もんとあ~るで三瀬孟宗の水煮を発売

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山形県鶴岡市の三瀬孟宗生産出荷組合の齋藤吉蔵組合長(65歳)と幸さん(59歳)夫妻は、年間通して特産のタケノコ「三瀬孟宗(もうそう)」を味わってもらおうと、加工場を開設し、9月13日からJA鶴岡の直売所「もんとあ~る」白山店で「三瀬孟宗」の水煮の瓶詰と真空パックを発売した。
今年は同組合の14人が生産し、地元市場出荷、朝6時に開く直売所で生の孟宗を販売してきた。生産者の高齢化で、早朝出荷が負担となっていたことと、年間通して三瀬孟宗を味わってもらおうと、齋藤組合長が6次産業化に取り組むことにした。

今年3月、齋藤組合長の自宅脇に「工房さち」を開設。春にとれた孟宗を地元の食品会社が水煮に加工して保存。農作業が落ち着く9月から、幸さんと知り合いで加工を始めた。瓶詰と真空パックにし、中身が見えることで安心・安全をアピール。今年は120㌔分の加工を計画している。

来年からは本格的な稼働を予定しており、春と秋の2回加工を予定している。

齋藤組合長は「この地域には夢がある。孟宗といった山の恵を食べないのはもったいないと感じていた。自分たちが作ったおいしい三瀬孟宗を、皆さんに年間通して食べてもらいたい」と話す。

三瀬孟宗の水煮の瓶詰と真空パックは1個220㌘で388~444円(税抜き)。今後は、春先にひと足早く孟宗汁用として期間限定の500㌘の規格も販売する予定。JA鶴岡の直売所「もんとあ~る」白山店で販売する。

開設した加工場での「三瀬孟宗」水煮の瓶詰づくり

発売した「三瀬孟宗」の水煮の瓶詰と真空パック

 

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