25年度会長には佐藤隆雄さん!生産組合長会第41回総会を開催
鶴岡市農村集落代表者会議・鶴岡市農協生産組合長会は4月8日、農業振興センターにて第41回目の通常総会を開催し、25年度各集落生産組合長と関係役職員の約100人が出席した。
総会では24年度事業の総括や、25年度の事業計画が審議され、全ての議題において承認された。
また役員改選が行われ、1年間会長として会の運営に尽力された佐藤冨士雄さん、副会長の上野俊廣さんをはじめ24年度の本部役員が退任した。
そして新たな会長に佐藤隆雄さん(矢馳)、新副会長には黒坂信勝さん(下興屋)が就任した。
佐藤新会長は、就任後の挨拶にて「役員一同、任期満了まで精一杯頑張っていきますので、皆様からもご協力をお願いいたします」と決意を述べ、会場からは大きな拍手がおくられた。
25年度の主な事業としては、2回の全員研修会や適期での役員会を開催し、更なる地域・集落農業の活性化を図っていく。
佐藤前会長より24年度活動が無事終了したことが報告された。
新本部役員とともに、25年度の決意を語る佐藤新会長。
日本一の枝豆産地へ向けて!だだちゃ豆専門部が全体研修会を開催
だだちゃ豆専門部は平成25年産だだちゃ豆の生産に向けて、3月21日に農村センターで全体研修会を開催。管内から200人を超える生産者が集まり、栽培管理方法などを確認した。
木村君雄専門部長は冒頭の挨拶の中で「この鶴岡地域にとって、だだちゃ豆は先祖代々引き継がれてきた宝物です。この大事な宝物を次世代に伝えていくために、今シーズンも専門部員一丸となって美味しいだだちゃ豆を作りましょう」と参加者に呼びかけた。
研修会では、専門部とJAが栽培マニュアルを説明。土づくりをはじめ播種から収穫・出荷までの各ステージにおけるアドバイスをおくったほか、専門部取決め事項や農薬適正使用の遵守などを強く訴えた。さらに、枝豆の品種改良や栽培技術の研究に取り組んでいる山形大学農学部の阿部利徳教授による「だだちゃ豆の特徴と生産者への期待」と題した講演も行われた。
専門部の平成25年産だだちゃ豆の作付面積は合計で約260ヘクタールとなり、280人が栽培に取り組む。
木村君雄専門部長が今シーズンのだだちゃ豆生産にかける決意を語った
栽培マニュアルなどを研修するだだちゃ豆生産者
女性パワーをJA運営に!「女性総代・参与・理事合同研修
女性のアイデアやパワーをJA運営へさらに活かせる体制をつくろうと、3月14日に東京第一ホテルを会場に、初めての「女性総代・参与・理事合同研修会」が開催された。
会にはJA鶴岡で総代・参与・理事を務めている24人の女性が参加。研修ではJA山形中央会の池田三好教育部長(当時)から『女性参画と総代の役割』と題した講演が行われ、「女性はJA全ての事業にとって大事なアドバイザーであり主役である」との強いメッセージに、参加者もJA運営参画への意欲を高めていた。
さらに、『JA鶴岡事業に対する女性への期待』をテーマに、伸長拡大している産直・福祉事業へのさらなる女性パワーの活用や、女性総代の増員方法などについて、参加者により活発な議論が行われた。
JA鶴岡では女性のJA運営参画を進めており、女性理事2人以上(現在2人)、正組合員の女性割合25%以上(現在28%)、総代の女性割合10%以上(現在6%)の目標を掲げている。※()内の各数値は2013年3月31日現在。
JA鶴岡の女性総代・参与・理事が一同に集まり研修。写真はJA綱領を唱和する参加者たち
各地区で集落座談会を開催!組合員とJAが意見交換
JA事業の24年度下期における経過などを説明すると共に、運営に対する組合員の意見を集約しようと、3月4日~12日までの期間、JA鶴岡は総代や生産組合からの協力を得ながら管内の各会場で集落座談会を開催した。
役員室をはじめ理事・監事、各部署の職員などがJA事業の説明を行い、組合員との積極的な意見交換を行った。説明のなかで、「JA鶴岡の情勢・課題と長期戦略の概要」が報告され、JAをとりまく情勢と課題認識、目指す方向性、基本目標、テーマ別基本戦略などが示された。また、白山地区にある「Aコープけさらん店」が平成25年3月30日をもって閉店することから施設の今後の活用方法についても提案され、組合員からは様々な意見・要望が出された。
今回の座談会で組合員から出された貴重な意見の数々は、JA内部で詳しく検証され今後の運営に活かされていく。
役職員がJA下期事業の経過などを説明(下川下座談会会場)
座談会に参加した組合員から様々な意見が出された
広報誌「けさらん」3月号を発行しました
JA鶴岡広報誌「けさらん」3月号(NO.507)を発行致しました。
今月号では、「『味楽来レストラン・絆』が一日限定オープン!」「表紙を飾った子どもたち」などの特集記事を掲載しております。ぜひご覧下さい!
【JAバンクより】本人確認に関するお客様へのお願い
JAでは、犯罪から得た資金の洗浄(マネー・ローンダリング)およびテロ資金の供与を防止するなどのため、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」に基づきまして、ご本人の確認をさせていただいておりますので、ご理解のうえ、ご協力くださいますようお願い申し上げます。
【JAバンクより】中小企業金融円滑化法の期限到来後の対応方針について
お客さま各位 平成25年3月8日
今般、中小企業金融円滑化法の期限到来後もお客さまに安心してお取引を継続していただけるよう、別紙のとおりJAバンクにおける対応方針を公表いたしました。
当組合としても本方針に基づき、適切に対応してまいりますので引き続き当組合をご利用いただきますようお願い申し上げます。
食でつながる心と心!けさらん愛、愛サービスが愛情弁当をお届け!
助けあいの会『けさらん愛、愛サービス』は、高齢者世帯を訪問して、手作りのお弁当を届ける「配食サービス」を2月21日に行った。 このサービスは65歳以上で1人~3人で生活する組合員世帯に、栄養バランスの良い昼食を届け健康な暮らしに貢献しようと15年前から毎年行われている。
この日は同会の会員40人らが朝早くから集まり、約300食のお弁当づくりに励んだ。佐藤蘭子会長は「地域の先輩である皆様に、これからも健康で元気に暮らして頂きたいという思いを込めて作りました」とコメント。地元産食材にこだわり、『つや姫ごはん』『鱈の味噌漬け』『炒り煮』『白菜の塩麹煮』『ぜんまい料理』『白カブの浅漬け&しそ巻き』など、彩りも豊かな愛情弁当を完成させた。
出来上がったお弁当は、会員らの手によって一軒一軒に配達。まごころがこもった温かいお弁当を受け取ると、サービス利用者は笑顔を見せ「とても楽しみにしていました」と感謝の言葉を口にしていた。
愛、愛サービス会員が、朝早くから集まり愛情を込めてお弁当づくり
温かい愛情弁当が届き、組合員やその家族なども満面の笑顔
米粉の魅力を再発見!「庄内水田フォーラム2013」
米の消費拡大について考えるイベント「庄内水田フォーラム2013」が、2月21日にグランドエル・サンで行われた。
このイベントは、米の消費量が減少している現状を改善するため、今後の消費拡大策などについて市民が一緒に考え行動していく機会にしようと、鶴岡市・山形大学農学部・JAなどが連携して毎年実施している。
会場では、鶴岡市内で米粉を使った商品を開発している各団体が、ブースを設けて米粉パン・ピザなどを市民に試食で振る舞うなどして米粉をPRした。
JA鶴岡のブースでは、生活課と産直課が協力して米粉の製粉に関する説明や、米粉料理レシピを紹介するなど大きな注目を集めていた。
また、愛国学園短期大学の平尾和子副学長が「米粉の性質と利用法」と題した基調講演を行ったほか、産直あぐりの上野重和取締役と、おやつ工房みるくぱんの菅原久美氏が米粉に関する実践発表を行うなど、市民にとって米粉の魅力を再発見する一日となった。
JA鶴岡の生活課&産直課が、米粉の仕組みやレシピなどを紹介
鶴岡市の各団体が、米粉を使った商品などを試食で振る舞った
TPPを断固阻止!JAグループが国・県・市町村に要請!
TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加を阻止しようと、2月19日にJA鶴岡の今野毅組合長とJA庄内たがわの黒井德夫組合長が市役所を訪れ、榎本政規鶴岡市長に要請書、ならびに市議会へ請願書を提出した。要請書を受け取った榎本市長は「日本の農業・生活を脅かすTPP交渉参加阻止の姿勢を貫き、各団体と連携を深めていく」と述べた。
また、JA全中は2月28日に理事会を開き、TPPに関するJAグループの考え方などを決めた。ワシントンで2月22日にあった日米首脳会談の共同声明は、聖域なき関税撤廃を前提にしていると改めて強調。「交渉参加には断固反対」との基本的な考え方を堅持する方針を示した。また政府が「聖域なき関税撤廃が前提ではない」との認識に立つのであれば、農業の重要品目の除外を必ず実現しなければならないと指摘。交渉参加の是非の判断に当たって政府に、6項目の公約を含め「守るべき国益」を具体化した自民党の決議やJAグループの主張を基に方針を確立するよう求めていく。
榎本市長(右)に要請書を手渡す今野組合長とJA庄内たがわの黒井組合長
鶴岡市とJAが、TPP交渉参加阻止に向けた今後の動きなどを協議