年後になる。
収穫作業は10月上旬から雪が降り積もるまで行われ、今年は専門班全体で30トンの出荷を目指す。

 

長年田川焼畑赤かぶを支えている、田川焼畑赤かぶ専門班のメンバー

 

赤かぶの収穫は、急斜面で行われる大変過酷な作業

 

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