花き振興部会総会 めざすは5億7500万円

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JA鶴岡花き振興部会は2月27日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で第31回総会を開いた。関係者約50人が出席。2020年度は販売額5億7500万円を目指す。

上野善光部会長は「部会員数が減少している中、出荷本数や販売額が維持できているのは部会員の努力のたまもの。次年度も部会員一丸となり頑張っていこう」とあいさつした。

20年度は増反、増産を目指し、作業体系の見直しや省力化に向けた共同利用マルチャーの活用に取り組む。販売では産地、市場、消費者間の情報交換を密にして、ニーズに合った作付けや品目提案を進める。組織の取り組みでは、仲卸などの実需者を産地に招き巡回するイベントを開くなど、鶴岡産花きのファンづくりと定着に努める。

役員改選では、部会長に佐藤清張さん、副部会長に本間康行さん、阿部秀和さんを選出した。

19年度の花き生産額見込みは5億7000万円(前年比3%増)。生産本数が横ばいの中、通年の2日前販売の成果で相対販売率が向上し、相場の安定、販売額の確保につながった。全国の花の仲卸や小売業者らを招待してイベント「〝花想″来てみっちゃの~鶴岡」を開き、部会員の圃場(ほじょう)巡回や定植作業体験などを通して、栽培の知識を学び交流を深めるなど、消費地での花き消費宣伝活動にも積極的に取り組んだ。

研修会では、株式会社第一花きの松本頼明代表取締役社長を講師に「2020年花き業界について」と題して、新型コロナウイルスによる影響や花き業界の物流に関する現状や課題、卸売市場法や条例の改正による産地への影響などについて学んだ。

次年度の計画を確認する部会員
選出された新役員
花き業界の現状と課題を伝える松本社長

 

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