加工事業者研修会で「食品表示と衛生管理のポイント」を学ぶ

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JA鶴岡は3月5日、農村センターで加工事業者研修会を開き、組合員ら40人が参加した。

庄内総合支庁農業技術普及課プロジェクト推進専門員の田村彩子さんを講師に迎え、「食品表示と衛生管理のポイント」と題して、食品表示の概要や期限表示の基本的な考え方、衛生管理などについて学んだ。

食品表示については、実例を交えながら間違いやすい点や注意点などを改めて確認した。

現在は危害分析重要管理点(HACCP)に沿った衛生管理が制度化されており、「衛生管理計画の作成・実行・記録・確認」の重要性を説明。

HACCPとは、原料の受け入れから製造、出荷までの工程において、食中毒などの健康被害を引き起こす可能性のある危害要因を化学的根拠に基づいて管理する衛生管理の方法だ。

田村さんは「食品の期限表示については可食可能期間と安全係数をかけて設定するが、変動要因や原材料の特性などを合わせて検討し、その商品に責任を持つことが必要となる。併せて、衛生管理にも力を入れてほしい」と呼び掛けた。

参加者は「消費者の健康に直結するだけに重要性を再認識した。適正な食品の取り扱い、表示に気をつけたい」と話した。

 

食品表示や衛生管理について説明する田村さん㊨

 

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