シャインマスカット現地研修会を開く

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県庄内総合支庁農業技術普及課産地研究室は7月16日、ブドウ「シャインマスカット」現地研修会を酒田市浜中にある同研究室の試験圃場(ほじょう)で開いた。

生産者、県庄内総合支庁農業技術普及課、JA鶴岡、JA庄内たがわの関係職員約30人が参加し、試験栽培しているシャインマスカットの現在の生育状況や栽培のポイントなどを県担当職員らが説明した。

これからの栽培管理について県の担当者は、房形の輪郭を整える仕上げ摘粒(てきりゅう)では、房の上段・中段・下段それぞれの箇所で残す果粒、取り除く果粒の数や向きを説明し、注意点として「ハサミでする作業になるので、少しでも粒に傷をつけると、そこから腐敗したりして商品性が落ちるので気を付けて作業してほしい」と呼び掛けた。新梢(しんしょう)管理では、収穫期1カ月前の8月頃、摘心(てきしん)することで糖度の上昇、新梢の登熟を促進する効果があると説明した。袋かけでは、果房を被覆することで病害虫被害を防止し果粉がのった高級感のある果実に仕上がると説明し、袋は白色に比べ緑、青の色付袋は収穫期を遅くできるが、被覆が早すぎると糖度が上昇しにくくなると注意を呼び掛けた。


栽培のポイントを説明する県普及課職員(7月16日、山形県酒田市で)

 

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