民田ナス出荷はじまる

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JA鶴岡大山園芸振興部会なす班は6月23日、鶴岡市のJA大山支所で在来野菜「民田ナス」の目揃い会を開いた。

JAの園芸指導係がサンプル品を示し、規格を確認した。A品に格付けできるのは品質・形状・色沢が良好で、病虫害・損傷がなく、着色は表面積の6割以上のものと説明。追肥時期の目安や、病害虫防除など今後の管理についても助言した。
長谷川精三班長は「人数は少ないが、みんなで高品質のものを安定出荷できるよう頑張ろう」と呼び掛けた。

「民田ナス」は、同市で受け継がれてきた在来作物で、昔から地元の人々に親しまれてきた。小粒で、果肉が締まり、歯触りが良く、浅漬けやからし漬けといった漬物が人気だ。同班では、全量を同市の漬物販売会社、株式会社本長に卸している。

本長の本間光太郎社長は「コロナの影響で通販や宅配での注文が伸びてきている。多くの方に民田ナスの漬物を届けられるように1キロでも多くの出荷をお願いしたい」と話した。

2021年度は生産者5人が44㌃で栽培し、7㌧の出荷量を目指す。出荷は10月上旬まで続き、8月に最盛期を迎える。

「民田ナス」の出荷規格を確認する班員

 

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