2017年産米の入庫が始まる
2017年産米の入庫が9月22日から始まり、鶴岡市のJA大泉倉庫では大泉、湯田川、田川地区から主食用米、需給調整米などが運び込まれ、検査員がパレットに入れられたサンプルの水分や形質、整粒歩合を検査、格付けした。佐藤博検査員は「乳白やカメムシなどの被害粒も少なく、品質は良好」と話した。
今年産米は、出穂後の日照不足で品質が心配されたものの、9月27日現在までの管内の検査状況は1等米比率がうるち米で99.5%と高い状況となっている。
パレットに入れられたサンプルを検査する検査員
長ネギ目揃会を開く
JA鶴岡長ネギ専門部は25日、鶴岡市の北部集荷場で長ネギの目揃会を開き、出荷の統一を進めた。
伊藤鉄也専門部長は、天候の影響から病害虫の発生が増えており、防除・選別を徹底するよう伝えた。その後、営農指導員が10月から変わる秋冬ネギとしての出荷基準について説明した。
長ネギの白根の長さ、太さなどの等階級の変更箇所や根切りや結束方法、箱詰め時の注意点について、サンプルを見せながら説明。選別を徹底し、病害虫の影響が見られるものは出荷しないよう呼び掛けた。
販売担当は、「夏からの出荷分は、クレームは出ていない。今後も選別を徹底しクレームをなくす事が高単価につながっていく」と伝えた。
長ネギは、同専門部の61人、約7.8㌶で栽培され、主に10月~12月上旬まで出荷が予定されている。
サンプルを見せながら出荷規格を説明した
サンプルで出荷規格を確認する参加者
女性大学「きらめきカレッジ」でメイクレッスン
JA鶴岡は9月22日、JA鶴岡女性大学「きらめきカレッジ」第3回「いつまでもきれいな私!メイク&ヘアケアレッスン」を鶴岡市農村センターで開いた。
「JAの時間」では、職員が同JA青年部と女性部が取り組む食農教育や仲間づくりなどについて紹介し、理解を深めた。
第3回講座では、美容室OASISの大宮希店長とスタッフの佐藤華純さんから、実際に化粧品を使用しながらメイクアップの基本を学んだ。最初に「パーソナルカラー問診カルテ」を使って、自分の肌の色や質問項目から自分に似合うカラーを診断。ベースメイクの基本から、アイシャドウやハイライトなど、美しく仕上げるためのメイクアップのコツを丁寧に教わった。大宮店長は「メイクをすることで、明るい気持ちになれる。流行の色を取り入れるなど、メイクを楽しんで」と話した。
参加者は「パーソナルカラー診断では自分の好きな色と似合う色が違っていて驚いた。メイクのポイントを聞くことができて、明日から役立ちそう」と話した。
自分に似合うカラーを探す参加者
「JAの時間」では青年部と女性部の活動を紹介した
抑制さやいんげん目揃会を開く
JA鶴岡サヤインゲン専門部は21・22日、鶴岡市内のJA鶴岡西郷選果場・北部集荷場で抑制サヤインゲンの目揃会を開いた。
営農指導員が太さ、長さ、傷の有無など、選別時の注意点をサンプルやスケールを使いながら説明。また、生産履歴の提出や異物混入にも注意し、より信頼を高めようと呼び掛けた。
販売担当からは、「JA鶴岡のサヤインゲンはきれいに選別し、出荷されていることでも評価されている。今後も選別を徹底し、有利販売につなげていこう」と呼び掛けた。
抑制サヤインゲンは同専門部の72人、約525㌃で栽培され、出荷は9月上旬~11月下旬まで予定されている。
選別について説明を受ける参加者
2017年度・青年部「手作り看板」のご紹介
年金友の会グラウンドゴルフ大会を開催
JA鶴岡は9月14日、会員の交流と親睦を目的に、鶴岡市の櫛引総合運動公園で第11回年金友の会グラウンドゴルフ大会を開いた。地区予選を勝ち上がった136人が参加した。
開会式では本間和助実行委員長が「一打に気持ちを込めて、明日への活力となるような元気なプレーを期待する」とあいさつ。菅原延夫さんが選手宣誓し「熟年のパワーで精いっぱい頑張る」と全力プレーを誓った。
喜寿と男女の最高齢者には記念品が贈られた。
秋晴れの中、大会は8人ごとの組に分かれ、男女オープンの個人対抗戦3コース24ホールで競った。ホールインワンを2回たたき出した同市伊勢横内(南支所)の阿部重昭さん(75)が、総打数52の好成績で優勝の栄冠に輝いた。上位入賞者は、10月3日に中山町で開かれる県大会に出場する。
他の入賞者は次の通り。かっこ内は支所名。
▽2位=大滝實(北支所)、▽3位=阿部久(南支所)
ホールポストに狙いを定め、ボールを打つ参加者
女性部ふれあい研修会を開催
JA鶴岡女性部は9月15日、東京第一ホテル鶴岡で「JA鶴岡女性部ふれあい研修会」をフレッシュ・輝き・虹の3部会合同で開き、141人の部員が参加した。
小林絹井女性部長は「これから稲刈りが始まり、一段と忙しい時期を迎えるが、本日は工藤あやのさんのコンサートと地元の食材を使ったおいしいディナーを大いに楽しんでください」とあいさつした。
第1部のコンサートでは、山形市出身の歌手・工藤あやのさんが登場。工藤さんは小学生の頃より数々の民謡の大会で優勝するなど実績を積まれ、16歳の時に作曲家弦哲也先生の新人歌手発掘オーディションで見事大賞を受賞。高校を卒業後、上京し弦哲也さんの門下生としてレッスンを経て2014年にデビューされた。最新曲「恋ごよみ」をはじめ、曲中に掛け声のある「故郷さん、あいたいよ」といったオリジナル曲の他、森昌子さんの「越冬つばめ」などを披露。参加者からは「懐かしい歌ばかりで一緒に口ずさみながら聴かせてもらった。歌はもちろんトークもとてもお上手で、とても楽しい時間を過ごすことができた」との感想が聞かれた。
第2部「秋の味覚・地産地消ディナー」では、JA鶴岡産直館の野菜をふんだんに使いホテルのシェフが創作した料理がふるまわれた。参加者は部員同士の交流を楽しみながら、地元産食材のおいしさに舌鼓を打った。
これから本格出荷始まる 温室メロン目揃い会を開く
温室メロン専門部は9月15日、鶴岡市のJA北部集出荷場で温室メロンの目揃い会を開いた。部会員11人が参加した。
JA指導員がサンプル品を示しながら、秀に格付けできるのは品質特有の色を有し、形状が良好で、ネットの密度・盛り上がりが均一などの基準を満たすものと説明。今年産からツルの品質を保つためにアンテナキャップをはめて出荷することを確認した。「販売状況などを積極的に情報発信していくため、携帯電話のメールアドレスを登録してほしい」と呼び掛けた。
佐藤弘樹部会長は「温室メロンは手間がかかる分、決してお買い求めやすい果物ではないが、特別丹精込めて作ったメロンを、特別な日に大切な人と食べてもらえたらうれしい」と話した。
温室メロンに代表されるアールスメロンは高級メロンで、T字型のツルを付けた状態で出荷される。2017年度は専門部の14人が栽培。11月中旬まで出荷が続き、10月中旬に最盛期を迎える。
出荷規格を確認する部会員
『すまいる通信Vol.10』を発行しました
当JAすまいるプラザでは、暮らしに笑顔をお届けする情報誌『すまいる通信Vol.10』を発行しました。
「すまいる通信」では、暮らしと住まいをサポートする「JA鶴岡すまいるプラザ」の事業内容や、取り扱いしている商品、お役立ち情報などを紹介しています。
●すまいる通信最新号(2017年9月発行)はこちらから。
県JA代表者要請集会で水田農業政策の確立訴え
2018年産以降の米政策見直しを巡り、誇りと希望の持てる水田農業政策の確立に向け、JAグループ山形が開いた代表者要請集会が9月11日に山形市民会館で開かれ、JA鶴岡の佐藤茂一組合長をはじめ役職員29人が出席した。
集会には約1000人が集まった。県選出の衆員議員と参院議員のほか、県会議員、県市長会副会長の山形市長らが来賓として出席した。
JA山形中央会の阿部茂昭副会長が、①農業再生協議会が機能発揮できる環境の整備②需要に応じた生産に取り組むための全国組織の設置③水田活用直接支払交付金の十分な予算確保と恒久措置化④収入減少影響緩和(ナラシ)対策の発動基準となる標準的収入の最低基準設定など、政府への7項目の働き掛けを要請した。
同JA青年部員で、県農協青年組織協議会の小南賢史副会長をはじめ、4人の生産者代表が意見を述べた。
小南副会長は「将来も意欲を持って稲作を続けていくためには、生産者、農業団体、行政が一体となって需要に応じた生産を行う必要がある。青年部では農業への理解と米の消費拡大に向け、子どもたちの食育活動に力を入れている。農業者が需要に応じた米の生産に安心して取り組めるよう、所得向上を図るための財源確保や仕組みづくりが急務だ」と述べた。
誇りと希望の持てる水田農業政策の実現を訴えた要請集会
生産者代表として意見を述べる小南副会長