ストック目揃い会を開く
JA鶴岡のストック専門部は10月27日、鶴岡市のJA北部集出荷場でストック目揃い会を開いた。生産者と関係者の約20人が参加して出荷規格や出荷調整などを確認した。
9月末からの低温の影響により、後半の作型で例年と比べ1週間ほど生育が遅れている状況となっている。阿部三也専門部長はサンプルを見せながら等・階級ごとの出荷規格基準や箱詰めの注意点を説明した。
JAの販売係は「東北産が10月上旬から開始しており、消費地の冷え込みに伴い徐々にストックの引き合いが強まっている。これから年末に向けて引き合いが強いため1本でも多くの出荷をお願いしたい」と呼び掛けた。
10月中旬から出荷がスタートし、12月中旬頃に最盛期を迎え、翌年3月下旬まで続く見通しで、主に関東市場へ出荷される。
同専門部では部員32人がスタンダードストックやスプレーストックを栽培し合せて約51万本の出荷を予定している。
出荷規格基準を説明する阿部専門部長㊥
秋のビッグフェア2025を開催 農機自動車や生活用品を多数展示
JA鶴岡は10月25日、鶴岡市白山地区の中央センター・農機センター周辺で、ビッグフェア2025を開いた。
家電・生活品コーナーでは、エアコンや洗濯機といった家電製品やガス器具、寝具などの商品を展示した。福祉課のコーナーでは、福祉用具の展示やシニアカーの試乗などを行った。農機センターでは、トラクターや田植え機、コンバイン、管理機などのさまざまな農機を展示した。中央センターでは、新車・中古自動車を多数展示、冬用タイヤやガソリン・軽油の特別価格販売も行われ、イベントを盛り上げた。職員やメーカー担当者は、来場者へフェア限定特価であることや、商品の特徴や能力を詳しく説明し、商談を進めていた。
経済部の大井欣哉部長は「昨年から期間を1日に変更した。会場も中央センター側の集約開催に変更したが、組合員の方々の認識が進み、当日は天候にも恵まれ多くの方からご来場いただいた。今後も組合員の皆さんが期待する展示会を目指していく」と述べた。
家電コーナー
福祉用具の試乗コーナー
農機展示コーナー①
農機展示コーナー➁
中央センター
転作・砂丘赤カブの目揃い会を開く
JA鶴岡は10月27日、鶴岡市のJA鶴岡北部集出荷場で転作田と砂丘地で栽培している赤カブの目揃い会を開き、生産者4人が参加した。
転作・砂丘赤カブはJAが生産拡大に力を入れる園芸品目の一つで、播種(はしゅ)以降の管理作業が比較的少なく、コンテナによる集出荷で労力やコスト削減が期待できる。
JA園芸指導係がサンプルを見せながら選別基準を説明し、出荷時の注意点や昨年との変更点などを伝えた。
販売係は「最盛期の頃に合わせて、企画販売も予定している。1㌔でも多く出荷をお願いしたい」と呼び掛けた。
生産者10人が栽培し、山形県内の漬物業者を中心に約31㌧の出荷を見込んでいる。出荷は11月以降に最盛期を迎え、12月中旬まで続く。
サンプルを確認する生産者
園児らとサツマイモ収穫 青年部北支部
JA鶴岡青年部北支部は10月24日、鶴岡市播磨で栄保育園の園児24人とサツマイモ「紅はるか」を収穫した。
子どもたちに作物を育てる楽しさを知ってもらいたいと、5月に同園の園児らと一緒に苗を定植し、日々の管理は青年部員が行ってきた。
はじめに青年部員がスコップで土を掘り起こし、園児が収穫しやすいように準備。青年部員が収穫のやり方を教えると、園児らは一斉に大きなサツマイモがどこにあるか競い合うように探し、土の中から丁寧に掘り起こした。
収穫を体験した園児は「サツマイモを掘るのがとても楽しかった。はやく食べたい。」と笑顔で話した。
収穫したサツマイモは、園の食事として提供される他、園児らが家に持ち帰り、各家庭で味わってもらう。
青年部員と一緒に掘ったよ!
大きいお芋掘れたよ!
みんなでお芋掘り楽しくできました!
「つるおか大産業まつり2025」多くの市民に食と農をPR
鶴岡市が主催する「つるおか大産業まつり2025」が10月18日・19日の2日間、鶴岡市の小真木原運動公園で開かれた。 JA鶴岡やJA関係各組織などが8ブースを出店し会場をにぎわせた。
両日ともに天候に恵まれ、両日合わせ30000人(主催者発表)が来場し、大盛況となった。
販売コーナーでは、青年部員がもつ煮、焼きそば、フランクフルトを販売。女性部はだだちゃ豆ごはん、なめこ汁、玉こんにゃくを販売。田川そばの郷はそば打ちの体験や打ちたての手打ちそばなどを販売した。
展示コーナーには、管内農産物の紹介や地域貢献活動、新規就農者の取り組みをパネルで紹介。展示されたパネルから出題されるクイズに正解すると抽選で農産物等がプレゼントされるとあって来場者はパネルに見入っていた。
また、同時開催された「やまがたフラワーフェスティバル2025」では、県産花きの展示販売やフラワーアレンジメント体験など花の魅力を存分に楽しめる内容で、人気を集めた。
その他にも、だだちゃ豆・メロン等のアイスやミカンの詰め放題、きんつま焼き、卵の販売など、さまざまなコーナーで来場した多くの市民と交流し農業やJAをPRできた2日間となった。
庄内柿の目揃い会を開く
JA鶴岡庄内柿専門部は10月17日、鶴岡市のJA金谷選果場と北部集出荷場で脱渋柿の目揃い会を開いた。生産者、関係職員約30人が参加した。
JAの園芸指導係がサンプルを提示し、生産者は各等級の着色や形、傷の程度などの出荷規格を確認した。
夏場に高温乾燥が続いたことから果実が軟果しやすい傾向にある。また、10月に入り涼しい日が続いたことから着色が一気に進んでいるため、早めの収穫を呼び掛けている。
JAの販売係は「DMやギフトなどの企画販売も予定しているので、品質に注意しながら、1㌜でも多く出荷してほしい」と呼び掛けた。
今年は「刀根早生(とねわせ)」や「平核無(ひらたねなし)」など合わせて約110㌧の出荷を予定している。
サンプルを確認する生産者
長ネギ目揃い会で出荷規格を確認
JA鶴岡長ねぎ専門部は10月16日、鶴岡市のJA鶴岡北部集出荷場で、長ネギの目揃い会を開いた。生産者、関係職員ら約20人が参加した。
佐藤良専門部長は「丁寧な選別・調整を心掛け、高品質な鶴岡産のネギを全国に出荷しよう」とあいさつした。
JAの園芸指導係が出荷規格を各等階級の白根の長さや曲がり、太さなどの基準を説明。根切りの程度や箱詰めの向き、出荷の際の注意点などを伝えた。
JAの販売係は「軟腐病が日本海側の産地で多く発生しているが、全国的に数量が少ないため単価は好調である。軟腐病に注意して、1㌜でも多く出荷してほしい」と呼び掛けた。
出荷は10月中旬から始まり、11月中旬にピークを迎え、12月中旬頃まで予定している。今年度は3000㌜の出荷を見込んでいる。
サンプルを確認する生産者
サヤインゲン目揃い会で出荷規格を確認
JA鶴岡サヤインゲン専門部は10月2、3の両日、鶴岡市のJA西郷選果場と北部集出荷場で抑制栽培サヤインゲンの目揃い会を開いた。2日間で生産者約40人が参加し、出荷規格などを確認した。
JAの園芸指導係が各等階級の長さや太さ、品質、形状などをサンプルを提示して説明した。箱詰めは量目を確認し、注意点を伝えた。
JAの販売係は「10月に入り他産地も順調な出荷となっている。2粒以上あれば規格外でも出荷できるので、1箱でも1㌔でも多く出荷してほしい」と呼び掛けた。
抑制栽培のサヤインゲンは同専門部で66人で栽培し、1.1万箱(1箱2㌔)を見込む。出荷は10月中旬にピークを迎え、11月下旬まで続く予定だ。
サンプルを確認する生産者
女性部「生き活き塾」で魚のさばき方学ぶ
JA鶴岡女性部は9月28日、鶴岡市農村センターで第1回「生き活き塾」を開き、女性部員23人が参加した。
生活協同組合共立社の職員で、地魚のおいしさや食文化を伝える庄内浜文化伝道師の五十嵐安治さんが魚のさばき方や調理法のコツを伝授。
参加者は、料理に応じた魚のさばき方を見学後、イナダの3枚おろしに挑戦。五十嵐さんに教わりながらイナダの頭や内臓を取り除き、刺し身に仕上げていた。
その他イナダの煮物、秋鮭のフライ、さざえの炊き込みご飯、ツバイ貝の煮つけ、あら汁の6品を作った。
五十嵐さんは指導をしながら「これを機会に、ご家庭でも魚を買って自分で調理してほしい」と伝えた。
参加者は「今まで自己流でやっていたので基本のさばき方や刺し身の切り方を学べてよかった。家でもチャレンジしたい」と笑顔を見せた。
令和8年2月には、第2回「生き活き塾」としてみそ造り講座を開催予定。
魚のさばき方を伝授する五十嵐さん㊨
さばき方を教わる女性部員
美味しい料理が完成しました♪
完成した料理
大泉小学校の児童が稲刈り体験 青年部大泉支部
鶴岡市立大泉小学校の5年生25人は9月26日、学校近くにある9㌃の学校田で稲刈りを体験した。
JA鶴岡青年部大泉支部の指導のもと、5月に植えた「コシヒカリ」を鎌で収穫。同校では食農教育の一環として毎年、田植えから稲刈りまでの稲作を学んでいる。
渡部政弘支部長は「鎌は刃物なので手を切らないよう、気を付けて作業にあたってほしい」とあいさつした。
部員の木村元康さんが鎌の持ち方や稲を刈る時のコツを指導。児童は鎌を使って1株ずつ丁寧に刈り取った後、コンバインによる刈取・脱穀の様子も見学した。
児童は「稲を傷つけないように気を付けて、鎌の向きを考えるのが大変だったけど、楽しかった」と話した。
収穫した米は、10月に行われる収穫感謝祭で味わう予定。
稲刈りのポイントを説明する木村さん
刈った稲を運ぶ児童
稲刈り楽しかったよ!
コンバインでの稲刈りも見学
みんなで協力してできました!














































