けさらん愛、愛サービス 高齢者世帯に手作り弁当を届ける
JA鶴岡助けあいの会「けさらん愛、愛サービス」は15日、管内の高齢者世帯172世帯を訪問し、手作りの弁当を届けた。
鶴岡市農村センターで、会員31人が約300食の弁当を作った。地元産食材を使い「がんもと野菜の煮物のくずあんかけ」や「イタドリの煮物」、「アスパラ菜のからししょうゆあえ」「シソ巻き」「赤カブの漬物」など彩り豊かな弁当を完成させた。
石塚公美会長は「会員のまごころがたくさん詰まった弁当を食べてこれからも元気に暮らしてほしい」と話した。
弁当を受け取った三瀬の斎藤紀子さんは「毎年楽しみにしている。いつもありがとう」と笑顔で話した。
この取り組みは、組合員とその家族や地域住民で、おおむね70歳以上の高齢者のみの世帯を対象に、栄養バランスの良い食事を届けて健康づくりへの貢献を図る目的で毎年行われている。
弁当作りに励む会員。
172世帯にまごころを込めて作った弁当を届けた。
地元の食材がふんだんに使用された、彩り豊かな弁当が完成。
もんとあ~る 栽培講習会 花の栽培管理を学ぶ
産直課は2月13日、鶴岡市のJA鶴岡大泉支所で栽培講習会を開いた。関係者約42人が参加した。
直売所「もんとあ~る」で7月から秋彼岸まで出荷されるアスター、ケイトウなど5品目の花きの栽培管理について学んだ。
庄内総合支庁産業経済部農業技術普及課の黒坂美穂主任専門普及指導員が茎の曲がりを防ぐフラワーネットの使い方や各品目の播種(はしゅ)から収穫までの流れや栽培上の注意点やポイントについて説明した。
「もんとあ~る」では、花きの需要が高いことから品ぞろえの強化と生産者を増やすため新規生産者向けの講習会を初めて開いた。
もんとあ~るへの出荷に向けて花き栽培ポイントを説明した
パソコン技術を学ぶ 女性部西郷支部
JA鶴岡女性部西郷支部は2月4日、西郷支所を会場にパソコン講座を開いた。
この事業は、女性部員からパソコンの使い方を学びたいとの意見を受け、今年で2年目。職員が講師を務め、部員11人が参加した。
昨年の復習としてマウスを使ってクリックやドラッグといったマウスの動かし方を練習した後、ワードで図形や画像の貼り付け方法を学んだ。
文書作成の練習として女性部員募集のチラシ作成した。
参加者からは「文書に簡単に写真や図を入れることができたことに感動した。来年の年賀状作成に活用したい」との声が聞かれた。
パソコンの機器について学ぶ参加者。
ワードの使い方を教える講師。
平成30年度ミニトマト専門部実績検討会を開く
ミニトマト専門部は2月8日、鶴岡市のJA西郷支所で実績検討会を開いた。関係者約130人が出席した。
2018年度は、気温の影響により収穫始めから小玉傾向での出荷となったが、マルハナバチの導入が増えた効果により、つや無し果の発生が減少し、栽培面積も増えた事で出荷数量は増え、販売単価は前年比10%増と伸長し過去最高の販売額を記録した。
木村和司専門部長は「18年度は、過去最高の販売額を残せた。今後もミニトマトと言えば鶴岡産と消費者に周知してもらえるよう安心で高品質なミニトマトを届けていこう」と呼び掛けた。
市場関係者からは、市場環境や販売動向が報告され、他産地の作付面積が増えている事、より品質を高めるため、市場独自に検品している事が伝えられ、より一層の品質の向上、選別の徹底を要望された。
19年度は、高温・アザミウマ対策の徹底、マルハナバチ導入の推進による品質の向上、9・10月を中心に企画販売の充実や販路拡大に取り組んでいく。
2018年度を総括する木村専門部長
平成30年度 秋青果物精算報告会を開く
西郷砂丘畑振興会は2月8日、鶴岡市のJA西郷支所で秋青果物精算報告会を開いた。関係者約150人が出席した。
秋野菜の主要品目であるミニトマト・サヤインゲン・赤かぶ・長ネギ・抑制メロンの生育、販売経過が報告された。
ミニトマトは、昨年を上回る販売額となり、サヤインゲンは栽培面積の減少によって出荷数量は減少したが、品質の高さから鶴岡産の引き合いも強く昨年を上回る単価で販売され、市場関係者からは出荷数量の維持・拡大が要望された。
西郷砂丘畑振興会の本間吉典会長は「鶴岡産抑制品目は全般的に市場から高い評価を頂いてている。これからも安全安心を1番に高品質出荷を目指していこう」と呼び掛けた。
秋野菜の生育販売概況の報告を聞く関係者
親子でキャベツ収穫体験/第4回あぐりスクール
JA鶴岡は2月11日、第4回あぐりスクール「冬野菜を食べよう!」を開き、市内外の小学3~6年生の親子9組19人が参加した。
はじめにJA女性部長の渡部優子さん(市内井岡)の圃場(ほじょう)でキャベツ「おきな」の収穫を体験。スコップを使い、親子で協力しながら雪の下にあるキャベツを探し出していた。児童の手のひらサイズのかわいらしいサイズのものから、おとなの顔ほどに成長したものなど、幅広いサイズのキャベツがあり、大きいものを収穫しようと張り切っていた。参加した児童は「雪の中からキャベツを探して収穫するのが宝探しのようで楽しかった」と笑顔を見せた。
引き続き、同市農村センターを会場に、この本だいすき庄内支部のメンバーによる読み聞かせが行われた。キャベツがでてくる絵本や事典を使ったクイズなどで盛り上がりをみせ、楽しく学んだ。
その後、4班に分かれてキャベツ丸ごとスープ、コールスローサラダ、キャベツの塩こんぶあえの3品を作り、採れたてのキャベツの味を満喫した。
キャベツを収穫する児童 キャベツ丸ごとスープの作り方を教える講師の渡部さん(左)
絵本の世界観に引き込まれていました。
ご参加いただきありがとうございました。
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平成30年度のあぐりスクールは今回で最後となります。
ご参加いただきました親子の皆様、ありがとうございました。
来年度も農業や食に興味をもっていただけるような楽しい企画を計画しておりますので、
是非ご参加ください。
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女性部員が高校生に伝統料理を教える
JA鶴岡女性部は2月8日、鶴岡市の山形県立鶴岡中央高等学校で伝統料理講習会を開き、女性部員8人が講師を務めた。
食文化が多様化する中で地域の郷土料理や伝統食などの食文化を次の世代へ継承するために企画し、今年で2回目。
総合学科家政科学系列食物系2年の生徒29人と一緒に、エダマメ「だだちゃ豆」ごはん、庄内風芋煮、ゼンマイ煮、茶碗蒸しの4品を作った。
はじめに女性部副部長の佐藤雪子さんが特産のエダマメ「だだちゃ豆」を使った炊き込みごはんの作り方を説明。生のエダマメの実を出すときのポイントや保存方法などを伝えた。
各班に女性部員がつき、生徒に食材の切り方や手順などを教えながら、和気あいあいと調理を進めた。
生徒からは「地元の郷土料理を協力して作ることで料理の楽しさを感じることができた」との感想が聞かれた。
女性部長の渡部優子さんは「昔から地域に伝わる伝統料理をぜひ覚え、家で作ってほしい」と話した。
作り方を教える女性部員(右)
地域に伝わる伝統の味が完成。
おいしくできました!
園芸品目の生産拡大に向けて 園芸品目研修会
JA鶴岡は2月4日と5日、園芸品目の生産拡大を目的とした園芸品目研修会を、鶴岡市のJA農業振興センターで開いた。農家ら約30人が参加した。
JAの営農指導員が、推奨品目のミニトマト、軟白ネギ、加工用キャベツについて、おすすめのポイントや栽培方法、出荷の流れ、10㌃あたりの粗収入など経営指標の目安を伝えた。ミニトマトと軟白ネギは水稲育苗ハウスの後作としてハウスを活用できること、加工キャベツはエダマメの定植機を使用でき、肥培管理の手間が少ないことなどのメリットを紹介した。
講師役の生産者からは栽培するメリットやデメリット、実際にかかる経費などが紹介された。軟白ネギ生産者の渡部昌良司さんは「初期投資はかかるが近年単価が安定しており、安定した冬季間の収入源になる。専門部では生育状況に応じた講習会を複数回開き、生産者をサポートしているので、ぜひ挑戦してほしい」と話した。
参加者からは使用する薬剤の効果や、労働力の目安など、積極的に質問が出された。
直売所「もんとあ~る」からは、産直会員の募集や、年間を通して葉物野菜が不足しており、特にアスパラ菜、ブロッコリー、カリフラワーを出荷してほしいことが伝えられた。
園芸特産課の石黒清一課長は「今年度の園芸品目の販売額は前年度より2億円上回っている。産地交付金や各支所のおすすめのプランもあるので、栽培を検討してほしい」と話した。
生産者の取り組み事例を学ぶ参加者
家電や寝具など特価品そろえ販売 春のフェア
JA鶴岡は2月2・3日の2日間、鶴岡市のJA大泉支所とすまいるプラザで春のフェアを開き、両日で257戸の組合員と家族が来場した。家電やガス器具、寝具、オーダーメイドの紳士服などを販売し、来店者に玉こんにゃくを振る舞った。
来店者は「寒かったので温かい玉こんにゃくはうれしい」「子どもの新生活に向けて寝具を見に来た」と話し、商品を見て回り職員に質問していた。
寝具や家電などの特価品が並んだ会場
おすすめ商品の説明を聞く来場者㊨
ガス器具コーナー
家電コーナー
総代研修会 スマート農業が拓く未来を学ぶ
JA鶴岡は1月29日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で総代研修会を開いた。関係者約370人が出席した。
「スマート農業を利用した農業の未来と地域活性化について」と題して(株)日本総合研究所創発戦略センターエクスパートの三輪泰史氏が講演。
農業が直面する課題やスマート農業の目的、目標である超省力化、データ活用などを実現する農業用ドローン(小型無人飛行機)、遠隔操作による水田の自動給排水、自動運転農機などを紹介、国もスマート農業を厚く支援する方針であることを伝えた。
日本農業のV字回復には、従来型の農業保護政策では不十分で発想の転換が不可欠であり、IoT(機器などをインターネットでつなぐ仕組み)を活用し農業関連データの活用、農業のアウトソーシングなどで新たな地域ビジネスが生まれ、地域活性化され農業が魅力的な産業に代わる事が可能であると述べた。
佐藤茂一組合長は今後も異常気象が想定される中、リスク分散のためにも水稲、園芸による複合経営が今後より有効であるとの認識を示し、販売額100億を目指し園芸品目強化に向けエダマメの共選作業が本格稼働すること、パイプハウス8割補助のリース事業を検討していることを伝えた。
また、JA山形中央会常務今田裕幸氏より農業・農政などの情勢報告が行われた。
スマート農業で変わる農業の姿を説明する三輪氏
スマート農業や農業情勢を学んだ総代研修会