葬祭会館「アク・サン」業務提携5周年感謝祭 多くの来場者でにぎわう
JA鶴岡生活課セレモニーは10月6日 、葬祭会館「アク・サン」との業務提携5周年を記念し鶴岡市のアク・サン大山で感謝祭を開いた。
オープン前には行列ができきるほどの盛況ぶりで460人が来場した。
同JAではホール葬が9割近くを占めており、より地域に根差した葬祭会館となることや、セレモニー互助会の周知、日頃の感謝の意を込めて企画された。
会場では、互助会加入キャンペーン、葬儀事前相談、人形・遺品供養を受け付けた他、来場者に楽しんでもらおうと各種商品を用意した抽選会やキッズコーナー、オリジナル缶バッジ、産直野菜の詰め放題、焼きそばなどをふるまう屋台コーナーなどを用意した。
同課の工藤妙課長は「目標を超える多くの方から来場いただいた。アク・サンをより身近に感じていただけたと思う。事前相談、互助会についてお気軽に相談していただければ」と話す。
「鶴岡 鶴姫レッドメロンサンド」一村逸品大賞前期優秀賞 受賞!
山形県鶴岡市の(株)来ばえちゃ本舗が販売する焼き菓子「鶴岡鶴姫レッドメロンサンド」が、一村逸品大賞前期優秀賞を受賞した。
受賞した水口健史所長は「この受賞が、鶴岡産メロンのPRになれば受賞以上に大変うれしい。これからも産地を盛り上げていきたい」と受賞の喜びを語った。
同商品は、市内の観光施設で販売しているお土産品は、エダマメ「だだちゃ豆」、サクランボ、西洋梨「ラ・フランス」が多く、庄内特産のメロンの商品が少ない事から企画され、JA鶴岡が原材料を提供、JA担当者も開発に協力し今年4月から販売を始めた。
パッケージは、メロン「鶴姫レッドメロン」の鮮やかなオレンジ色を生かし他のお土産品と色でも差別化した。また、販売を始めてからも包装資材に改良を加え、より長期保存を可能とし通年販売につなげている。
JAでは、メロンの販売時期にメロンサンドも一緒に売り込んだことで、スーパーなど販売店ではメロンと並べて販売されるなど、これまでにない売り場作りにつながるなど相乗効果も見られた。
一村逸品大賞は、前期からは3点が選ばれ、後期から選ばれた優秀賞と合わせ来年2月に年間大賞と金賞が決まる予定。
加工用キャベツ 選別基準を確認
JA鶴岡は10月4日、鶴岡市のJA鶴岡北部集荷場で加工用キャベツの目揃会を開いた。
営農指導員がサンプルを見せながら選別基準を説明。販売先の需要に合わせ1玉あたりの出荷重量が変わった事、外葉を残す際の注意点や果尻の割れ、病害虫被害を確認し、鉄コンテナ詰める際は隙間なく詰める事を確認した。
販売担当からは「加工用と言っても品質は大事。鶴岡産は良い評価を得ているが、何個か割って中身を確認し出荷する事や精度の高い出荷計画にするために生育状態や出荷予定をまめにつないでほしい」と呼び掛けた。
出荷されたキャベツは、業務用にカット野菜などさまざまな用途で使われる。11月には出荷最盛期を迎え、本年度は250㌧を超える出荷を目指す。
鈴木博斗さんが「第7回山形まるごとマラソン」ハーフ男子で優勝
10月6日に開かれた、山形市中心部を走る「第7回山形まるごとマラソン」にJA鶴岡本店営業課の鈴木博斗さん(23)が出場し、ハーフ(21・0975㌔) の男子で1時間4分50秒の大会新記録で初優勝した。
霞城公園や市役所前の大通り、馬見ケ崎川沿いなどを巡るハーフには、国内外から集まったランナー4629人が出場した。
鈴木さんは「優勝できると思っていなかったので、勝負で勝ち切れてよかった。中盤前から一騎打ちとなり緊張感もあったが、ラストで勝てたのは自信になった。今後も調子を落とさず大会に臨みたい」と話した。
サヤインゲン目揃い会で出荷規格を確認
JA鶴岡サヤインゲン専門部は10月2、3の両日、鶴岡市のJA北部集出荷場とJA西郷選果場で抑制栽培のサヤインゲンの目揃い会を開いた。関係者約40人が参加。
JAの営農指導員が出荷規格に基づいて各等階級の長さや太さ、曲がりや傷の程度をサンプルを見せながら説明。「箱詰め後に出荷ダンボール箱のフタが盛り上がっていると傷がつきクレームにつながるので、きれいに並べてほしい」と箱詰め時の注意事項も伝えた。
販売担当は「夏以降の暑さと9月の台風の影響で全国的に出荷量が少なく、秀品不足で、価格は平年に比べて高値で推移している。健康に留意し、出荷終了まで1箱でも多く出荷をお願いしたい」と呼び掛けた。
抑制栽培のサヤインゲンは同専門部64人で栽培。出荷は11月下旬頃まで続く。
生育順調、西洋梨の出荷会議を開く
JA鶴岡西洋梨専門部は10月2日、鶴岡市のJA金谷選果場で西洋梨出荷会議を開いた。関係者10人が参加。これから出荷が始まる「ラ・フランス」に代表される西洋梨の出荷規格などを確認した。
「ラ・フランス」は、8月の降水量不足で全般的に小玉傾向だが、生育は順調で着果量もある。JAの営農指導員は、各等階級の形状や熟度、キズの状態など出荷規格や、出荷容器などの取り扱い要領について説明。県庄内総合支庁農業技術普及課職員が、各生産者の「ラ・フランス」の果実硬度や収穫始期までの日数を調べるヨード反応指数を検査した。
西洋梨は同専門部14人で栽培。出荷は12月中旬頃まで続く。
京田小 稲刈り授業 青年部北支部らが協力
鶴岡市立京田小学校の5年生19人は9月30日、5月に田植えをした学校田で稲刈り授業を行い、青年部北支部と組合員が講師として協力した。
青年部員が鎌を使った手刈りでの注意点や、やり方を説明した後、児童らが一斉に刈り取りを始め、青年部員らもアドバイスしながら作業を手伝った。
コンバインでの刈り取り作業が実演され、児童は「鎌で刈るのは大変だったけど、コンバインのすごさが分かった」などの感想が聞かれた。
田んぼの校長先生として協力した吉田健男氏は「大事な作業である稲刈りを手伝ってもらった。一緒にお米を食べることを楽しみにしている」と伝えた。
収穫したお米は学校で食べるほか、施設への寄付も予定している。
おいしい減塩・乳和食を学ぶ/第2回あぐりセミナー
JA鶴岡は9月20日、鶴岡市農村センターで第2回JAあぐりセミナーを開き、市民25人が参加した。料理家で管理栄養士の小山浩子さんが「乳和食で減塩&アンチエイジング」をテーマに、調理実習と講演をした。
しょうゆやみそなど調味料の代わりに牛乳を使って和食の食塩使用量を減らす「乳和食」。牛乳を分離させることで、牛乳の匂いや味、白さが残らないのが特徴だ。
参加者は、「グルマン世界料理本大賞」の2019年「ミルク&チーズ部門」で2位を獲得した小山さんの著書『やさしい、おいしい はじめよう乳和食』を参考に乳和食を調理。牛乳をふんだんに使って、ホエイとカッテージチーズ、トマトとショウガのおこわ、カボチャのミルクそぼろ煮、春菊とクルミの白あえなど7品を作った。
小山さんは「実は塩分が多い和食を乳和食に変えると、1食で約2㌘の減塩と不足しがちなカルシウムの摂取もでき、うま味とコクも増す。長い人生を健康に過ごすために乳和食を役立ててほしい」と話した。
参加者は「牛乳の香りや味を感じないのに、おいしく栄養たっぷりで素晴らしいと思った」「地域にも乳和食を広めていきたい」と話した。
「JAの時間」では、職員が青年部と女性部の食農教育や仲間づくりなどについて紹介した。
庄内南部ライスステーション稼働
JA全農山形が昨年より三川町に建設をすすめてきた広域集出荷保管施設「庄内南部ライスステーション」が完成し、9月20日に竣工式と新米初出荷式が行われた。関係者など約70人が参加。
当施設は、最大収容力2万5137㌧、全10室の低温倉庫を備え、農産物検査場も併設するなど国内最大規模の広域出荷保管施設となる。
建物中央には、大型トレーラーが入れるトラックレーンを設け、悪天候にも対応するなど安定した品質での通年供給の実現や大規模生産者からのフレコン集荷への対応、老朽化した倉庫再編によるコスト削減を実現する。
より一層の米産地としての地位と農業者所得の向上が期待される。
竣工式での神事の後、新米初出荷式が行われた。関係者によるテープカット後、稲作戦隊おこめんジャーと鶴岡東高チアリーダーが先導し、米「はえぬき」・「雪若丸」を積んだトラックの出発を見送った。
青年部上郷支部が稲刈りを指導
鶴岡市立上郷小学校の5年生13人は9月20日、学校近くの佐藤憲一さんの水田で稲刈りを体験した。
JA鶴岡青年部上郷支部と農家の佐藤さんの指導で、5月に植えた米「はえぬき」を鎌で収穫した。
児童たちは、鎌の持ち方・使い方のこつを教わりながら、自分たちが植えた稲を刈り取った。
その後、児童が1人ずつコンバインへ試乗し、機械での刈り取り作業を体験。
児童は「鎌を使った稲刈りとコンバインに乗ったのは初めての経験。コンバインの速度が思ったよりも早くて驚いた」と話した。
収穫した米は、10月末の収穫感謝祭でカレーにして全校生徒で食べる予定。