かがやき講座で骨粗しょう症予防を学ぶ

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JA鶴岡女性部上郷支部は11月7日、JA鶴岡上郷事業所で本年度4回目の「かがやき講座」を開いた。女性部員と上郷・豊浦管内の組合員家庭の女性を対象に15人が参加した。

庄内町にある庄内余目病院の整形外科部長の宮本光理さんが「骨粗しょう症のお話」と題し講演。骨量が減り軽い転倒などで骨折しやすくなる「骨粗しょう症」は、加齢などに伴い、古い骨を壊す細胞と新しい骨をつくる細胞のバランスが崩れることで起こる。骨粗しょう症をそのままにしておくと死亡率が2倍になるということがわかり、世界中で治療がはじまり骨折の患者数が減少傾向にある中、日本だけが年々増えている。男性よりも女性に多い病気で、患者の80㌫以上が女性といわれているため、骨量測定など定期的に骨の精密検査を受けてほしいことを伝えた。また、日常生活から骨を強くすることと同時に転ばないために、室内を片づけるなど転倒を予防する運動をすることで、骨折を予防するとともに骨粗しょう症のリスクを下げることを学んだ。

宮本部長は「骨に良いのはカルシウムだが、バランスの良い食事と運動、そしてカルシウムの吸収を助けるビタミンDの体内合成を活性化させる日光浴の3つが予防対策につながる。今からでも予防に取り組んでほしい」と話した。

次回は、12月8日に上郷コミュニティーセンターで「おこし作り講座」を行う予定。

講演する宮本部長

骨粗しょう症について説明を受ける参加者

 

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