アルストロメリア目揃会を開く
JA鶴岡アルストロメリア専門部は4月6日、鶴岡市のJA北部集荷場で目揃会を開いた。2020年度は出荷量4万9000㌜(1㌜40~60本)、販売高1億7000万円を目指す。専門部員ら約30人が参加した。
管内では4月下旬~5月下旬に最盛期を迎える。27人が栽培し2019年度は約4万7000㌜を出荷した。
営農指導員がサンプルを示しながら出荷規格や集荷、選別の注意点などを説明。営農指導員は「出荷量が多い土曜日分をならした出荷や、特に花が売れる水曜日出荷を増やしてほしい」と伝えた。販売担当は市場概況を報告し「2月中・下旬頃からコロナウイルスの影響で花の需要が減っているが、ピンク、黄色、オレンジ等の色は若干引き合いがある。今後も品質管理を徹底して出荷してほしい」と呼び掛けた。上野善光専門部長は「花は順調に咲いている。スーパーや専門店、直売所にも出荷しているので、このような状況だが家庭でも花を飾って楽しんでほしい」と話した。
出荷規格を確認する生産者
直売所もんとあ~るでは色とりどりの花をお手頃な価格で買うことができます。
家や職場に花を飾りましょう!
希望に胸膨らませ8人が仲間入り
JA鶴岡は4月1日、鶴岡市のJA本所で2020年度新規採用職員と登用職員の入組式を開いた。男性6人、女性2人の合計8人がJA職員としての一歩を踏み出した。
佐藤茂一組合長がそれぞれに辞令を手渡した後「JA鶴岡では経営理念である組合員の所得向上、地域貢献を目指して取り組んでいる。組合員のために役立てる職員を目指し、責任と自覚を持って職務に取り組んでほしい」と激励。
新規採用職員を代表して冨樫涼さんが「鶴岡市の未来のために自分が何ができるかを常に考えて行動し、発展の一助となれるよう精進していきたい」と決意を述べた。決意を表明する冨樫さん(中央)
伝統の芽出し 安全祈願祭を開く
JA鶴岡米穀畜産課は4月1日、温泉を利用する伝統の芽出し作業の始まりを前に、鶴岡市の湯田川催芽場で安全祈願祭を執り行った。芽出しの作業員や役職員など15人が作業の安全を祈願した。
伊藤淳専務は「例年同様230㌧以上の申し込みがあるのは施設に対する期待の表れ。品質、作柄、所得ともに良い年となるように願う」と話した。
湯田川温泉の余り湯を利用した水稲の芽出し作業は、江戸時代後期に始まった。農家が持ち込んだ種もみを入れた袋を温泉の余り湯が流れ込む水槽に半日浸してから、枕木の上で半日蒸すことで発芽を促す。発芽が均一になることから管内の農家だけでなく庄内全体から利用申し込みがあり、今年も昨年同様約240㌧の種もみが持ち込まれる予定だ。作業は4月いっぱい予定され、8日から17日頃にピークを迎える。
芽出し作業の安全を祈願した関係者
生産組合長会 第48回通常総会 協議会へ見直し
鶴岡地域農村集落代表者会議・鶴岡市農業協同組合生産組合長会は3月25日、鶴岡市のJA農業振興センターで第48回通常総会を開いた。関係者約60人が出席。
生産組合長会は近年支所単位での活動が主体であるなど、実情に合わせた在り方を整理。2020年度から協議会へ見直し、市所管の農村集落代表者会議は発展的に解散することとなった。今後も各支所の活動は継続し農協事業の推進と営農改善技術の浸透普及を進めて行く。
生産組合長会の阿部正光会長は「組織改編で大きな変化があった年になった。これからは、各支所単位がメインとなる体制となるが今後も組合員のリーダーとして生産組合活動にご協力を願う」とあいさつした。
19年度事業も各集落生産組合の協力によって各事業が円滑に進んだことを報告した。
女性部第49回通常総会を開催
JA鶴岡女性部はJA鶴岡女性部は3月18日、第49回通常総会を大泉支所で開いた。
渡部優子女性部長は「今年度の女性部活動の総括と次年度の事業を決める重要な場となる。皆さんの活発な意見を求める」とあいさつ。
新型コロナウイルスの感染予防として、総会のみが行われた。
2019年度は、鶴岡市食文化創造都市推進協議会が主催する「つるおかおうち御膳を学ぶ講座」に部員9人が講師として協力。エダマメ「だだちゃ豆」や民田ナスといった旬の在来作物を使った郷土料理6品を次世代に伝え、20年度も引き続き、地産地消運動や食農教育活動、地域伝統食の伝承を目的とした、高校生対象の伝統料理講習会に取り組むことを確認した。
上程された議案は原案通り承認され、役員の選任では渡部部長が再任。部員たちは次年度の事業に向けて気持ちを新たにした。
JA鶴岡女性部は、昭和47年に設立され、会員数は509人。設立以来、阪神淡路大震災や中越地震、東日本大震災の支援、設立した助け合い組織「けさらん愛・愛サービス」での福祉施設ボランティアなどを行ってきた。現在は地産地消運動として、つるおか大産業まつりでの大鍋を使った豚汁の販売や、軽スポーツ大会の開催、女性フェスティバルでの5色の食材を使った弁当の提供などを行っている。
次年度の計画を確認する女性部員
フリージア目揃い会 出荷規格を確認
JA鶴岡花き振興部会は3月16日、鶴岡市のJA北部集荷場でフリージアの目揃い会を開いた。生産者など14人が参加。
営農指導員が等階級などの出荷規格や調整作業など注意点を伝え、新型コロナウイルスの影響が懸念される状況だからこそ、よりいっそう選別に注意して出荷することをお願いした。
販売担当は、例年に比べ市場の盛り上がりが懸念される状況にあることや、4月から各品目が増えるため3月中に多く出荷してもらいたいこと、気温に注意し開花前に出荷するよう呼び掛けた。
参加者は 生育状況に合わせ出荷日を増やすことや、サンプルを見ながら蕾(つぼみ)の状態など確認し情報を共有した。
助け合いの会「けさらん愛、愛サービス」総会 健康教室を計画
JA鶴岡助け合いの会「けさらん愛、愛サービス」は3月13日、JAすまいるプラザで第22回通常総会を開いた。
石塚公美会長は「助け合いの会として1年間皆さんと一緒に考え行動してきたことは、組合員の皆さんへの還元であり、地域とJAを結ぶ懸け橋として福祉の向上につながるものであったと思う」とあいさつ。
新型コロナウイルスの影響により研修、懇親会を控え総会のみが行われた。
2020年度は、新たに会員同士や仲間が気軽に集い交流するサロン(健康教室)を計画。年間を通じて健康づくりなどに取り組む。
19年度の活動内容を報告、2月に行なった配食サービスを振り返り、取りまとめや配布方法などの意見が出された。役員の選任では、会長に阿部真由美(豊田)さんを選出した。
第17回総代選挙結果について
令和2年3月17日執行の鶴岡市農業協同組合第17回総代選挙について、3月12日に立候補の届出を締切り、直ちに選挙会を開催した結果、全選挙区において候補者数が定数を超えないため、候補者全員を無投票当選とすることを決定しました。候補者名簿および投票を行わないこと、無投票当選公告は各支所に掲示します。
令和2年3月16日
鶴岡市農業協同組合
代表理事組合長 佐藤茂一
選挙管理者 本間栄
手作り茶わんでお茶を楽しむ/JA鶴岡女性大学「第5回きらめきカレッジ」
JA鶴岡は3月12日、鶴岡市農村センターで女性大学「きらめきカレッジ」第5回を開き、受講生19人が参加した。「和の心 お茶を楽しむひととき」をテーマに、お茶のたて方や茶席の作法を学んだ。
同JA理事で、裏千家の五十嵐宗代(千代美)さんから和菓子のいただき方やお茶のたて方などを学び、五十嵐さんがたてた薄茶を味わった。その後、亭主と客側に分かれ、亭主側の受講生たちは第1回講座で作った抹茶茶わんを使って心を込めてお茶をたてた。客側の受講生は「お点前、頂戴します」と茶わんを丁寧に受け取り、おいしく味わっていた。
参加者は「初めてお茶をたてたがとてもおいしく、家でも楽しみたい」「自分で作った茶わんを使えてうれしかった」と話した。
「JAの時間」では、職員がJAのセレモニー事業を紹介した。
4期生の卒業式も行われ、2年のカリキュラムを修了した受講生に佐藤茂一組合長が修了証書を手渡した。佐藤組合長はあいさつで「2年間学んできた皆さんの表情に輝きが増したように感じる。今後もぜひJA鶴岡の事業に参加してほしい」と述べた。
受講生は「多分野を学ぶことができ、語らいの場、リフレッシュの場であり、すてきな時間を過ごすことができた」と話した。
「きらめきカレッジ」は、管内の20~50代の女性を対象に、2年1期の10回でさまざまな分野の講座を仲間と楽しく学び、自分を磨くことを目的に、2015年に開校。19年春には6期生を募集する。
げんき部会総会 交流活動を充実へ
JA鶴岡げんき部会は3月12日、JAすまいるプラザで第18回通常総会を開いた。
前田哲男会長は「活力ある高齢社会の一環として農業や農協事業に協力し、会員の減少もあるが仲間づくりをしていきたい」とあいさつ。
2020年度は、生きがいづくり活動として子どもたちへ田植え、稲刈りの指導を行うほか、ふれあい交流活動では、福祉活動に協力するほか新たに輪投げ、健康体操に取り組み楽しく学び合う。
19年度の活動内容を報告したほか、役員の選任では前田会長が再任した。
新型コロナウイルスの感染予防として、懇親会の自粛や会場を変更し対応した。