田川地区で伝統の焼畑を実施
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JA鶴岡の生産者組織である田川焼畑赤かぶ専門班は8月20日、田川地区少連寺の杉伐採地で焼畑作業を行い、地域住民を含む9人が参加しました。
江戸時代から続く伝統の焼畑は、特産である「田川焼畑赤かぶ」の栽培のために行われ、灰と天然の腐葉土の相乗効果でパリッとした食感でおいしい赤かぶができあがります。
焼畑作業に参加した田川焼畑赤かぶ専門班の白幡繁夫副班長は「年々焼畑ができる山が少なくなってきています。また、高齢になり体力面で管理栽培に不安を覚えます。しかし、焼畑で育てた赤かぶは他の赤かぶとは味や食感が一味違い、毎年自信を持って栽培しています」と誇らしげに話しました。
今年は10月上旬から収穫が始まり、地元を中心とした県内の加工業者へ販売されます。専門班では34人の生産者で17トンを出荷し、400万円の販売額を目指しています。