ネットメロン精算報告会を開く

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JA鶴岡と西郷砂丘畑振興会は9月8日、鶴岡市の湯野浜温泉「亀や」で、2023年度ネットメロン精算報告会を開いた。生産者、JA役職員、市場関係者など約125人が参加した。

出荷数量は約49万9000㌜と前年よりも約5000㌜増えた。端境期などの影響もあったが、販売高は11億1900万円と目標には届かなかったものの3年連続11億円を突破した。

西郷砂丘畑振興会の佐藤重勝会長は「猛暑の影響で、出荷数量が目標の50万㌜には届かなかった。面積は年々減少傾向にあるが、平準出荷が非常に重要になるので、鶴岡の高品質で安心・安全なメロンを消費者にお届けするためにも皆さんからさらなるご協力をいただきたい」とあいさつした。

作柄状況や販売経過を報告。ハウス作型は概ね順調に推移したが、7月下旬からの高日照により露地作型はしおれや日焼けなどの症状が発生し、下位等級の発生が多くなった。今年度は端境期間が長くなってしまったため次年度以降、端境対策を強化していくことを確認した。

市場関係者からは、試食宣伝販売が今年から解禁され販売のツールが追い風となっている。出荷時期やピーク時期情報の事前共有で安定販売へつなげたいが、数量が足りていないので面積の維持・拡大をお願いしたいと要望された。

また、高品質なメロンを栽培した生産者と集落を対象に共励会表彰が行われ、個人の部は下川上の本間隼平さん。集落の部は下川中が受賞した。

 

挨拶する佐藤振興会会長

 

共励会表彰受賞者(㊧下川中集落の代表阿部桂汰さん、㊨下川上の本間隼平さん)

 

 

 

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