令和2年度 ミニトマト栽培基礎研修会

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡生産振興課では11日、同JA北部集荷場で今年度から初めて新規生産者向けミニトマト栽培基礎研修会を開き、新規生産者8人と関係職員が参加した。新規生産者の増加を受けて、栽培にあたり事前準備が十分にできるよう研修会を開いた。

ハウス栽培100坪(3・3㌃)を例にして、品種は「千果」を推奨し、資材・苗の準備から収穫・出荷までポイントを絞って説明。栽培管理に関する注意点について、苗は土畑では青枯病対策のため基本的に接木苗を使用すること、過度な施肥は連作障害の一因となるため土壌分析に基づいた施肥を行うこと、追肥で使用する液肥と農薬の混用の注意点、防除ではマルハナバチを導入する場合の薬剤使用の影響などを説明した。

今野大介園芸指導係長は「今後も新規生産者の増加とミニトマトの生産拡大を図り、農家・組合員の所得向上に貢献できるよう指導にあたりたい」と話した。

同研修会は8月までの全5回で次回は圃場での講習会を予定している。

メモを取りながら栽培の説明を聞く新規生産者と関係職員

 

topics

令和2年度 共済目標必達と交通安全を祈願

読了までの目安時間:約 1分

 

JA鶴岡金融部共済課は11日、鶴岡市の金峯神社で関係職員19人が令和2年度の共済目標の早期必達と交通安全などを祈願した。

祈願後、長澤浩行金融副部長は「今年度はコロナの影響で、さまざまな制約を受けながらの推進となっている。第2波を想定し例年より前倒しな推進が重要だ」と話した。

斎藤幸共済課長は「このような中だからこそお客さまにとって何が必要か、より一層お客さまの身になり相談・提案活動を行っていこう」と呼び掛けた。

同JAでは毎年、金融部共済課職員と金融渉外担当のLMA(ライフマネーアドバイザー)が参列し、総合ポイント、3Q訪問、ニューパートナーの各種目標の必達と交通安全、事故処理の円満解決を祈願している。

目標達成と交通安全を祈願するJA共済関係職員

 

topics

品質の良いミニトマトへ クロマルハナバチ講習を開く

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡ミニトマト専門部は10日、鶴岡市のJA西郷選果場と西郷地区のハウスでクロマルハナバチに関する講習会を開いた。

品質の安定と省力化が期待できるクロマルハナバチの導入を3年前から推進しており、生産者ら約30人が、その特性や給餌方法、ハウスの環境整備や授粉のポイントを学んだ。

管内ではミニトマトの授粉にホルモン剤を使っている農家が多いが、蜂を使った方が自然着果し、ミニトマトの中の種が充実するなど品質が良くなる。省力化も図れるため、専門部ではクロマルハナバチの導入を図っている。講習会は昨年に引き続き開いた。

農業資材などの販売を行う株式会社三洋の担当者とJA園芸指導係が講師を務め、クロマルハナバチの生態に基づいた巣箱や温度管理など、適した圃場(ほじょう)環境、訪花しやすい花の状態を紹介した。

暑さ対策を万全にするため、必要に応じて巣箱に保冷剤を入れることや、直射日光が当たらないように日陰をつくり、風通しが良い所に設置することの大切さも伝えた。

ミツバチ、マルハナバチ専用の恒温カバー「はち頭巾」を活用することで巣内を快適な温度に保ち、はたらき蜂の安定的な利用が可能になることを説明。花粉が少ない場合は餌不足になるため、蜂用花粉を与えるようアドバイスした。

専門部では、今後も定期的に現地講習会を開く。

巣箱の設置状態を確認する専門部員

 

topics

令和元年度 自動車共済損害調査サービス最優秀組合を受賞

読了までの目安時間:約 1分

 

JA鶴岡は5日、令和元年度の自動車共済損害調査サービス最優秀組合に選ばれ全共連山形県本部から表彰された。

本表彰制度は平成14年度から実施され、毎年県下JAの自動車共済損害サービス(事故対応)の迅速化・適正化を評価するもの。JA鶴岡は3人体制で対応を行っており、現場急行・初期対応の2つの評価項目において満足度100%での受賞となった。
共済課の小玉康義相談係長は「自動車共済損害サービスが評価された事をありがたく感じています。今後も利用者満足度を向上できるように頑張って行きたい」と話す。

本表彰制度に関する受賞は、これまでの受賞と合わせて11回目となる。

表彰を受け、喜びの笑顔を見せる共済事故相談担当者

 

topics

青年部南支部が小学生に大豆の種まきを指導

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡青年部南支部は6月5日、鶴岡市我老林で市立斎小学校の3年生19人に大豆の種まきを指導した。

部員5人が講師となり、播種(はしゅ)機を使った種まきのやり方を教えた。

児童らは、種子消毒と鳥からの食害を防ぐためにピンクの薬が塗られた大豆 「エンレイ」の種が入った播種機を力いっぱい押し、種をまいた後、丁寧に土をかけた。

作業を体験した児童は「機械をまっすぐ操作するのが難しかったけど楽しかった。収穫が楽しみ」と笑顔を見せた。

支部長の斎藤嘉一さんは「体験学習を通じて食べ物ができるまでの過程を知り、自分たちで作った農産物を味わってほしい」と話した。

今後、児童と青年部と農事組合法人IWCが協力して畑を管理する。大豆は10月頃に収穫され、児童が納豆にして味わう予定。

 

大豆について説明する支部長の斎藤さん(右)

播種機の使い方を指導する青年部員(左)

 

topics

【公告】第48回通常総代会の開催

読了までの目安時間:約 0分

 

 

重要

シャインマスカットの栽培技術を学ぶ

読了までの目安時間:約 1分

 

JA鶴岡生産振興課は28日、鶴岡市の生産者の園地でブドウ「シャインマスカット」の栽培講習会を開いた。

基幹作物が水稲であるJAの強みを生かし、水稲育苗ハウスを利用した栽培に取り組んでおり、生産者や栽培に興味のある農家を含め17人が参加した。
県庄内総合支庁産業経済部農業技術普及課の担当者が、ハウス内定植の樹形の作り方や作業ポイントを説明した。

園地では、新梢の誘引作業をはじめ、副梢の摘芯や果房の摘粒作業を実演しながら、「ハウス栽培だと水不足になりがち。若木のうちは特に水やりが大切なので8月末頃まではこまめに水やりをしてほしい」と呼び掛けた。

管内で初めて栽培に取りくむ生産者が多いことから、JAでは今後も定期的な講習会を開く予定。

剪定のポイントを学ぶ生産者

 

topics

青年部北支部 サツマイモ苗の定植を指導

読了までの目安時間:約 1分

 

JA鶴岡青年部北支部は29日、鶴岡市播磨で栄保育園の園児17人にサツマイモ苗の定植を指導した。
はじめに、支部長の本間諭さんがサツマイモ「紅はるか」の苗の植え方について手本を見せながら説明。
園児らは、丁寧に土を掘り、苗を植え、やさしい手つきで土をかぶせた後「おいしいサツマイモができますように」と声を掛けながら水をかけた。
支部長の本間さんは「秋に収穫するまで畑にきてサツマイモの成長の様子を見てほしい」と話した。
秋には収穫体験を行い、保育園の食事で提供される。

 

青年部員と苗植えをする園児たち

おいしいサツマイモができますように!

 

topics

豊穣祈願祭で豊作や農作業の安全を祈願

読了までの目安時間:約 1分

 

JA鶴岡は5月22日、鶴岡市の金峯神社で豊穣(ほうじょう)祈願祭を開いた。佐藤茂一組合長や伊藤淳専務、営農販売部の職員など30人が参列し、豊作や農作業の安全を祈願した。

佐藤組合長は「昨年同様、管内の農作物が豊作の年になることを願う。今年度も販売高100億円達成に向けて、豊作につなげる細やかな指導と、1円でも高く有利販売を目指して役職員一丸となって取り組もう」と呼び掛けた。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、毎年開いている圃場(ほじょう)巡回は中止となった。


豊作や農作業の安全を祈願する役職員

 

topics

省力化と低コスト化図る「密播」技術での田植えを実施

読了までの目安時間:約 3分

 

田植えの季節を迎える中、JA鶴岡管内では農作業の省力化と低コスト化を図る「密播(みっぱ)」の技術で田植えが進められている。管内では年々導入者が増加しており、12戸が78・3㌶で取り組む。
「密播」では、苗箱1枚に播種する種もみの量を通常140〜180㌘を200~250㌘に増やして苗箱数を減らし、田植え時に慣行の約1/3の小面積をかき取り、慣行同様3~5本を移植する。2種類の技術を同時に行うことで、苗箱数と苗の補給回数が少なくなり、省力と生産コストの低減を図る技術だ。通常10㌃当たり苗箱25枚が必要な水田には、密播だと50株植えで平均で11~15枚程度で済む。さらに基本的には既存の機械・設備で導入することができるため投資コストがほとんどかからない。
同JAでは、水稲の生産コストの低減を目指して2017年から「密播」の試験栽培を開始。過去3年間、苗質や育苗管理、生育調査と収量品質調査を継続し、慣行栽培と変わらない結果が表れ、JA大泉支所を中心に研修会を開き推進してきた。
5月14日に田植えを行った鶴岡市伊勢横内の菅原伸一さん(58)は、9・3㌶のうち7・3㌶で「密播」を導入し、4年前から取り組む。菅原さんは「水稲栽培面積が拡大する時代で、苗代に空きがない点を解消し、田植え時の苗渡し作業軽減や費用の削減にもつながりメリットが大きい。過去3年間収量・品質・食味も慣行栽培と大きな差はなかったので、今後も苗質を向上し根張りを改善しながら、密播技術で多収穫・高品質・良食味米を作っていきたい」と意気込む。
今年は4月中旬に低温の日が続いたことで苗の成育が心配されたが、その後の天候の回復で持ち直し、例年通り丈夫な苗に育った。
同JAの営農指導員は「加速する1戸あたりの水稲栽培大規模化に対応できるよう、展示圃(ほ)を設けた生育調査等データ採取を継続して研修会等を開き、普及推進していく」と話す。

密播技術で田植えを行う生産者

苗箱数を削減する密播苗

 

topics