鶴岡産の花市役所で展示 地元産花きをPR
地元産花きをPRしようと、JA鶴岡花き振興部会は10月5日から、鶴岡市役所本庁舎1階ロビーに市内産の花とアレンジメントの展示PRコーナーを開設した。
鮮やかなトルコギキョウやアルストロメリア、ヒマワリなどを使ったアレンジメントが庁舎を彩り、来庁者を楽しませている。9日まで。
新型コロナウイルスの影響により、同市で開催予定だった「やまがたフラワーフェスティバル」(県内4地区で持ち回り開催)が中止になったことから、市民に地元産花きをPRする機会を作ろうと企画した。展示コーナーには同部会の紹介パネルや、鶴岡の花を特集したJAの市民向け広報誌『ぱさらん』も設置した。
同部会の佐藤清張部会長は「地元で多くの花を生産していることを知ってほしい。コロナ禍で気ぜわしい日々だが、花を見て少しでも明るい気持ちになってもらえれば」と話した。
管内では花の生産が盛んで、2019年度の販売高は5億7000万円。新型コロナウイルス感染拡大によるイベントの中止や規模縮小で花き需要が落ち込んでいたが、現在の需要や販売単価は平年並みに回復してきている。
鶴岡産の花が並ぶコーナーでPRする佐藤部会長
JA鶴岡花き振興部会や鶴岡の花、若手花農家のメッセージを紹介したパネルも設置した
大泉枝豆直売グループ実績検討会を開く
JA鶴岡女性部大泉支部の大泉枝豆直売グループは10月2日、鶴岡市のJA大泉支所で2020年度の実績検討会を開き、会員13人が参加した。
今年度は、7月の豪雨により管内の圃場(ほじょう)のほとんどが浸水し、黄化やしおれ、根腐れなどが散見された。8月は豪雨や高温が影響し、品種問わず収穫適期が短かった。
直売所は、営業時間の短縮やグループ員の店番制の廃止、飛沫防止シールドの設置、行列を避けるため番号札を設置し順番に案内するなど、新型コロナウイルス感染拡大防止対策をとりながら営業。集客数は昨年よりやや少なかったが、通信販売の「産地直送だだちゃ豆」は前年比14%増の2348箱を売上げ、枝付きの箱数は過去最高の401箱の出荷となった。
21年度に向け、肥培管理を徹底し、高品質を維持していけるよう、排水対策や予防防除などの課題について情報を共有した。
販売実績を確認した会員
青年部北支部が稲刈りを指導
鶴岡市立京田小学校の5年生26人は10月1日、5月に田植えをした学校田で稲刈り授業を行い、JA鶴岡青年部北支部と組合員が講師として協力した。
青年部員が鎌を使った手刈りでの注意点や、やり方を説明した後、児童らが一斉に刈り取りを始め、青年部員らもアドバイスしながら作業を手伝った。
コンバインでの刈り取り作業が実演され、児童は「鎌で刈ると汗をかくほど大変だったけど、コンバインだとすぐに刈り終わって驚いた」などの感想が聞かれた。
田んぼの校長先生として協力した吉田健男さんは「1年を通して米づくりを学び、これからも農業に興味を持ち続けてほしい」と伝えた。
手刈りを体験する児童
コンバインでの稲刈りを見学した
たくさん収穫できました!
サヤインゲン出荷規格確認
JA鶴岡サヤインゲン専門部は9月30、10月1の両日、鶴岡市のJA北部集出荷場と西郷選果場で抑制栽培サヤインゲンの目揃い会を開いた。関係者約40人が参加した。
JAの園芸指導係が出荷規格に基づき各等階級の長さや太さ、曲がりや傷の程度をサンプルを見せながら説明。「播種(はしゅ)後の高温の影響で着色不良などが発生し、出荷開始が遅れている。箱詰めする時は品質を保つためきれいに並べてほしい」と話した。
販売担当者は、量目不足に注意して出荷作業に取り組むよう呼び掛け、「猛暑の影響により全国的に荷量が少なく、相場が高騰している。鶴岡産の品質は高いとアピールして販売していきたい」と話した。
抑制栽培のサヤインゲンは同専門部60人で栽培。出荷は11月下旬まで続く。
サンプルで出荷規格を確認する生産者
女性大学「きらめきカレッジ」開校・鶴岡の花でフラワーアレンジメント
JA鶴岡女性大学「きらめきカレッジ」が10月1日、鶴岡市農村センターで開校した。5期生と、今回から新たに加わった6期生の計14人が出席した。
きらめきカレッジ副学長の五十嵐京子JA理事はあいさつで「2年間楽しんで学ぼう。カレッジをきっかけにJAに興味を持っていただき、ぜひ事業を利用してほしい。新型コロナウイルス感染拡大の影響で花の需要が落ち込んでいるが、若手農家も頑張っているので応援してほしい」と述べた。
「JAの時間」では、職員がJAの事業を紹介。直売所で野菜を買うことや、JAバンクなど広く事業を利用することで、農家の応援につながっていくことを説明した。鶴岡の花や若手農家に聞いた花の魅力や楽しむ方法などを特集したJAの市民向け広報誌『ぱさらん』も紹介した。
管内で花を生産している佐藤民子さんが講師を務め、鶴岡産の花を使ったフラワーアレンジメントに挑戦した。参加者は、鶴岡産のクジャクソウ、ヒマワリ、アルストロメリア、トルコギキョウなど7種類の花を使い、思い思いの作品を仕上げた。
参加者は「忙しい日々の癒やしになった。地元でこんなにたくさんの花を生産していることを知らなかった。自宅でもフラワーアレンジをやってみたい」と話した。
きらめきカレッジは、2年1期で、全9回の講座を予定している。
共同乾燥施設安全管理キャラバン 今年産米の作柄・品質を確認
JA鶴岡管内のライスセンター(RC)とカントリーエレベーター(CE)10施設の利用組合で組織されるJA鶴岡RC・CE連絡協議会は、9月30日に安全管理キャラバンを開き管内の稲刈りの進捗(しんちょく)状況や、作柄・品質について確認した。
関係者12人が参加し、9月29日現在での稲刈りの進捗率は約70%で、共同乾燥施設(RC・CE)の荷受けはおおむね10月6日に終了することを確認した。荷受けした「はえぬき」の10㌃当たりの予想収量は610㌔になる見込みとの報告を受けた。
JAの耕種指導主任は、生育期間中の長雨や出穂後の高温の影響が心配されたが、精品歩合(実り度合い)や品質は良好となっている。共同乾燥施設では、機械設備の点検・整備や安全運転に努めて、適切な乾燥調製を行うよう呼び掛けた。
上郷小 稲刈り授業 青年部上郷支部らが協力
鶴岡市立上郷小学校の5年生20人は9月30日、学校近くの佐藤憲一さんの水田で稲刈りを体験した。
同校では、食農教育の一環として毎年、米づくりを学んでおり、JA鶴岡青年部上郷支部と農家の佐藤さんの指導で、5月に植えた「はえぬき」を鎌で収穫。児童たちは、鎌の持ち方・使い方のこつを教わりながら、自分たちが植えた稲を刈り取った。
児童は「春に植えた苗がここまで大きくなってよかった。中腰での作業で大変だったけど楽しかった」と話した。
コンバインでの刈り取り作業の実演も行われ、児童らは稲刈りから脱穀、もみの選別までを一気に行うことができるコンバインの機能に驚いていた。
青年部員がアドバイスしながら手刈りをする児童
収穫を楽しむ児童
校外学習で児童がカントリーエレベーターの仕組みを学ぶ
JA鶴岡北支所は9月24日、鶴岡市立朝暘第三小学校の校外学習に協力し、施設見学を受け入れた。
同小学校の3年生102人は、社会科の事業で米作りについて学習しており、刈り取った稲がどのような過程で食卓に並ぶのかを学ぶために京田カントリーエレベーターを見学した。
JA耕種指導係が管内で生産されている米の品種やカントリーエレベーターの施設の役割や構造について説明。
JA耕種指導係は「カントリーエレベーターは農家が刈ってきた稲を共同で使う施設。京田カントリーは東京ドーム約50個分の稲面積を受け入れており、みんなで協力してコメを出荷している。おいしい鶴岡産米をいっぱい食べてくれることが農家が1番喜ぶこと」と、京田カントリーの荷受規模や米食の良さなどを伝えた。
見学した児童は「ホッパーから入って下から上に昇っていくからカントリーエレベーターという名前なのが分かった」「お米をもっとたくさん食べるようにしたい」などと話した。
カントリーエレベーターの仕組みを説明するJA耕種指導係
北支所職員がカントリーエレベーターで組合員の労をねぎらう
JA鶴岡北支所は9月17日、米の荷受けが始まった鶴岡市のJA北部カントリーエレベーターと京田カントリーエレベーター、京田種子センターで、職員5人が荷受けに来た組合員の労をねぎらった。
京田カントリーでは、収穫した籾(もみ)を搬入に来た組合員に、職員が「お疲れさまです」と声を掛け、詰め合わせた菓子を渡した。
京田カントリーでは12日から荷受けを開始し、17日時点で約3割の進捗(しんちょく)状況だ。JA耕種指導係は「7月の長雨でいもち病が例年より多く発生し、8月の出穂期以降には高温多照が続き高温障害が懸念されたが、荷受けされた籾の玄米を確認すると品質低下はないようだ」と話す。
京田カントリーの五十嵐憲一組合長は「天候が不安定なため荷受けに苦労している。今年は雨降りの日が多く、農家も刈り取りに苦労しているようだ。消費者の皆さんにはコロナ禍に負けないように米をたくさん食べてほしい」と話した。
組合員の労をねぎらう斎藤北支所長
組合員に菓子を渡す職員
カントリーエレベーターの荷受けの様子
「JA鶴岡カップ争奪中学校選抜野球大会」球児たちが熱戦を展開
JA鶴岡、鶴岡地区野球連盟は9月12日・13日の2日間、「JA鶴岡カップ争奪中学校選抜野球大会」を鶴岡ドリームスタジアムで開催した。毎年9月に行われ今回で28回目となる。
今大会には市内の中学校を中心に鶴岡地区から7校、酒田地区から1校の合計8チームが参加した。試合はトーナメント方式で2日間行われ、決勝では酒田三中と鶴岡一中が対決した。酒田三中が7対2で勝利し2連覇となった。各チームの選手達は日頃の練習の成果を発揮し熱戦を展開した。
表彰式は決勝途中から雨となったため屋内で行い、伊藤淳代表理事専務が優勝校の酒田三中へJA鶴岡カップ、準優勝校の鶴岡一中へ楯を渡した。副賞として両校へ新米の鶴岡産「つや姫」を贈呈する。
大会ではコロナ感染防止対策として、監督・選手・保護者など関係者のみの入場制限を行い、入場の際は検温・消毒やマスク着用、試合終了ごとにベンチ・スタンド席を消毒するなど徹底した。
優勝の賞状を伊藤専務から受け取る酒田三中
準優勝の賞状を伊藤専務から受け取る鶴岡一中
気迫のスライディングでタッチする球児