水稲作柄調査と検討会を実施

読了までの目安時間:約 2分

 

鶴岡地域良質米生産推進協議会は9月6日、管内7カ所の展示圃場(ほじょう)を巡回し、水稲作柄調査をした。生産者や関係者約50人が参加した。
県産米新品種「雪若丸」や「つや姫」、「コシヒカリ」、密苗技術圃場などを巡回し、JA各支所の指導員らが青籾歩合を確認。展示圃場の概況や各地域の生育状況を説明した。
巡回後はJA鶴岡農業振興センターで、成熟期調査結果に基づき今年産の作柄状況や、適期刈取時期、乾燥調製時期についての検討会を開いた。
山形県庄内総合支庁の佐藤智浩プロジェクト推進員は「出穂後の日照不足で登熟遅れが懸念される。最後まで登熟や粒肥大を促す管理をしてほしい。圃場で生育にばらつきがあるので刈取適期を逃さないように」と述べた。
6月の低温による生育不足は7月の好天で回復したが、8月の日照不足で登熟状況はやや遅れている。
JA鶴岡では、例年以上に圃場をよく確認し、刈取適期内に収穫作業が終わるよう、余裕を持った刈取計画を立てるよう呼び掛けていく。

密苗「はえぬき」の圃場で生育状況を確認する参加者。

「雪若丸」の圃場で生育状況を確認する参加者。

管内7カ所の圃場を巡回した。

 

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女性部上郷支部が「かがやき講座」で介護・介助を学ぶ

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡女性部上郷支部は9月1日、上郷コミセンで第3回「かがやき講座」を開講した。
「介護・介助の勉強会」と題して行われ、12人(内部員外1人)が参加。福祉課の職員6人が講師となり、片側まひの方への衣類着脱方法、車いすへの移乗方法など、介護の基本技術を指導した。衣類着脱では、かぶるタイプと前開きタイプの衣類を使用し、介助に挑戦。「着せるときは動かない方から、脱がせるときは動く方から」という職員の言葉を受け、悩みつつも相手役に着せていた。参加者たちは体験を通して、服のサイズはゆったり目のもの、服の生地は伸縮性があるものの方が着せやすいといったこと、全部してあげるのではなく自分でできることは時間がかかっても本人にやらせることの大切さを学んだ。
また、老人疑似体験コーナーでは、特殊メガネ、ヘッドホン、加重チョッキ、腕や足におもりとサポーターをそれぞれ装着し、高齢者の身体と心について理解を深めた。疑似体験をした参加者からは「こんなに体の自由が利かないとは思わなかった」「視野が狭いので、下を向いても自分の足元が見えづらくて不安だった」との声が聞かれた。
講師を務めたげんき館の園部博美所長は「介護で悩んだときは1人で背負わず、介護用品や介護制度について気軽に相談できるケアマネージャーがいるJAのすまいるプラザに来てほしい」と話す。
第4回のかがやき講座は、10月27日に鶴岡市レクリエーション協会会長の鎌田博子氏を講師に迎え「リフレッシュ教室」を行う予定。女性部員以外の方も参加可能。お問い合わせは上郷支所 女性部事務局まで。上郷支所[電話番号:0235-35-2155]


声を掛けながら優しく着脱をお手伝い。


介助のコツをを学ぶ参加者。

 

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温室メロン現地講習で栽培管理学ぶ

読了までの目安時間:約 1分

 

JA鶴岡温室メロン専門部は8月29日、鶴岡市西郷地区の3箇所の圃場(ほじょう)でアールス系メロン(ソナタ夏系2号・春秋系)の現地講習会を開き、農家やJA指導員ら11人が参加した。
横浜植木株式会社菊川研究農場の上席研究員、奥克美氏を講師に招き、現在の生育状況と今後の栽培管理のポイントなどを確認した。奥氏は「水やりの量や温度管理に気をつけてほしい。害虫防除ではそれぞれの農薬の効果をよく確認し、適切な農薬を散布するように」と指導した。
同専門部では2017年度は専門部員14人が栽培している。今後さらにロットを拡大し、より有利販売につなげていくため、水稲育苗後のパイプハウスを利用した栽培をすすめている。

奥氏(中央)より栽培管理の指導を受ける農家

 

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平成30年産以降の米政策の見直しに関する要請書を鶴岡市に提出

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡とJA鶴岡農政対策推進協議会、JA庄内たがわとJA庄内たがわ農政対策推進協議会は8月28日、鶴岡市役所を訪れ、「平成30年産以降の米政策の見直しに関する要請書」を鶴岡市に連名で提出した。要請書の提出は山形県JAグループ統一行動の一環。佐藤茂一JA鶴岡組合長をはじめ、役職員4人が出席した。
佐藤組合長と、JA庄内たがわ海藤喜久男常務が要請書を、榎本政規鶴岡市長に手渡した。
平成30年産以降の米政策の見直しについては、具体的な仕組みや必要な関連施策などが明らかにされておらず、生産現場には不安と動揺が広がっている。米の需給と価格の安定は、生産者・消費者双方にとって重要で、行政の積極的な関与と指導のもと、全ての産地・生産者などが一丸となって需給調整に取り組んでいく必要があることを強く訴えた。具体的には、関係団体が一体となって需要に応じた生産に取り組むため、全国組織の設置を早急にすすめること、水田活用の直接支払交付金の恒久的な措置や、産地交付金の継続など、7項目を政府に対して強く働きかけるよう要請した。
榎本市長は「厳しい状況だが、地域農業に大きく関わるこの問題についてしっかりと国に要請していきたい」と述べた。

榎本市長(右)に要請書を手渡す佐藤組合長(中央)と海藤JA庄内たがわ常務(左)

 

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親子で特産の「だだちゃ豆」収穫体験を実施/第2回あぐりスクール

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡は8月27日、第2回あぐりスクール「だだちゃ豆収穫体験&だだちゃ豆料理を作ろう!」を開き、市内外の小学3~6年生の親子9組25人が参加。
はじめに大泉地区の81農家で構成される農事組合法人大泉フェローズの圃場(ほじょう)でエダマメ「だだちゃ豆」の収穫を体験。同法人の役員らから収穫のコツを教わった参加者は、われ先にと圃場内に入り、たくさんさやのついた株を探していた。子どもの背丈ほどの高さに育った主力品種「白山」を親子で力を合わせ、根本から力いっぱい引き抜いていた。朝暘第四小学校3年生の佐藤愛理さんは「だだちゃ豆を抜く時、根がすごく張っていて力がなければ抜けなくて驚いた」と笑顔を見せた。
引き続き、同市農村センターでJA職員の佐藤指導員よりエダマメ「だだちゃ豆」についてのお話を聞いた後、女性部農産加工グループ代表の石田澄子さんを講師に迎えだだちゃ豆料理講習を行った。5班に分かれてだだちゃ豆おにぎり、だだちゃ豆の味噌汁、ゆでだだちゃ豆の3品を作り、採れたてのだだちゃ豆の味を満喫した。
次回は、11月上旬に「ポン菓子づくり見学&おこし作り」を行う予定。


力を合わせて収穫しました。


採れたてを味わいます。「おいしくなーれ!」

 

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ミニトマト目揃い会を開く

読了までの目安時間:約 1分

 

JA鶴岡ミニトマト専門部は8月25日、鶴岡市のJA西郷選果場でミニトマトの目揃い会を開いた。部会員ら約80人が参加した。
17年度は専門部の147人が16.5㌶で栽培。8月下旬から11月下旬まで出荷が続き、9月下旬から10月上旬に最盛期を迎える。
営農指導員がサンプルとカラーチャートを示しながら出荷規格や集荷、選別の注意点などを説明。カビの発生や異物が混入しないよう選果・選別の徹底を呼び掛けた。
販売係が「有利販売のためには安定的に高品質を保つことが重要。選果・選別を徹底し、産地一丸となって、高品質のミニトマト出荷に取り組んでいただきたい。JAも、より一層安定的な販売に努めるので、昨年以上の出荷量、単価を目指して頑張ろう」と呼び掛けた。

出荷規格を確認する農家。

 

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農作業研修 職員が選果場作業を体験

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡は8月7日~9月1日、鶴岡市のJA北部集出荷場で、職員農作業研修を実施している。選果場作業などを体験する。4月に実施した水稲苗の播種(はしゅ)作業体験に引き続き2回目の取り組み。
研修では、担当者から説明を受けた後、地域別に組合員が持ち込む、袋詰めされた特産エダマメ「だだちゃ豆」が入ったダンボールをローラーコンベヤーに乗せ、予冷庫に運び入れる作業をした。だだちゃ豆の箱詰めや、発送票の貼り付けなども体験した。
研修を受けた金融部共済課の白幡尚泰さんは「だだちゃ豆の最盛期に普段できない集荷作業を体験することができ、勉強になった」と話した。
藍陽子人事教育課長は「農業に接する機会が少ない職員もいるので、研修を通して、地域の農業や農家に対する理解を深めてほしい」と話す。同JAでは、今後も組合員との繋がりを強化する研修を計画している。

「だだちゃ豆」が入ったダンボールをローラーコンベヤーで送る職員㊧

 

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「田川焼畑赤かぶ」の生産に向け伝統の焼畑を実施

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡の生産者組織である田川焼畑赤かぶ専門班は8月20日、田川地区少連寺の杉伐採地で焼き畑作業を行い、17人が参加した。
赤カブ「田川焼畑赤かぶ」の一番の特徴は毎年異なる杉伐採地を山焼きすること。長年にわたり蓄積された天然の腐葉土と、山焼きによってもたらされる大量の灰によりカリウムやカルシウムなどのミネラル成分がたっぷりとカブに吸収され、また山を焼くことで病害虫の発生も防ぎ、最高の生育条件のもとで栽培される。
一度山焼きしたら、同じ場所で作業できるのは70から100年後になることから、毎年圃場(ほじょう)の条件や栽培面積によって収穫量も増減する。山の急斜面での作業となり、危険が伴う重労働だが主役として活躍しているのは平均年齢70歳以上の生産者たち。朝早くから約1㌶の圃場で焼き畑を行い、まだ煙の立つ熱い山肌に種子をまいた。田川焼畑赤かぶ専門班の長谷川喜三班長は「メンバーの高齢化も深刻化しているが、焼き畑で育てた赤かぶを待つ人がいることが励みとなっている」と話す。
収穫は10月中旬頃から始まり、地元を中心とした県内の加工業者へ販売される。2017年度は28人の生産者が約2㌶の圃場で14㌧の出荷を目指す。


火が一度に燃え広がらないよう、上から下に向かって少しずつ燃やしていきます。


伝統の焼き畑農法を守り続けている生産者ら。

 

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ミニトマト現地講習会を開く

読了までの目安時間:約 1分

 

JA鶴岡園芸特産課では8月10日、鶴岡市管内の圃場(ほじょう)でミニトマトの現地講習会を開いた。
管内では、糖度が高く、食味にすぐれるミニトマト「千果」を主に栽培している。この講習会では、タキイ種苗(株)の技術担当者と各生産者の圃場を巡回し、生育状況を確認、今後の栽培、管理について指導を行った。
指導の中で、灌水(かんすい)のタイミングや水分量の確認の仕方、追肥時期や追肥効果が表れるまでの間隔、暑さ対策について説明。参加した生産者からは、肥料の散布方法などの質問がだされた。
営農指導員からは、管内での病害虫の発生状況について説明。油断せず防除を行うよう呼び掛けた。
ミニトマトは、生産者147人で、8月下旬より本格的に出荷が開始される。


今後の栽培・管理について説明を受ける参加者

 

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鶴岡市とJA鶴岡が大阪でだだちゃ豆トップセールス

読了までの目安時間:約 2分

 

鶴岡市とJA鶴岡は8月8日、大阪市中央卸売市場の本場で、だだちゃ豆の日に合わせてこれから最盛期を迎えるエダマメ「だだちゃ豆」のトップセールスをした。関西方面への出荷にも力を入れていこうと、榎本政規市長と佐藤茂一組合長が、市場関係者へ向けPRした。
だだちゃ豆の日は鶴岡市内の生産者などで作る鶴岡地域だだちゃ豆生産者組織協議会が2011年に制定。ちょうど旬の季節を迎えるとともに、「だだちゃ豆」が庄内弁で「お父さん=パパ(88)」を意味することや、1さやに2粒入っている豆の形が8の字に似ていることにちなんだという。
佐藤茂一組合長は「だだちゃ豆は関西方面ではまだ知名度が低いので、今後は関西方面への売り込みにも力を入れていきたい。だだちゃ豆の特徴は、独特な香り、濃厚な味、みそ汁に入れると汁の味がカニ風味になること。特に味はどこの枝豆にも負けない自信があるので、ぜひ食べてほしい」と力強くPRした。買参人など300人にゆでただだちゃ豆の試食を振る舞った。
管内では生産者229人が267㌶を栽培。7月下旬~9月中旬まで収穫され、8月中旬に最盛期を迎える。鶴岡周辺で江戸時代より栽培されてきた枝豆で、茶毛でほかの枝豆にはない甘味と風味が特徴。2017年度は目標出荷量880㌧、販売高8億円を目指す。

市場関係者にだだちゃ豆をPRする佐藤組合長㊧

市場関係者らと 関西方面への売り込みにも力を入れていく

 

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