平成29年度稲作総合成績検討会を開く

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鶴岡地域良質米推進協議会(会長JA鶴岡佐藤茂一組合長)は1月24日、平成29年度稲作総合成績検討会を農業振興センターで開いた。
生産者や関係職員49人が出席し、平成29年産米の作柄概況、管内各地区に設置された展示圃の総括、地域別食味分析結果、ばか苗病の発生状況と対策、コンポスト展示圃の結果を協議した。今年度新に取り組んだ密苗試験結果についても報告された。
平成29年産米は、庄内の作況指数が100となり、食味の指標となるタンパク含有率は平年より低く良好な結果だった。次年度の米作りに向けて、適正生育確保や、総合的な土づくりの継続が重要であることが説明された。
ばか苗病の発生は前年より減少したが、防除薬剤は、「スポルタック」の耐性菌が確認されたことから、「テクリードC」に切り替えるよう呼び掛けていくと報告された。
密苗試験結果報告では、今年度の試験で今後に生かせる低コスト技術であることが確認された。次年度は、課題解決に向けた密苗試験の継続と合わせて既存機械を使った密苗試験を新たに実施していくことが報告された。

栽培について助言する庄内総合支庁佐藤智浩プロジェクト推進員㊨

 

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