上郷支所組合員交流会を開催
上郷支所は2月17日、東京第一ホテル鶴岡で3年ぶりとなる上郷支所組合員交流会を開いた。組合員やJA役職員など55人が参加した。
支所再編により昨年9月末に豊浦支店は金融窓口を廃止し、11月からATM店舗となった。また4月からは上郷支所は「上郷事業所」となるため、今回が支所としての最後の交流会となる。
同支所総代代表の児玉智さんは「支所として最後となる交流会を楽しんでもらいたい」とあいさつした。難波篤理事は「コロナ禍で皆さんと顔を合わせて一献を交わすことはできなかった。今日は3年ぶりとなる交流会を皆さんと楽しく過ごしたい」と述べた。
五十嵐久弥代表監事が乾杯の音頭をとり交流会を開始した。余興では中山踊りグループが「秋田民謡おこさ節」の曲に合わせ踊りを披露。同グループメンバーの佐藤敏子さん、今野松子さん、佐藤幸子さん、玉羽勇子さん、伊藤美知子さんの5人に加え、特別出演として石塚公美さんと鈴木伸明支所長・榎本文男営農次長・小林豊考査役の4人も踊り、会場を大いに盛り上げた。同支所生産組合長会の佐藤祐悟会長が閉会のことばを述べ2時間余りの交流会を閉じた。
庄内産大豆でみそ造り講座が盛況 あぐりセミナー
JA鶴岡は2月17日、鶴岡市農村センターで第3回あぐりセミナーを開いた。 テーマは毎年大人気企画の「みそ造り講座」。市民ら約50人が参加した。
さとみの漬物講座企業組合(山形市)理事長の新関さとみさんを講師に、庄内産大豆と県産米「はえぬき」のこうじを使い、4㌔の「天然醸造の18割こうじみそ」造りを学んだ。
こうじと塩を混ぜ合わせ、煮た庄内産大豆と一緒にビニール袋に入れ、足で押しつぶした。容器の中で平らにし、表面が空気に触れないようにビニール袋をかけて完成させた。
参加者は「個人でみそ造りに挑戦することができないので、みんなで一緒に造れて良かった。今から出来上がりが楽しみ」と話した。
「JAの時間」では、職員が居宅介護支援や福祉用具レンタル、げんき館デイサービスセンター、ショートステイ愛あい館の運営など、JAが行う福祉事業を紹介した。
庄内産大豆を足で押しつぶす参加者
みそ造りを楽しむ参加者
きらめきカレッジ最終回 地元産大豆でみそ造り
JA鶴岡は2月13日、鶴岡市農村センターで女性大学「きらめきカレッジ」第5回を開いた。28人が参加し、同市の有限会社いとうファーム代表取締役社長の伊藤稔さんを講師に、みそ造りを行った。
受講生は30分ほどかけて地元産大豆「エンレイ」を手でつぶす作業を体験。米こうじと塩を混ぜ合わせて完成させた。みそは9月ごろから味わえる。伊藤さんは、全国の小学校で大豆から学ぶ命の大切さを伝える食育授業の取り組みなどについて説明。受講生は「大豆を一粒ずつつぶすのは大変だったが、毎日食べているみそがこんなふうにできているんだと知れておもしろかった」と話した。
「JAの時間」では、共済課の職員が「3Qマップ」あんしんチェックシートを使いながらJA共済を紹介した。
7期生の卒業式も行われ、2年のカリキュラムを修了した受講生17人に佐藤茂一組合長が修了証書を手渡した。佐藤組合長は、あいさつで「2年間学んだことで皆さんの”きらめき”が増したように感じる。卒業しても受講生同士、交流が続いたらうれしい。今後もぜひJA鶴岡の事業に参加してほしい」と述べた。
卒業生は「2年間さまざまな体験に挑戦することができて楽しかった。とても充実した時間を過ごせた」と話した。
「きらめきカレッジ」は、管内の20~50代の女性を対象に2015年に開校。2年1期で今春には9期生を募集する予定だ。
作り方を説明する講師の伊藤さん㊧
みそ造りを楽しむ参加者
7期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!
地場産大豆と米でおいしいみそ造り
JA鶴岡女性部は2月11日、鶴岡市農村センターでみそ造り講座を開いた。女性部員ら32人が参加。
さとみの漬物講座企業組合(山形市)理事長の新関さとみさんを講師に、庄内産大豆と県産米「はえぬき」のこうじを使い、4㌔の「天然醸造の15割こうじみそ」造りに挑戦した。
こうじと塩を混ぜ合わせ、煮た大豆と一緒にビニール袋に入れ、足で押しつぶした。容器の中で平らにし、表面が空気に触れないようにビニール袋をかけ、夏の温度上昇で発酵し、8月中旬頃に完成する。
参加者は「煮豆を足でつぶす作業がいい運動になった。できあがったみそを食べるのが今から楽しみ」と話した。
作り方を説明する新関さとみさん(中央)
庄内産大豆を足で押しつぶす参加者
手造りみそを仕込みました!
豊浦上郷年金友の会第1回ワナゲ交流会
豊浦上郷年金友の会は2月14日、上郷コミセンでワナゲ交流会を開催した。同会が発足して1回目となる今回は、会員26人が参加した。
競技は4ブロックに分かれて1人3ゲームの個人戦を行った。和やかな雰囲気のなか親睦を深めながらも、参加者は自分の番になると真剣なまなざしで的を狙いゲームを楽しんだ。
八幡稔さんが1~9番の全ての的に輪を入れるパーフェクトも出し合計419点で優勝した。第2位に瀬尾一男さん、第3位に齋藤隆さんが輝いた。
上位15人は2月24日に農村センターで行われる「第5回JA鶴岡年金友の会ワナゲ交流会」に出場予定だ。
女性部員が伝統料理の作り方を伝授
JA鶴岡女性部は2月3日、鶴岡市の県立鶴岡中央高校で伝統料理講習会を開いた。食文化が多様化する中、地域の郷土料理や伝統食などの食文化を次の世代へ継承しようと企画し、今回で6回目。
女性部員13人が講師を務め、同高校の総合学科家政科学系列食物系2年の生徒29人と一緒に、まいたけごはん、孟宗汁、マダラの卵をいり煮した庄内地方の郷土料理「こづけ」、ごま豆腐のあんかけの4品を作った。
女性部副部長の佐藤雪子さんと石塚公美さんが料理の作り方を説明後、班ごとに分かれ調理開始。
ごま豆腐作りではすり鉢でごまをするところから調理した。各班に女性部員がつき、弱火でじっくり練っている生徒に「とろみがついてくると一気に固まるから注意して」などと声をかけながら、和気あいあいと調理を進めた。
昔ながらの作り方を学んだ生徒からは「ごま豆腐を初めて作った。すり鉢でごまをするのが大変だったが、すっているとごまの香りが広がってきてとてもおいしそうだった」との感想が聞かれた。
作り方を説明する女性部員(中央)
鶴岡の伝統の味が完成
ありがとうございました!
2022年度秋青果物精算報告会
JA鶴岡と西郷砂丘畑振興会は2月3日、秋野菜の生産・販売について総括する秋青果物精算報告会を西郷活性化センターで開き、生産者と市場関係者など約140人が出席した。秋野菜の主要品目となるミニトマト、サヤインゲン、長ネギ、軟白ネギ、赤カブ、抑制メロンの生育概況と販売経過などを報告した。人数制限などを行わず3年ぶりに通常開催した。
ミニトマトは品質も良く出荷数量は前年比101%、販売実績は同比110%となった。サヤインゲンは今年度からJA独自助成を実施して推進を強化し、新規生産者は12人となった。高温障害などの影響により出荷数量は前年対比98%となったが、品質はよく高単価により販売実績は同比110%となった。高温対策として適切な遮光資材の使用を行うことなどを確認した。赤カブは出荷数量・販売実績ともに前年を上回ったが、抑制メロンは栽培面積の減少などにより出荷数量・販売実績とも前年を下回った。
阿部栄喜会長は「鶴岡産の秋野菜は市場から高い評価をいただいている。異常気象が続いているが対策をしっかりしながら、皆さんからは引き続き協力をいただきたい」と述べた。
伊藤淳専務は「品目により多少の浮き沈みはあるが総じて販売高などの実績が前年を上回ったことは、皆さんの栽培技術の高さや肥培管理の徹底によるものであり改めて敬意を表する」と述べた。
げんき部会第21回通常総会
げんき部会は2月3日、すまいるプラザで最後となる第21回通常総会を開いた。
同部会は平成15年に「活力ある高齢社会」を目指し発足。高齢者が「仕事づくり・生きがいづくり・仲間づくり」を目的に活動を行ってきたが、会員の減少などにより解散が決議され、約20年にわたる活動を終えた。
ここ2~3年はコロナ禍により事業開催の自粛が続いたが、総会には16人の会員と役職員4人が出席し、これまでの活動などを振り返った。
鶴岡市農業発展奨励賞管内から2団体受賞
鶴岡市農業の振興発展に貢献や功労のあった個人や団体を表彰する「2022年度鶴岡市農業発展奨励賞」の表彰が2月3日、鶴岡市のグランドエル・サンで行なわれた。受賞者は2個人、3団体。
JA鶴岡管内からは、団体の部で一般社団法人田川そばの郷(代表理事榎本政規)と鶴岡市農協無人ヘリ連絡協議会(会長佐藤俊)の2団体が受賞となった。
一般社団法人田川そばの郷は2015年度に地域の農家ら20人で設立。中山間地域で耕作放棄地になりかねない圃場(ほじょう)で、そばの生産販売を受託することにより農業振興と農地保全に貢献。「田川新そば祭り」などで地域活性化にも貢献。
鶴岡市農協無人ヘリ連絡協議会は2003年度に管内のヘリ防除組合で設立。広域一斉航空防除による効率的な防除と、農産物の安全性や品質保持で地域農業の発展に寄与。
皆川治市長より各受賞者に表彰状が手渡され、「今後とも鶴岡市の農業発展に尽力いただきたい」とエールがおくられた。
「つや姫」生産者研修会を開く
生産振興課は1月中旬から下旬にかけて、令和5年産「つや姫」生産者研修会を全支所で開催した。
県庄内総合支庁農業技術普及課の担当者が本年度の作柄状況を振り返り、次年度の栽培に向けた管理のポイントを説明した。ワキ対策を実施した圃場は対策していない場合と比べ収量は多くタンパク質含有率は同等であることや、作土深の目標は15㌢とし浅い圃場ほど精玄米粒歩合が低い傾向にあることを伝えた。JAの耕種指導係は土づくりなどの栽培における必須条件、防除や施肥の基準について説明した。
ブランド米「つや姫」の栽培認定者は同研修会を受講することが必須事項となっている。