みんなで楽しく健康づくり/けさらん愛、愛サービス
JA鶴岡助けあいの会「けさらん愛、愛サービス」は3月25日、鶴岡市農村センターで最後の健康サロンを開いた。会員ら6人が参加した。
同市のたかだてスポーツクラブ事務局長で、スポーツ教室指導員の荻原恵美さんによる指導の下、ボールを使った筋トレやエアロビクスなどの有酸素運動などのプログラムで、音楽に合わせ楽しく体を動かした。
荻原さんは「これから忙しい時期になる。疲れたときこそ有酸素運動と筋トレ、ストレッチが効果的なので、自宅で取り組んでほしい」と話した。
参加者は「無理のない範囲で全身を動かすことで、体がすっきりした。これからも継続したい」と話した。
「けさらん愛、愛サービス」は高齢化社会に対応するため、組合員とその家族、地域住民がお互いに力をあわせ、助けあい活動を通じ安心して暮らせる地域づくりを進めつつ、会員自身の健康づくりや生きがいづくりを目的に、1998年から活動を行ってきた。
このたび、社会貢献、福祉事業との連携活動などで、役割を果たすことができたことから、同会は2021年度をもって解散となった。
ボールを使った運動を指導する荻原さん㊧
全身をストレッチする会員
次年度に向け気持ちを新たに 女性部第51回通常総会
JA鶴岡女性部は3月23日、第51回通常総会を鶴岡市農村センターで開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、書面による議決権の行使にご協力いただき、規模を縮小して行った。
渡部優子女性部長は「コロナ対応に伴い、各種事業が思うようにできない年が
続いているが、次年度の事業に向け皆さんの活発な意見を求める」とあいさつ。
2021年度は、女性部が結成されて50年目を迎える記念すべき年にあたり、歌手で女優の加藤登紀子さんによる記念コンサートを企画したほか、女性部の歴史をまとめた記念誌を作成し女性部員へ配布。50年の歩みを振り返り節目の年を祝うとともに、さらなる発展を誓った。
また、女性が気軽に楽しく参加できる仲間づくりの場として「生き活き塾」を初めて企画し、健康講座や魚のさばき方講座、みそ造り講座など年3回の講座を開講した。
22年度も引き続き、「女性部だより」の発行や、「生き活き塾」の開講、地域伝統食の伝承を目的とした高校生対象の伝統料理講習会に取り組むことを確認した。
上程された議案は原案通り承認され、役員の選任では渡部部長が再任。部員たちは次年度の事業に向けて気持ちを新たにした。
JA鶴岡女性部は、昭和47年に設立され、50年の長きにわたり様々な活動を展開し、地域農業を支えてきた。会員数は413人。設立以来、阪神淡路大震災や中越地震、東日本大震災の支援、設立した助け合い組織「けさらん愛・愛サービス」での福祉施設ボランティアなどを行ってきた。
次年度の計画を確認する女性部員
新役員の皆さん
長ねぎ専門部敢闘賞表彰
JA鶴岡長ねぎ専門部は3月16日、鶴岡市のJA北部集荷場で2021年度の敢闘賞の表彰式を開いた。渡部昌良司専門部長は「非常に高品質なネギを出荷いただいた。この活躍を22年度に生かし、引き続き高品質なネギの生産をお願いしたい」と話し、受賞者に表彰状を手渡した。
「敢闘賞」は、前年対比のA品率アップを軸とし、選別の徹底や前年と比較した出荷量の伸び率などを基に個人を表彰している。
今回受賞したのは、長ネギの部門1位が大滝隆さん(上清水)、2位が佐藤強さん(中京田)、軟白ネギの部門1位が小林雅人さん(下川上)、2位が上野晃人さん(湯野沢)、赤ネギの部門1位が小池伸哉さん(岡山)の5人。
21年度は露地ネギの生育は順調だったが、10月中旬より降雨が続き、病害の発生に苦慮した。また、度重なるひょう害のため葉傷みの影響により等級低下が発生した。
軟白ネギは、育苗は順調に進んだものの定植後高温にあたり、初期生育の確保に難航した。11月中旬より順調に出荷収穫作業が進んだが、寒波による葉折れが全域の圃場(ほじょう)で散見され、正品率に影響し出荷数量は減少した。
22年度は生育状況に応じ、新規生産者向けの細かな栽培講習会やベテラン生産者圃場での圃場巡回など出荷数量増に向けて取り組んでいく。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、総会は書面議決となった。
敢闘賞を受賞した専門部員
令和4年産「雪若丸」生産者研修会を開く
JA鶴岡生産振興課は3月16・17の両日、鶴岡市のJA農業振興センターと大山支所で令和4年産「雪若丸」生産者研修会を開いた。マスク着用や手指消毒、換気を行いながらコロナ感染拡大防止対策を実施したうえで開催し、新規作付者を中心に2日間で115人の生産者が参加した。
研修会では、県庄内総合支庁農業技術普及課の担当者が県の栽培マニュアルより、高品質・良食味安定生産ガイドライン、農業生産工程管理(GAP)を説明した。栽培のポイントとして、ワキ対策などによる初期生育の確保や、品質・食味を高めるため適期適量の追肥が重要だと伝えた。
JA耕種指導係は「雪若丸」の生育や育苗に関する特徴を他品種と比較しながら説明した。管内における3年産の収量や品質、食味分析結果を報告し、施肥基準や栽培上の遵守事項についての注意点を伝えた。
今年度は、生産者約320人、約340㌶での栽培を予定している。
助け合いの会「けさらん愛、愛サービス」解散総会
JA鶴岡助け合いの会「けさらん愛、愛サービス」は3月14日、鶴岡市のJA 大泉支所で第24回通常総会を開いた。会員やJA職員ら14人が参加し、2021年度の活動報告や組織の解散についてを承認した。
21年度の活動報告では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止とした事業もある中、福祉施設でのボランティア活動や、いつまでも健康で自立した日常生活を送ってもらうことを目的に、イスに座ったままボールを使った筋トレや、全身をほぐすストレッチなどを体験する「健康サロン」を行った。
「けさらん愛、愛サービス」は高齢化社会に対応するため、組合員とその家族、地域住民がお互いに力をあわせ、助けあい活動を通じ安心して暮らせる地域づくりを進めつつ、会員自身の健康づくりや生きがいづくりを目的に、1998年から活動を行ってきた。
このたび、社会貢献、福祉事業との連携活動などで、役割を果たすことができたことから、解散となった。
阿部真由美会長は「会員の皆さんのおかげで地域貢献活動を続けてくることができた。会としての活動は終えるが今後もJA事業へ協力していきたい」と話した。
あいさつする阿部会長
協議する会員
フリージア目揃い会を開く
JA鶴岡花き振興部会フリージア班は3月14日、本格出荷を前に規格の統一を図ろうと鶴岡市のJA北部集荷場でフリージア目揃い会を開き、生産者など10人が参加した。
JA園芸指導係は等階級などの出荷規格や選別・調整作業などを伝え、今後は葉ヤケや病害虫管理に気を付けてほしいと注意喚起した。
須藤勝班長は「これから気温が上がってくる。長さのばらつきがないように切り方を調整しよう」と呼び掛けた。
フリージアは開花が卒業や入学など新たな旅立ちの時期と重なることから、キャッチフレーズは「旅立ちを祝う花」、花言葉は「希望」。
出荷規格を確認する生産者
直売所「もんとあ~る」出荷者表彰式を開く
JA鶴岡産直課は3月14日、直売所「もんとあ~る」において2021年(1月~12月)と前年同期の売り上げを比較して伸び率が大きい出荷者3人を表彰した。
約120人の対象者の中から、第1位に渡部智大さん(城南町)が輝いた。第2位は斎藤太さん(みずほ)、第3位は阿部晃士さん(谷定)だった。3人はいずれも2倍に近い伸び率だった。表彰式は鶴岡市のJA本所で開き、出荷者の他、五十嵐廣運営委員長ら産直運営委員、JA役職員ら10人が出席し、佐藤茂一組合長が表彰状と副賞を贈った。
佐藤組合長は「出荷者には経営のための農業、生きがいのための農業、楽しみのための農業を続けて出荷いただき、協力の輪を広げていただきたい」と話した。五十嵐運営委員長は「これからももんとあ~るへの出荷をお願いしたい」と述べた。
受彰者は「次も1位を目指して頑張る」「消費者のみなさんに喜んでいただける商品を提供していきたい」「これからも生きがいのための農業を頑張っていきたい」とそれぞれが意気込みを語った。
同表彰は売上の伸び率で比較するため誰にでもチャンスがあり、出荷の意欲向上につながるとして19年度から取り組んでいる。
前:斎藤太さん(代理:妻の順子さん)㊧、渡部智大さん㊥、阿部晃士さんん㊨
後:五十嵐運営委員長㊧、佐藤組合長㊨
げんき部会総会 新年度に向け活動を前向きに
JA鶴岡げんき部会は3月10日、鶴岡市農村センターで第20回通常総会を開き、会員14人が参加した。
前田哲男会長は「20年の歴史を振り返るとさまざまな事業を行ってきた。これからもコロナ対策をとりつつできる活動を継続し仲間づくりをしていきたい」とあいさつ。
2022年度は、生きがいづくり活動として子どもたちへ田植え、稲刈りの指導を行う。ふれあい交流活動では、福祉活動に協力するほか、健康講座の回数を増やし、楽しく学び合う。
21年度の活動内容を報告したほか、役員の選任では前田会長が再任した。
新型コロナウイルスの感染予防として、懇親会の自粛や会場を変更し対応した。
あいさつする前田会長
次年度の計画を確認する会員
第46回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール JA山形中央会長賞受賞
JA山形中央会は第46回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールを開催し、作文部門には県内48校から244点の応募があり、管内にある京田小学校6年生の鈴木亜悠睦さんが2部(小学4~6年)JA山形中央会長賞に選ばれた。
鈴木さんの作文は「ぼくの稲作第一歩」と題し、念願だった稲の苗出しを家で初めて手伝った時のうれしさと、将来の米作りへの夢などをつづった。
同コンクールはJAグループがすすめる「みんなのよい食プロジェクト」の一環として、稲作をはじめとする農業についての学びを深めてもらうとともに、子どもたちの優れた作品を顕彰することを目的に毎年実施している。
喜びの笑顔を見せる鈴木さん
水稲種子15㌧温湯消毒始まる
鶴岡市寺田にある大泉育苗組合の施設で、水稲種子の温湯消毒作業が行われている。作業は2日から始まり、作業員4人がローテーションを組んで日量約1.1㌧を処理する。
「つや姫」「はえぬき」「つくばSD1号」などの種子を品種ごとに色分けされた袋に入れ、60度の温水に浸して消毒し、生産者へ届けている。
温湯消毒を行うことで「ばか苗病」などの病害の発生を防ぐ効果や、農薬を使用するよりもコストがかからないメリットがある。同組合では農薬成分を減らした安全安心な米の生産、販売に向けて2012年から温湯消毒に取り組んでいる。大泉地区にある大泉カントリーエレベーターに搬入する米「つや姫」は、全量温湯消毒を行っている。
作業は20日ごろまで行い、生産者55人分、約15㌧の種子を処理する予定だ。
温水から種子を持ち上げる作業員