花き振興部会 第32回総会を開催

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JA鶴岡花き振興部会は2月25日、鶴岡市のJA農業振興センターで第32回総会を開いた。部会員や関係機関の役職員約50人が出席し、収支決算や事業計画など4つの議案について全て賛成多数で承認した。

佐藤清張部会長はあいさつで「2020年は同総会後に緊急事態宣言が発出され、世の中の動きが止まってしまったかのような状況でスタートした1年だった。そのような中で部会役員が知恵を出し合い、市内小・中学校の入学式へ花束贈呈や市などで展示会を行った。需要喚起の活動は次年度も継続していきたい」と述べた。佐藤茂一組合長はあいさつの中で「コロナ禍の影響を最も受けたのは花き。加えて今冬の雪害があった。被害を受けた方へお見舞い申しあげる」と述べ、「JA鶴岡では雪害の助成としてハウスのビニール資材などの割引を決定したので、活用してほしい。今後も花き需要喚起活動の継続と収入保険やハウスの補強など災害への備えを万全にしよう」と呼び掛けた。

20年度の花き販売額見込みは約4億9000万円(前年比14%減)。新型コロナの影響によりイベントは少なかったが、需要期には例年並み以上の引き合いがあった。

21年度は増反、増産により約5億5000万円(前年見込比12%増)を目指す。リモートによる販売会議を実施し市場や仲卸などと情報共有を密にして販売の強化と安定を図る。消費地での販促活動を継続し、実需者を産地に招き巡回するイベントを開催し鶴岡産花きのファンづくりと定着に努めていく。

19年度まで2年間、花き振興部会部会長を務めた上野善光さんに佐藤清張部会長が感謝状を贈った。

あいさつを述べる佐藤清張部会長

議案承認の挙手をする部会員

 

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