2022年度秋青果物精算報告会
読了までの目安時間:約
2分
JA鶴岡と西郷砂丘畑振興会は2月3日、秋野菜の生産・販売について総括する秋青果物精算報告会を西郷活性化センターで開き、生産者と市場関係者など約140人が出席した。秋野菜の主要品目となるミニトマト、サヤインゲン、長ネギ、軟白ネギ、赤カブ、抑制メロンの生育概況と販売経過などを報告した。人数制限などを行わず3年ぶりに通常開催した。
ミニトマトは品質も良く出荷数量は前年比101%、販売実績は同比110%となった。サヤインゲンは今年度からJA独自助成を実施して推進を強化し、新規生産者は12人となった。高温障害などの影響により出荷数量は前年対比98%となったが、品質はよく高単価により販売実績は同比110%となった。高温対策として適切な遮光資材の使用を行うことなどを確認した。赤カブは出荷数量・販売実績ともに前年を上回ったが、抑制メロンは栽培面積の減少などにより出荷数量・販売実績とも前年を下回った。
阿部栄喜会長は「鶴岡産の秋野菜は市場から高い評価をいただいている。異常気象が続いているが対策をしっかりしながら、皆さんからは引き続き協力をいただきたい」と述べた。
伊藤淳専務は「品目により多少の浮き沈みはあるが総じて販売高などの実績が前年を上回ったことは、皆さんの栽培技術の高さや肥培管理の徹底によるものであり改めて敬意を表する」と述べた。