江戸川区小学校稲作特別授業を開催
JA鶴岡青年部は6月9日、10日の2日間、鶴岡市と友好都市盟約を結ぶ東京都江戸川区の小学校20校へ出向き、約1800人の5年生の児童を対象に稲作特別授業を行ないました。
参加した13人の盟友たちは手分けしてそれぞれオリジナルの授業を展開。お米の作り方をはじめ、どのような思いでお米を作っているのか、庄内米の良さも合わせて説明を行ない、参加した児童からは、「どうして農家になったのですか」などとたくさんの質問が飛び交いました。また、今年はバケツ稲作成も直接指導し、児童たちは手を泥だらけにしながら楽しそうに作業を行なっていました。
当事業は米作りの授業を通して児童たちから食と農への理解を深めてもらうことを目的に毎年開催しており、今年で24回目。委員長の田村裕介氏は、「子どもたちと触れ合って感じたことを日々の活力に、これからも農作業を頑張っていきましょう」と締めくくりました。
女性大学「きらめきカレッジ」 ズッキーニの家庭菜園&味噌作りに挑戦
当JAの女性大学「きらめきカレッジ」が5月28日に農村センターで開かれ、今回から新たに第2期生も加わり20人が参加しました。
前半は、園芸特産課の清嶋指導員が講師となり、人気の夏野菜「ズッキーニ」をプランターに定植しました。参加者は1人2株ずつ苗を植え、指導員から栽培のポイントなどを熱心に教わっていました。
後半は、地元の生産者である(有)いとうファームの伊藤稔さんの指導で自家製味噌作りに挑戦しました。伊藤さんが栽培した大豆を使い、1人700gの味噌を手作りしました。約3時間煮て柔らかくなった大豆を潰す作業が一苦労でしたが、添加物なしの安全・安心な味噌を作り、満足気な参加者の表情が見られました。
参加者の阿部節さんは「とても丁寧な指導で勉強になった。味噌の上にできる白い『チロシン』が白カビではないことを初めて知った。完成が今から楽しみ」と話しました。
ズッキーニは6月下旬頃に収穫、味噌は秋以降に完成の予定です。
JA鶴岡女性大学「きらめきカレッジ」は多分野の講座を仲間と楽しく学び、自分を磨くことを目的に開催している年5回2年間の大学です。
次回は、6月30日に「食品添加物を知る&梅酒作り」をテーマに開催します。
プランターは各自持ち帰り、家庭で育てます。
大豆を潰すのが大変でした!
げんき部会 花植えのボランティア
げんき部会は5月18日、青龍寺のげんき館デイサービスセンターで花植えを行ない、部会員と職員4人が参加しました。同部会では地域貢献活動を強化しようと、今年度より当JAの福祉施設で花壇整備などのボランティアを行なっています。
この日は4月に整備した花壇に、赤いサルビアやピンク色のペチュニアなど色とりどりの花を丁寧に植えました。
参加した鶴岡市青龍寺の松本由紀子さんは「青空の下、花を植えて楽しかった。きれいな花壇になって嬉しい」と笑顔で話しました。
次回は生垣の剪定と畑の除草を行う予定です。
花を植える部会員たち
カラフルに彩られた花壇
あぐりスクール【春版】を開催
当JAは5月21日、あぐりスクール【春版】「黄金孟宗収穫体験&孟宗料理づくり」を
黄金地区で開き、市内外の親子12組34人が参加しました。
青龍寺の石井信一さんが管理する竹林で孟宗収穫体験が行われ、生産者から黄金孟宗の
特徴や収穫方法を教わりました。 急な斜面で根が深く苦労しながらも、親子で協力し、
次々と収穫。大きな孟宗を掘り当てると歓声が上がっていました。
続いてJAげんき部会のメンバーからの指導で、孟宗汁と孟宗ご飯作りが行われ、参加者
は朝採り孟宗で作った旬の料理を堪能しました。
鶴岡市大山3丁目小学5年、太田海里さんは「孟宗を掘るのはとても大変なことだと思っ
た。手入れもしなければならないのは初めて知った」と感想を話していました。
当事業は、小学3~6年生児童とその保護者を対象に、農業や食についての理解を深めな
がら、親子の絆を深めてもらうことを目的に毎年開催。今年度は全3回のスクールを予定
しています。
収穫方法を教わった
大きな孟宗を手にニッコリ
庄内広域育成牧場 放牧開始
鶴岡市羽黒町にある庄内広域育成牧場(月山高原牧場)で5月12日より繁殖用のメス牛の放牧が開始された。
初日には庄内一円から138頭が集まり、当JA管内の畜産農家6戸からは28頭が入牧した。
集まった牛は1頭ずつ体重、体高を測定し、群れに分けて放牧された。
入牧作業後には、放牧中の安全と牛の健全な育成を祈願し、祈祷が行われた。
この放牧は昭和52年から開始され、昨年より庄内町と大網の放牧場も集約されたことにより、庄内全域からの大規模な受け入れとなっている。
夏でも涼しく環境の良い牧草地で放牧され、秋頃には大きい牛で100kg以上も成長する。
鶴岡市森片で和牛繁殖経営を営む伊藤長市さんは11頭の牛を入牧させ、
「放牧を通して足腰の丈夫な牛が育つ。これから半年程、事故なく健康に育ってほしい」と話した。
さらに5月19日には乳牛・和牛親子が入牧し、全体で約180頭が放牧される予定。
産直館料理講習を開催
当JA産直館は、4月23日に鶴岡市農村センターで今年度初めてとなる料理教室を開催し、組合員・一般市民27人が参加しました。
今回のテーマは「赤飯」「簡単ごま豆腐のあんかけ」で、産直会員の菅原英子さん(勝福寺)と産直館の食育ソムリエが指導しました。
赤飯は炊飯器と蒸し器のそれぞれで炊き、味わいの違いを比べました。
また、豆乳とすりごまを使うことで簡単に美味しいごま豆腐を作ることができ、その手軽さが参加者に好評でした。
参加者は、赤飯を蒸かすタイミング等、普段作る際に疑問に思っていた事を積極的に質問し、熱心に学んでいました。
大塚町から参加した安藤みさ子さんは「産直の野菜は新鮮で美味しく、生産者の顔が見えて安心。生産者に直接学べる料理教室はとても嬉しい。いつか笹巻き作りも教えてほしい」と笑顔で話していました。
産直館では今後も料理や寄せ植え等、様々なイベントを予定しています。
積極的に講師に質問する参加者
食育ソムリエも講師として大活躍
JAげんき部会 全員会議・観桜会を開催
当JAげんき部会は4月13日、荘内神社参集殿で全員会議及び観桜会を開催し、会員・関係役職員33人が出席しました。
会議では、28年度の年間活動計画や今年度から新たに行うボランティア活動について確認。
ボランティアでは、4~6月の第3水曜日に、げんき館の畑に野菜苗の植えつけ、愛あい館の花壇に花の植えつけなどを会員が交代で行う予定です。
会議後には観桜会が行われ、鶴岡公園の満開の桜を鑑賞しながら会員同 士が交流しました。
前田哲男げんき部会長は「マンネリ化しないように皆さんの意見を参考にしながら、参加して良かったと思えるような活動を行っていきたい」とあいさつしました。
同部会は設立13年目で会員は41名。生涯現役をめざし、生きがい・健康づくりを行いながら、農村文化伝承などでの地域交流も行っています。
女性部第45回通常総会を開催
JA鶴岡女性部は3月22日、第45回通常総会を大泉支所で開き、部員・関係役職員62人が参加しました。
27年度の事業報告では、JA鶴岡農業まつりへの参加や女性フェスティバル、楽しい料理講習会などの取組みが総括されました。28年度は、地産地消運動や食農教育、地域伝統食の伝承などに取り組む方針が確認されました。
また、平成28年度「咲き誇れ!JA女性組織活動“わたしの一歩”」発表会で発表するフレッシュ部員の佐藤いづみさん(西郷支部)が、「イキイキとした未来のために一歩踏み出して」をテーマに発表。家族で営む農業の苦労ややりがい、女性部活動における世代を超えた交流や仲間づくりの大切さなどを話し、会場より大きな拍手が贈られていました。
また役員改選では、会長に小林絹井さん(再任)、副会長に渡部優子さん(再任)と、上林明美さん(新任)が選出され、新たな3役体制となりました。
小林絹井部長は「部員の元気を活力に、新年度も頑張っていきましょう」とあいさつしました。
JA女性の歌の斉唱やJA女性組織綱領および5原則が唱和され、部員たちは来年度の事業に向けて気持ちを新たにしていました。
新年度に向け抱負を語る新役員。
発表する佐藤いづみさん。
地元農業の活性化をテーマに学習『第4回若手農業者研修会』
今年度第4回目となる若手農業者研修会を3月17日、JA本所ホールを会場に開催し、管内の若手農業者15人が参加しました。『ミラノ万博の成功と鶴岡農業の発展に向けて』をテーマにした学習では、鶴岡市農政課の安達文和さんが講師を担当し、昨年イタリアで開催されたミラノ万博での現地の様子やだだちゃ豆の高評価などを報告した上で「鶴岡は今後ますます食分野で注目される都市。農業を楽しみ、鶴岡の若手農家が元気だということを見せつけましょう。それが鶴岡農業の発展につながっていく」と話していました。
続いての『くしびきこしゃってプロジェクトの活動について』の学習では、同プロジェクト代表を務める佐藤利幸さんが講演。農業以外にもさまざまな分野で活動する地元の若者によって組織された「くしびきこしゃってプロジェクト」による、地域を活性化するためのユニークで多彩な企画が紹介された。佐藤さんは「地域を元気にするには、美味しい食べ物、大きい人の輪が必要。ぜひ皆さんにも力を貸してほしい」と参加者に呼びかけていました。
講演終了後には数グループに分かれ、若手農業者同士で学びたいことや地元農業を盛り上げる方策などが話し合われ、参加者は「JAのイベントで物販をしたらどうか」「スマートアグリに関する情報を得たい」などの意見が出されていました。JAではこれらの意見もふまえ、次年度も継続して研修会を複数回実施する予定です。
研修会の様子。
第27回花き振興部会通常総会を開催
花き振興部会は2月29日、第27回総会を東京第一ホテル鶴岡で開き、部会員や関係者ら70人が出席しました。
佐藤克久部会長はあいさつで「今年度新たに取り組んだトルコギキョウ、冬期球根品目などの2日前販売は評価できるものだった。その半面、集荷対応が繁忙などの課題も見つかった」と今年度を総括、さらに「新規や世代交代した会員が多く見られる。講習会などで全体的なレベルの底上げを図っていきたい」と話しました。
2日前販売では、情報が早く入ることで事前のオーダーに対応できるなどの成果が確認できました。
市場からは、「鶴岡産花きは長期間出荷ができて消費者ニーズに対応できている。品質面も高い」などの評価が報告されました。
27年産花き全体の概況は、好天候や高単価などの要因から販売額が前年対比102%の5億5千万円となりました。
28年度は販売額5億8千万円を目標とし、ロスをなくした安定出荷や講習会などによる栽培技術の向上、2日前販売の全品目実施、新規生産者拡大に向けた活動、女性部会員の支援などに取り組む計画が承認されました。
また研修では「2日前販売の成果と課題」をテーマに、株式会社フラワーオークションジャパン常務取締役の佐無田仁氏より2日前販売の総括の講演を、「健全な土壌には健全な花が咲きます」をテーマに、デンカ株式会社技術顧問の杉田氏より土壌病害対策の講演を行っていただき、研鑽を深めました。
市場動向と2日前出荷のポイントを学ぶ
28年度の役員があいさつ