湯田川温泉で最盛期 水稲芽出し作業

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鶴岡市のJA鶴岡湯田川催芽施設で、温泉の余り湯を活用した水稲の芽出し作業が最盛期を迎えている。

作業員らは声を掛け合いながら、手際よく種もみを湯に浸していた。

湯田川温泉の余り湯を利用した芽出し作業は、江戸時代後期に同地区の大井多右衛門が始めたとされる伝統的な作業で、今年は4月1日から始まった。

湯田川温泉から催芽施設そばの水路に流される余り湯は、種もみの発芽に最適な30度前後の温度である。

農家が持ち込んだ種もみ約8㌔を詰めた袋を湯に半日浸した後、水路に敷いた枕木の上に袋を並べ、むしろで覆い半日蒸して発芽を促す。

専用の機器を使った芽出しに比べ低コストで、発芽が均一になり苗づくりが楽になるメリットがあり、農家からは好評だ。

今年は庄内一円から「はえぬき」「つや姫」「雪若丸」など約240㌧の作業を受け付けており、ピーク時には一日約28㌧の漬け込みを行う。最盛期は12日頃までで、作業は4月下旬まで続く。

米穀畜産課の荒浪拓弥さんは「今年は日中の気温が高く、芽が伸びすぎないよう調整しながら作業を行っている。健全な種子を農家さんたちに届けたい」と話した。

催芽施設で温泉の湯から種もみをあげる作業員

 

 

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