西郷砂丘畑振興会第61回通常総会
JA鶴岡西郷砂丘畑振興会は3月3日、西郷支所で第61回通常総会を開いた。収支決算、事業計画、役員改選など4議案が承認された。
ネットメロンは6月の曇天・強風・低温の影響により露地は品質・出荷量に苦慮したが、ハウスは品質もよく大玉傾向で良好だった。出荷数量は昨年を下回ったが、単価は良好に経過し販売高は2年連続11億円を突破した。
ミニトマトは出荷数量は昨年並みとなったが、単価は良好に経過し販売高は過去最高の5億6千万円。今年度から取り組みに力をいれているサヤインゲンについては、9月に高温障害の影響を受けたものの、品質は良好で安定した販売単価となった。
水害対策事業では平成26年から進めてきた砂丘畑における水害対策工事が3月末で完了となることが報告された。役員改選では、会長に佐藤重勝さん(西茨)、副会長に本間卓さん(千安京田)と田中善明さん(下川下)を選んだ。
【公告】第18回総代選挙の執行について
加工事業者研修会「チャレンジ!農産加工入門講座」
JA鶴岡は3月2日、農村センターで加工事業者研修会を開き、組合員ら約10人が参加した。県庄内保健所生活衛生課の塩谷和幸主任薬剤師を講師に招き「チャレンジ!農産加工入門講座」と題して、加工事業を始めるにあたっての必要な手続き、施設基準、食品衛生管理などについて学んだ。
2021年6月に食品衛生法が改正し、食品産業の実態を踏まえ営業許可が必要な業種の見直しが行われた。またHACCPに沿った衛生管理の制度化にともない、食品等事業者を把握できるよう営業届出制度を創設。HACCPとは、原料の受け入れから製造、出荷までの工程において、食中毒などの健康被害を引き起こす可能性のある危害要因を化学的根拠に基づいて管理する衛生管理の手法だ。
塩谷氏は例を挙げながら「塩蔵品やカット野菜、切り干し大根などは営業許可ではなく届出が必要」と伝え、参加者は自身の取り組み状況における疑問点を活発に質問した。
西目土砂災害復旧に向け市に支援金贈る
JA鶴岡は3月1日、昨年12月末に鶴岡市西目で発生した土砂災害に対する支援金を鶴岡市に贈った。
市役所で行われた贈呈式には伊藤淳専務が訪れ、健康福祉部の佐藤尚子参事兼福祉課長に目録を手渡した。
伊藤専務は「被災された方々に心からお見舞い申しあげる。一日も早い復旧と平穏な生活に戻れるよう一助になればありがたい」と述べた。
佐藤福祉課長は皆川治市長のお礼を代読し「支援に感謝する。被災者、地域住民が一日も早く安心して暮らせるよう努力を続けていく」と伝えた。
佐藤福祉課長㊨に目録を手渡す伊藤専務
花き振興部会第34回総会開催
JA鶴岡花き振興部会は2月28日、農業振興センターで第34回総会を開いた。部会員や関係機関の役職員約50人が出席し、収支決算や事業計画など3議案について全て賛成多数で承認した。
佐藤清張部会長は「部会員の努力と工夫により部会設立以来、初めて販売額6億円を達成できる見込みだ。引き続き、関係機関と一体となり部会の維持・発展を図っていきたい」と述べた。佐藤茂一組合長は「花きはまだまだ伸びる可能性があると期待している。更に高い目標をめざして頑張ってほしい」と述べた。
経費高騰により省力化に向けた土地利用型作物の推進を行い専門班品目は生産面積が増加。販売は昨年に比べ全体的に需要が回復し、シーズンを通して安定した単価となった。販促活動の一環として取引市場での切り花展示会や、メディアを活用して鶴岡産花きのPRに努めた。次年度についても、販売先と協力し安定した販売に取り組んでいくことを確認した。
金融店舗再編に伴うお知らせ
年金友の会ワナゲ交流会3年ぶりの開催
JA鶴岡年金友の会は2月24日、農村センターでワナゲ交流会を開いた。会員122人が参加し、チーム戦と個人戦の優勝をめざし熱戦を繰り広げた。
同交流会は「心と健康を輪でつなぐ」を合言葉に、会員相互の親睦と健康増進に寄与することを目的に毎年開催していたが、新型コロナウイルスの影響により3年ぶりの開催となった。
選手宣誓の後にプレイが始まり、22チームに分かれて1人3ゲームを行った。参加者は、自分の番になると真剣なまなざしに変わり、的を狙っていた。
終了後はJA職員から「JA鶴岡合併50周年の歩み」について報告があり、これまでの出来事を懐かしむ声が聞かれた。また、チームごと記念撮影を行い、一体感のある和やかな雰囲気となった。
個人戦では五十嵐俊治さん(文下)が優勝。団体戦では「黄金A」チームが優勝した。
上郷支所組合員交流会を開催
上郷支所は2月17日、東京第一ホテル鶴岡で3年ぶりとなる上郷支所組合員交流会を開いた。組合員やJA役職員など55人が参加した。
支所再編により昨年9月末に豊浦支店は金融窓口を廃止し、11月からATM店舗となった。また4月からは上郷支所は「上郷事業所」となるため、今回が支所としての最後の交流会となる。
同支所総代代表の児玉智さんは「支所として最後となる交流会を楽しんでもらいたい」とあいさつした。難波篤理事は「コロナ禍で皆さんと顔を合わせて一献を交わすことはできなかった。今日は3年ぶりとなる交流会を皆さんと楽しく過ごしたい」と述べた。
五十嵐久弥代表監事が乾杯の音頭をとり交流会を開始した。余興では中山踊りグループが「秋田民謡おこさ節」の曲に合わせ踊りを披露。同グループメンバーの佐藤敏子さん、今野松子さん、佐藤幸子さん、玉羽勇子さん、伊藤美知子さんの5人に加え、特別出演として石塚公美さんと鈴木伸明支所長・榎本文男営農次長・小林豊考査役の4人も踊り、会場を大いに盛り上げた。同支所生産組合長会の佐藤祐悟会長が閉会のことばを述べ2時間余りの交流会を閉じた。
庄内産大豆でみそ造り講座が盛況 あぐりセミナー
JA鶴岡は2月17日、鶴岡市農村センターで第3回あぐりセミナーを開いた。 テーマは毎年大人気企画の「みそ造り講座」。市民ら約50人が参加した。
さとみの漬物講座企業組合(山形市)理事長の新関さとみさんを講師に、庄内産大豆と県産米「はえぬき」のこうじを使い、4㌔の「天然醸造の18割こうじみそ」造りを学んだ。
こうじと塩を混ぜ合わせ、煮た庄内産大豆と一緒にビニール袋に入れ、足で押しつぶした。容器の中で平らにし、表面が空気に触れないようにビニール袋をかけて完成させた。
参加者は「個人でみそ造りに挑戦することができないので、みんなで一緒に造れて良かった。今から出来上がりが楽しみ」と話した。
「JAの時間」では、職員が居宅介護支援や福祉用具レンタル、げんき館デイサービスセンター、ショートステイ愛あい館の運営など、JAが行う福祉事業を紹介した。
庄内産大豆を足で押しつぶす参加者
みそ造りを楽しむ参加者
きらめきカレッジ最終回 地元産大豆でみそ造り
JA鶴岡は2月13日、鶴岡市農村センターで女性大学「きらめきカレッジ」第5回を開いた。28人が参加し、同市の有限会社いとうファーム代表取締役社長の伊藤稔さんを講師に、みそ造りを行った。
受講生は30分ほどかけて地元産大豆「エンレイ」を手でつぶす作業を体験。米こうじと塩を混ぜ合わせて完成させた。みそは9月ごろから味わえる。伊藤さんは、全国の小学校で大豆から学ぶ命の大切さを伝える食育授業の取り組みなどについて説明。受講生は「大豆を一粒ずつつぶすのは大変だったが、毎日食べているみそがこんなふうにできているんだと知れておもしろかった」と話した。
「JAの時間」では、共済課の職員が「3Qマップ」あんしんチェックシートを使いながらJA共済を紹介した。
7期生の卒業式も行われ、2年のカリキュラムを修了した受講生17人に佐藤茂一組合長が修了証書を手渡した。佐藤組合長は、あいさつで「2年間学んだことで皆さんの”きらめき”が増したように感じる。卒業しても受講生同士、交流が続いたらうれしい。今後もぜひJA鶴岡の事業に参加してほしい」と述べた。
卒業生は「2年間さまざまな体験に挑戦することができて楽しかった。とても充実した時間を過ごせた」と話した。
「きらめきカレッジ」は、管内の20~50代の女性を対象に2015年に開校。2年1期で今春には9期生を募集する予定だ。
作り方を説明する講師の伊藤さん㊧
みそ造りを楽しむ参加者
7期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!