JA職員が農作業研修で播種作業を体験

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JA鶴岡は4月15日から23日まで、鶴岡市で職員の農作業研修を行い、86人が管内86軒の農家の協力で水稲苗の播種(はしゅ)作業を体験した。この研修は、組合員と農作業を通じ直接ふれ合い、農業や農家に対する理解を深め、組合員との繋がりを強化することが目的で、今回初めて実施した。受け入れ農家は座談会や広報誌を通して募集し、1農家または1共同組織へ1人職員を派遣した。

15日、鶴岡市苗津の菅原良和さんの育苗ハウスでは、水稲「つや姫」、「はえぬき」、「コシヒカリ」の種もみを播種した育苗箱1200枚を、職員が生産者と一緒にハウス内に1枚1枚丁寧に並べた。

8日に研修を受けた職員の阿部真さんは「普段支所で話すだけになりがちな組合員さんと仲良くなれたと思うし、農業への熱意にも触れて、JA職員として意識を改める良い機会だった」と感想を述べた。受け入れ農家の鈴木正さんは「JA職員が農作業研修を行うことは良い試みだと思う。職員にとっては勉強になるし、組合員にとっては職員と交流でき、大変な作業なので助かる」と話した。他の受け入れ農家からも、来年も頼みたいとの声が多く聞かれ、好評だった。

当JAでは、今後も組合員との繋がりを強化する研修を計画している。

育苗箱を運ぶ職員

 

 

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