サヤインゲン目揃い会 出荷規格を確認
JA鶴岡サヤインゲン専門部は9月27日、鶴岡市のJA鶴岡西郷選果場で抑制サヤインゲンの目ぞろえ会を開いた。関係者約30人が参加。
営農指導員が出荷規格に基づいて各等階級の長さや太さ、曲がりや傷の程度を用意したサンプルを見せながら説明。量目不足にも注意して出荷作業に取り組むよう呼び掛けた。
販売担当は、鶴岡産は品質の良さが市場から評価されており引き合いが強い、品質を重視しながら今後も継続して選別を徹底するよう伝えた。
抑制サヤインゲンは同専門部69人で栽培され、出荷は11月下旬まで予定されている。
出荷サンプルを確認する生産者
女性大学「からだのゆがみ矯正体操」でリフレッシュ
JA鶴岡は9月26日、鶴岡市農村センターで女性大学「きらめきカレッジ」の第3回講座を開いた。13人が受講した。
体幹トレーナーでヨガインストラクターの五十嵐まゆみさんが「からだのゆがみ矯正体操」をテーマに指導した。最初に背筋を真っすぐ伸ばして立ち、足の裏と床の間に名刺を差し込み、隙間があるかなど、体の傾きや状態を確認。体に負担をかけない起き方や座り方、体のゆがみを正す骨盤周りの体操や、ヨガのポーズを体験した。
五十嵐さんは「普段の何気ない動作が体のゆがみにつながっている。体の使い方を変えるだけで、ゆがみや肩や腰の痛みを改善することができる。無理なく気持ちよい動作を心がけて」と呼び掛けた。
参加者は「体操後には背筋が真っすぐになったのを実感した。呼吸も楽になってとても良かった」と話した。
「JAの時間」では、同JA金融部信用課の帶谷浩生係長が、JAの信用事業や、定期貯金のキャンペーン、JAカードやJAネットバンクのメリットなどについて紹介した。参加者からは「さまざまな金融商品を知ることができてよかった」との感想が聞かれた。
五十嵐まゆみさん㊧とヨガのポーズをとる参加者
足の裏に名刺を差し込んで体の歪みを確認した
もんとあ~るで三瀬孟宗の水煮を発売
山形県鶴岡市の三瀬孟宗生産出荷組合の齋藤吉蔵組合長(65歳)と幸さん(59歳)夫妻は、年間通して特産のタケノコ「三瀬孟宗(もうそう)」を味わってもらおうと、加工場を開設し、9月13日からJA鶴岡の直売所「もんとあ~る」白山店で「三瀬孟宗」の水煮の瓶詰と真空パックを発売した。
今年は同組合の14人が生産し、地元市場出荷、朝6時に開く直売所で生の孟宗を販売してきた。生産者の高齢化で、早朝出荷が負担となっていたことと、年間通して三瀬孟宗を味わってもらおうと、齋藤組合長が6次産業化に取り組むことにした。
今年3月、齋藤組合長の自宅脇に「工房さち」を開設。春にとれた孟宗を地元の食品会社が水煮に加工して保存。農作業が落ち着く9月から、幸さんと知り合いで加工を始めた。瓶詰と真空パックにし、中身が見えることで安心・安全をアピール。今年は120㌔分の加工を計画している。
来年からは本格的な稼働を予定しており、春と秋の2回加工を予定している。
齋藤組合長は「この地域には夢がある。孟宗といった山の恵を食べないのはもったいないと感じていた。自分たちが作ったおいしい三瀬孟宗を、皆さんに年間通して食べてもらいたい」と話す。
三瀬孟宗の水煮の瓶詰と真空パックは1個220㌘で388~444円(税抜き)。今後は、春先にひと足早く孟宗汁用として期間限定の500㌘の規格も販売する予定。JA鶴岡の直売所「もんとあ~る」白山店で販売する。
開設した加工場での「三瀬孟宗」水煮の瓶詰づくり
発売した「三瀬孟宗」の水煮の瓶詰と真空パック
JICA研修員の現地視察に協力
JA鶴岡は9月21日、JICA(独立行政法人国際協力機構)研修員の現地視察でJA各施設の見学に協力した。関係者14人が参加。
JICA研修員は、アフリカ地域の11カ国から来日し山形大学で8月下旬より主に米作りを学んでいる。今回はJA鶴岡の米の検査場、米倉庫、カントリエレベーター、生産資材店舗、農機、自動車の整備場、支所、農産物直売所、経済部門事務所を見学。JA職員や各施設の担当者が説明し、さまざまな事業で農家を支えている事を伝え農業協同組合の役割を学んでいた。
米の検査を見学するJICA研修員
「千果とまと食パン」をパンハウス庄内で発売
JA鶴岡の子会社「パンハウス庄内」は「千果とまと食パン」を発売した。9月20日から不定期で、パンハウス庄内本社、馬場町店で販売する。発売日には、馬場町店で焼き立てを販売した。
同パンは、糖度が高いミニトマトの品種「千果」のピューレと、風味づけにバジルを練りこんで作った。ピューレの配合率など試作を重ね、完成した。山形県産小麦「ゆきちから」と、リコピン含有量が多い、鶴岡産ミニトマト「千果」を100%使用。やわらかく甘みがあり、濃い味わいが特徴だ。そのまま生で食べても焼いてもおいしく、タマネギ、ケチャップ、スライスチーズをかけて焼いてピザ風に食べるのもおすすめだ。価格は1本380円。
山口喜和工場長は「県産小麦と鶴岡産ミニトマトを使い、安心でヘルシーな食パンに仕上がった。お子さまからお年寄りの方まで多くの方に味わってほしい」と話す。
同社では、エダマメ「だだちゃ豆」、三元豚、鶴岡で収穫された野菜をはじめとした地元の食材を積極的に使い、地元の食材や季節を感じられる素材を生かしたパンから定番のパンまで幅広く取りそろえている。
営業時間は、播磨の本社が平日・土曜9時から17時。馬場町店が平日・土曜9時30分から17時30分。
県産小麦と鶴岡産のミニトマトを使った「千果とまと食パン」
黄金小学校児童が稲刈り授業
鶴岡市立黄金小学校の5年生18人は9月13日、学校近くの田んぼで稲刈りを体験した。
圃場(ほじょう)を提供している有限会社鶴岡グリーンファームの職員が鎌の使い方や刈り取り方を説明し、JAの営農指導員も作業を手伝った。
5月に児童たちが田植えをしたもち米を最初は苦戦しながらも次々と刈り取っていた。
刈り取った稲は、くい掛けで自然乾燥させるため10株ずつまとめて縛り、くいに掛けられた。
参加した児童は、春に植えた稲がここまで大きくなっているとは思わなかった。初めて稲刈りをしたけど丁寧に教えてもらえて、難しかったけどうまく刈れてうれしかったなどと感想を述べた。
もち米は10月の収穫感謝祭で餅にして同社職員、営農指導員らと一緒に食べる予定。
児童が稲を刈って、くい掛け用に縛られた
斎小学校児童が稲刈り体験 青年部が指導
鶴岡市立斎小学校の5年生14人は9月12日、学校近くの三浦直樹さんの田んぼで稲刈りを体験した。
JA鶴岡青年部南支部と農家の菅原松男さんの指導のもと、5月に植えた稲「はえぬき」を鎌で収穫。同校では、食農教育の一環として毎年、田植えから稲刈りまでの稲作を学んでいる。
菅原祥太支部長が「鎌は刃を下に向けて、上から下に斜めに引くように切って」と刈り方のこつを伝えた。児童は鎌を使って1株ずつ丁寧に刈り取った後、稲杭(いなぐい)に稲わらを掛けて自然乾燥させる杭掛け作業を体験した。
今野悠さんは「稲を手で刈るのは難しかったけど、楽しかった」と話した。
青年部員と稲刈りを楽しむ児童
杭掛けを体験する児童
年金友の会グラウンドゴルフ大会を開催
JA鶴岡は9月12日、会員の交流と親睦を目的に、鶴岡市の櫛引総合運動公園で第12回年金友の会グラウンドゴルフ大会を開いた。地区予選を勝ち上がった161人が参加した。
開会式では、主催者を代表し、伊藤淳専務が「日頃より農協事業を利用いただき、感謝する。練習の成果を発揮して、優勝目指して頑張って」とエールを送った。伊藤専務と年金友の会の宮守徳松会長が始球式を行った。喜寿・米寿、男女の最高齢者には記念品が贈られた。
秋晴れの中、大会は7人ごとの組に分かれ、男女オープンの個人対抗戦3コース24ホールで競った。ホールインワンを1回出した南支所の佐藤功さん(77)が、総打数51の好成績で優勝の栄冠に輝いた。第2位は大泉支所の吉住善一郎さん、第3位は南支所の小野清さんだった。上位10人は、10月2日に中山町で開かれる県大会に出場する。
佐藤さんは「天候にも恵まれ、グループでも楽しくプレーできたので優勝できた。県大会では同会より1人でも多く入賞したい。今後も仲良くプレーできたら幸せだ」と話した。
狙いを定めて力強く球を打つ選手たち
優勝した佐藤さん㊧
女性部上郷支部「かがやき講座」で日本茶の入れ方学ぶ
JA鶴岡女性部上郷支部は9月4日、鶴岡市のJA上郷支所で、管内の組合員家庭の女性を対象に第2回「かがやき講座」を開き、13人が参加した。
第2回は「日本茶の入れ方講座」と題し、日本茶インストラクターで、有限会社尾川園の尾川勝洋専務取締役から、おいしい日本茶の入れ方を教わった。
尾川専務は、湯冷ましで冷ましたお湯と茶葉を急須に入れて1分間蒸らし、複数の茶わんに回し注いで実演した。尾川専務は「お茶は急須で丁寧に入れて、お茶本来のうまみや甘みを感じてほしい」と話した。
参加者も実際にお茶を入れる体験をし、日本茶の代表品種である静岡県の「やぶきた」と、鹿児島県の「ゆたかみどり」の2種類を飲み比べた。
参加者は「家で入れるお茶の味と全然違う。おいしいお茶の入れ方や、保存方法、急須選びについても聞くことができて勉強になった」と話した。
講座は全5回。次回は10月17日に、白い磁器に専用シールなどで絵付けをしてオリジナルの食器を作る「ポーセラーツ教室」を開く。
尾川専務㊨よりおいしい日本茶の入れ方を学ぶ参加者。
日本茶を入れる参加者。
平成30年度 水稲作柄調査検討会を開く
JA鶴岡や鶴岡市などで組織される良質米生産推進協議会では9月3日、水稲作柄調査検討会を鶴岡市のJA農業振興センターで開いた。関係者37人が参加。
検討会を前に県産米新品種「雪若丸」、多収向け品種、密苗による低コスト栽培の試験圃など管内7カ所を巡回し各圃場で生育経過や品種特性を説明、青籾歩合や籾水分量から刈り取り時期を確認した。
検討会では、気象経過や他展示圃の生育調査結果、作柄概況を報告。積算気温や登熟進度から管内では9月中旬から刈り取りが始まる予定で、品質を低下させないためにも各圃場を確認し刈り遅れ、農作業事故無く取り組むよう呼び掛けた。
水稲展示圃の作柄を確認する参加者