畜産部会 2023年度総会を開く

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JA鶴岡畜産部会は3月29日、農業振興センターで総会を開いた。部会員、関係者15人が出席し、2023年度の事業報告・収支決算や24年度の事業計画など3議案全てを承認した。

事業報告では衛生・防疫対策の一環で消石灰の配布や「食肉消費拡大」運動を行い、防疫管理や飼養管理技術、出荷実績の向上に努めたことを報告した。

24年度は生産と流通の計画化と共同化を促進し、防疫体制の強化とともに部会員の所得増大に向けて関係機関・団体と協力して事業に取り組む。

佐藤眞一部会長は「昨今の世界情勢により資材や飼料などの高騰が続き、不安な状態が続いているが、24年度に向けて部員一丸となり頑張っていこう」とあいさつした。

伊藤淳専務は「厳しい情勢で経営を強いられるなか、情報などをつなぎながら、部会員の皆さんと一緒に役職員一同対応していく」と述べた。

 

あいさつする佐藤眞一部会長

 

 

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長ねぎ専門部2023年度総会を開く

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JA鶴岡長ねぎ専門部は3月26日、鶴岡市の湯野浜温泉「華夕美日本海」で2023年度総会と栽培講習会を開いた。部会員やJA職員約40人が出席し、23年度の事業報告・収支決算など3議案が承認された。

渡部昌良司専門部長は「23年度は夏の猛暑により栽培管理が難しい年であった。来年度に向けて課題を整理してさらに専門部活動の充実を図っていきたい」と挨拶した。

23年度は、露地ネギでは昨年夏の高温により生育不良となり、集荷数量が前年の半分以下となるなど大きく減収した。販売面においては各市場でネギ類の供給不足感があるなどし、出荷期間中は高値での販売となった。軟白ネギでも夏季の高温による生育不良により、特にシーズン序盤の出荷量減など影響があった。今冬は積雪が少なく収穫作業は順調に進んだことなどから、3月中旬時点で販売登録比9割を超える出荷進度となっている。販売単価も露地ネギ同様に高値基調で推移した。

JA販売係は次年度に向けて「出荷量が安定することで単価の安定につながる。安定生産に努めてほしい」と呼び掛けた。

市場関係者からは、関東圏、中京圏で消費者の求める規格が違う。品質が非常に良く消費地での評価も高い。引き続き高品質なネギの生産と出荷数量増を要望された。

挨拶する渡部専門部会長。

敢闘賞を受賞した専門部員。

 

 

 

 

 

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女性部第53回通常総会を開催

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JA鶴岡女性部は3月22日、鶴岡市の農村センターで第53回通常総会を開いた。部員・関係役職員51人が出席。

渡部優子女性部長は「2023年度は、コロナが5感染症に位置づけられ、久しぶりにすべての事業を通常通り行うことができた。女性部活動の総括と次年度の事業を決める重要な場となるので、皆さんの活発な意見を求める」とあいさつ。

23年度は、地産地消運動として「つるおか大産業まつり」でのだだちゃ豆ごはんの販売や、部員の健康増進を目的としたレクリエーション大会の開催、女性部員外にも女性部の活動を知ってもらうことと交流を目的に開講している「生き活き塾」を年4回企画し、参加者同士親睦を深めることができた。

24年度も引き続き、地産地消運動や食農教育活動、地域伝統食の伝承を目的とした、高校生対象の伝統料理講習会に取り組むことを確認した。

上程された議案は原案通り承認され、部員たちは来年度の事業に向けて気持ちを新たにした。

総会に先立ち、前本部役員2人の功績をたたえる感謝状の贈呈も行われた。

JA鶴岡女性部は、昭和47年に設立され、部員数は360人。

あいさつする渡部部長

次年度の計画を確認する部員

前役員へ感謝状と記念品が贈呈された

 

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上郷事業所で組合員交流会を開催

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JA鶴岡上郷事業所は3月19日、鶴岡市三瀬にある坂本屋で「第8回組合員交流会」を開き、組合員やJA役職員など47人が参加。

同事業所総代代表の土岐善幸さんは「上郷事業所になり初めての交流会。昨年の異常気象や1月の能登半島地震など自然現象の脅威を感じた年だったが、楽しく懇談していただき、これから始まる春作業の英気を養ってほしい」とあいさつ。

交流会では、市内寺田の小池清之さんが手品を披露。参加者からは「目の前で見たのは、初めてだが手品のタネがわからなかった」などの感想があった。

おいしい料理に舌鼓を打ちつつ参加者同士歓談しながら親睦を深めた。

交流会の様子

手品を披露する小池さん

 

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SEADS(シーズ)第3回修了式

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3月14日、鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS(シーズ)」の第2回修了式が千安京田の同校で行われた。第3期生の20~40代の男女6人が2年間の研修を修了し、市内で農業に従事する。

式にはシーズ研修生、来賓や関係機関の役職員ら40人が出席した。

百瀬清昭校長は式辞で「地震や豪雨、異常高温など頻発する自然災害、国際情勢の緊迫化、生産資材の高騰により、日本農業は大きな分水嶺に立たされている。本校での学びを糧に頭と身体、そして心、自分の五感をフルに使って前に進んで欲しい」と述べた。

修了生を代表して江部高志さんが「これからの農業経営においても、地域社会に深く関わり貢献していきたい。地域の魅力を広め、守りながら成長していけるよう2年間学んだ知識と経験を生かしていく」と決意を述べた。

3月7日には第3期生の卒業発表が行われ、農業をするため千葉県からIターンの江部高志さんは、西郷地区で庄内砂丘メロンやミニトマト、北限スダチの栽培に取り組む予定だ。また、東京からIターンしてきた中川祐希さんは、西郷地区で庄内砂丘メロンや軟白ネギを栽培予定。JA鶴岡は新規就農される方に営農指導、設備投資などの経営面についてもサポートしていく。

 

修了生との記念写真

 

 

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「農産加工と衛生管理のポイント」を学ぶ 加工事業者研修会

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JA鶴岡は3月12日、農村センターで加工事業者研修会を開き、組合員ら19人が参加した。

県庄内保健所生活衛生課の浅野晋食品衛生専門員を講師に迎え、「農産加工と衛生管理のポイント」と題して、食品衛生法の経過措置の終了や保健所での必要な手続き、食品衛生管理などについて学んだ。

2021年6月に食品衛生法が改正され食品営業許可制度の見直しや営業届出制度の創設に伴い、設けられた経過措置が24年5月末で終了することを改めて確認した。

衛生管理についてはHACCPに沿った衛生管理の実施が制度化されており、具体的な事例を出しながら注意するポイントを説明した。HACCPとは、原料の受け入れから製造、出荷までの工程において、食中毒などの健康被害を引き起こす可能性のある危害要因を化学的根拠に基づいて管理する衛生管理の方法だ。

参加者からは「衛生管理について改めて確認できて良かった。さらにしっかり取り組んでいきたい」と話した。

 

衛生管理について説明する浅野氏

 

 

 

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第5回あぐりセミナー 庄内産大豆でみそ造りを学ぶ

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JA鶴岡は3月8日、第5回あぐりセミナーを鶴岡市農村センターで開き、市民ら約50人が参加した。

さとみの漬物講座企業組合(山形市)理事長の新関さとみさんを講師に迎え、毎年大人気企画の「庄内産大豆でみそ造り講座」を行った。

庄内産大豆と県産米「はえぬき」のこうじを使い、4㌔の「天然醸造の18割こうじみそ」造りを学んだ。

こうじと塩を混ぜ合わせ、煮た庄内産大豆「里のほほえみ」と一緒にビニール袋に入れ、足で押しつぶし、表面が空気に触れないようにビニール袋をかけて完成させた。

参加者は「とても楽しくみそ造りをすることができた。出来上がりの時、開けるのが楽しみ」と話した。

「JAの時間」では、金融部信用課の職員が「NISA制度」の仕組みや利点、また、「JAバンクアプリ」について紹介した。

 

みそ造りのやり方を説明する新関先生

 

一生懸命にみそを造る参加者

 

 

 

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直売所「もんとあ~る」全体会議を開く

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産直課は3月6日、農村センターで直売所「もんとあ~る」の全体会議を開いた。出荷者のほか、五十嵐廣運営委員長ら産直運営委員、JA役職員ら約130人が参加した。

トキタ種苗株式会社 販売部次長 山﨑慎治氏を講師に招き「産直向け品種からイタリア野菜まで」と題して研修を行った。全国の産直の状況を説明いただき、産直に来店するお客さまが何を求めていてどのように販売、PRしたらよいのかを学んだ。山﨑氏は「お客さまが直売所に持つ3大印象といして①安心安全②新鮮③品ぞろえが豊富がある。そして安いから買う!という人は少なくなった」と話した。

その後、2023年度の取り組み報告および24年度に向けての協議のほか、出荷者表彰を行った。24年度に向けて販売手数料の改定、もんとあ~る駅前店の新築、搬入時間と陳列方法、試食の提供などについて協議を行った。参加者からは、「値引き販売は値崩れを誘発するのではないか」「生産者が試食を提供する方法について講習会を開いてほしい」などさまざまな意見が出された。

出荷者表彰では、23年1月1日から12月31日までの1年間の売り上げと前年同期間を比較し伸び率上位者3人を表彰。第1位にクドウファームさん(稲生)、第2位に佐藤功さん(外内島)、第3位に阿部寛さん(谷定)が輝いた。特別表彰として90歳を超えてからも出荷を続け、長年産直事業に貢献してきた冨樫智恵子さん(下小中)を表彰した。

五十嵐運営委員長は「現在会員数が400人を超え、2015年には6億円だった売り上げが23年度は9億円を超え10億円に迫る勢いとなっている。これはみなさまが良いものを作り、スタッフがお客さまに喜ばれるように頑張ってきた成果。今後も頑張っていこう」と述べた。

特別表彰を受ける冨樫智恵子さん。

研修に参加する産直会員。

 

 

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北部給油所定休日のお知らせ

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2024年産米の水稲種子もみ温湯消毒スタート

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鶴岡市寺田にある大泉育苗組合の施設で、2024年産米の水稲種子の温湯消毒作業が行われている。作業は4日から始まり、作業員4人がローテーションを組んで日量約1.1㌧、今シーズンを通して、生産者52人分となる約14㌧を処理する。

消毒する品種は、「はえぬき」や「つや姫」、「雪若丸」など8品種。
温湯消毒は、種もみを60度の温水に10分間浸して病原体を消毒し、冷水につけて種もみを冷まし、脱水するまでの一連の作業を行う。農薬を使わないため廃液が発生せず環境にも優れ、コストも低く抑えられるメリットがある。

同組合では農薬成分を減らした安全安心な米の生産、販売に向けて12年から温湯消毒に取り組んでおり、大泉地区にある大泉カントリーエレベーターに搬入する米「つや姫」は、全量温湯消毒を行っている。

同組合の菅原一紀温湯管理主任は「適正な温湯消毒を行い、高品質な水稲種子を生産者の元にお届けできるよう作業にあたりたい」と話す。作業は20日過ぎ頃まで行われる。

温湯から種もみを引き上げる作業員

 

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