女性部上郷支部「かがやき講座」でポーセラーツ体験
JA鶴岡女性部上郷支部は10月17日、鶴岡市のJA上郷支所で、組合員家庭の女性を対象に第3回かがやき講座「ポーセラーツ体験教室」を開いた。受講生15人が参加し、作品作りを楽しんだ。
ポーセラーツは、シール感覚で使える転写紙で磁器に絵柄を自由に絵付けするクラフト。転写紙を貼ってデザインした後、800度の電気炉で焼いて仕上げる。
鶴岡市のアトリエ野の花の渡部真喜さんを講師に招き、参加者は磁器に好みの転写紙を貼り付けた。参加者は「模様を決めるのにわくわくした。焼き上がりが楽しみ」と話した。
次回は11月におこし作りを予定している。
白い磁器に転写紙を貼り好みのデザインに仕上げる受講生。
自分だけのオリジナル作品が完成。
産直会員研修会 直売所会員の取り組みを学ぶ
JA鶴岡の直売所「もんとあ~る」は10月17日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で産直会員研修会を開いた。生産者や関係者約110人が参加。
JAさくらんぼひがしねの直売所「よってけポポラ」の産直会員・浅野目敏裕氏より「よってけポポラで如何にして収益を上げたか」と題して講演。
元々サラリーマンだった浅野目氏はサクランボ農家で妻の実家がある東根に移住、就農して8年目となる。就農当時、農業でサラリーマン時代より稼ぐ事を目標に、地域に密着した技術の向上、仲間作りの必要性や作付け、売り上げ内容の見直しにより直売所の売り上げを5倍以上に増やすことを目標にした。
野菜の作付けを拡大するなど順調に売り上げを伸ばしており、直売所を通して感じたことや今後の課題を伝え「直売所は、生産者自身が中心となって盛り上げないと売り上げは伸びない。皆さまの手でもんとあ~るを盛り上げてもらいたい」と呼び掛けた。
参加者からは値決めについてなど多くの質問が出され、直売所での取り組みのコツを学んでいた。
直売所での取り組みを話す浅野目氏
「つるおか大産業まつり2018」で多くの市民に食と農をPR
鶴岡市が主催する「つるおか大産業まつり2018」が10月13日・14日の2日間、鶴岡市の小真木原運動公園で開かれた。JA鶴岡や青年部など各組織が出店。来場した多くの市民に農業やJAをPRし会場をにぎわせた。
天候にも恵まれ、2日間で3万5000人(主催者発表)と過去最高の来場者数となった。
青年部が販売した熱血焼きそばには、昼時から客の列が途切れず、盟友たちの威勢のいい掛け声も売り場を盛り上げた。女性部は、大鍋を使った米粉入り豚汁うどんの他、今年から玉こんにゃくも販売、追加で準備するなど予想をうわまわる売り上げとなった。
新米の販売コーナーでは、大人気一升マスでの量り売りの他、本格デビューの新品種米「雪若丸」が販売。鶴岡のお菓子や加工食品が集まった「つるおか名物コンテスト」も開かれ、鶴姫レッドアイスクリームを出品し市民にPRした。
農産物・JAクイズコーナーは、展示した管内農産物や地域貢献、総合事業、准組合員制度を紹介するパネルの中から出題、アレンジフラワー・メロンなどの農産物を正解者には抽選でプレゼント。答えを探しながらJAの取り組みを学んでいた。
その他、ミカンの詰め放題、メロン・だだちゃ豆等のアイスや田川そばの郷が作る打ちたての手打ちそば、きんつま焼き、パンハウス庄内、田川カブ、もんとあ~るの農産物販売、精肉・卵の販売、庄内フラワーショーへの出品などでまつりを盛り上げた。
青年部 熱血焼きそば
女性部 大鍋を使った米粉入り豚汁うどん
ミカンの詰め放題
レッドメロン・だだちゃ豆などのソフト販売
パンハウス庄内
もんとあ~る 農産物の詰め放題・加工品の販売
菓子工房けさらんハウス きんつま焼き・かき氷
田川焼畑生赤かぶの販売
新米の販売・一升マスでの量り売り
打ちたての田川そば
精肉・卵の販売
農産物・JAクイズで農産物をプレゼント
「つるおか名物コンテスト」に鶴姫レッドアイスクリーム出品
加工用キャベツ目揃会を開く
JA鶴岡は10月5日、鶴岡市のJA鶴岡北部集荷場で加工用キャベツの目揃会を開いた。関係者約20人が参加。
営農指導員がサンプルを見せながら出荷規格や荷姿などを説明。カット野菜など加工用に使われることから大きさのそろいよりも病害虫被害が無い事、1玉あたりの重さに注意し適期に収穫することや、10日頃から始まる運送・出荷コスト低減に向けた鉄コンテナ出荷の際は、隙間なく積めて出荷するよう呼び掛けた。
販売担当からは、雨の影響もあり各圃場(ほじょう)で収穫量に差が見受けられることから出荷計画作成に向けて各圃場を確認するよう依頼した。
加工用キャベツは、35人約7㌶で栽培。12月中旬まで出荷が予定されている。
出荷規格を確認する生産者
本所事務所移転のお知らせ
このたび本所事務所は、平成30年10月29日よりJA鶴岡ビルへ移転し業務を開始することとなりましたのでお知らせいたします。
移転先住所
〒997-8558 山形県鶴岡市日吉町3―1
江戸川区民まつりで鶴岡のおいしいものをPR
鶴岡市の友好都市である東京都江戸川区で、10月7日に「第41回江戸川区民まつり」が開かれた。
JA鶴岡では例年、同イベントにて特産物販売を行うなどの協力をしており、今回も青年部・女性部・加工グループのメンバーら19人が参加した。
青年部は盟友5人が参加し、土付きネギやミニトマト、新米などを販売。まつり開始前から鶴岡の農産物を買い求める来場者でにぎわい、午前中のうちに売り切れとなった。
女性部は「庄内風芋煮汁」を販売。当日は10月にも関わらず気温30度以上の晴天のなか、江戸川区のボランティアによる協力のもと、大鍋2つ分(約1500食)の芋煮が完売。女性部員の愛情がたっぷりこもった芋煮は、終始大行列ができる人気ぶりだった。
農産加工グループは鶴岡特産のエダマメ「だだちゃ豆」を使った「豆ごはん」の販売のほか、「あんこもち」を振る舞い、来場者をもてなした。
50万人以上の来場者でにぎわいをみせる会場で、販売を通して、鶴岡のおいしい農産物や郷土の味をPRした。
農産物を販売する盟友
大鍋で芋煮を作る女性部員
あぐりセミナーで郷土食のいとこ煮づくり
JA鶴岡は10月2日、鶴岡市農村センターで第2回JAあぐりセミナーを開き、市民35人が参加した。地域に伝わる郷土食の伝統を受け継いでもらおうと「農家の母ちゃんが教える!秋の郷土料理とおやつ作り講習会」と題して、いとこ煮、キュウリのしょうゆ漬、変わり白玉ぜんざいの作り方を学んだ。
JAの理事で、旦那さんと6次産業化に取り組み、「旬菜畑」としていとこ煮や餅などを販売する五十嵐京子さんが指導した。いとこ煮は小豆ともち米を一緒に炊いた料理。素朴な味で、農作業の一服や、お客様のおもてなしなど幅広く親しまれている。
最初に五十嵐理事が実演を交えてポイントを解説。いとこ煮作りでは、「小豆を煮るときは形が崩れないように気を付けて」、「砂糖や塩の量、小豆の柔らかさは自分の好みで変えて」とアドバイス。変わり白玉ぜんざいでは、白玉団子をカボチャとヨモギ、イチゴジャムで色付けした。五十嵐理事は「知り合いにも作り方を教えるなど、鶴岡の郷土食を次の世代に引き継いでほしい」と話した。
参加者は「いとこ煮づくりでは、小豆の煮方などを具体的に聞くことができて良かった。昔作ってくれた母を思い出した。自分も孫に作ってあげたい」と話した。
「JAの時間」では、JA機械燃料部自動車燃料課の工藤譲課長と佐藤周平営業係長が、車の販売や車検など、JAの自動車・燃料事業や、秋の展示会などについて紹介した。参加者は「車の販売をしていることを知らなかった。車の購入からメンテナンスまでできて良いと思った」と話した。
五十嵐理事㊨からいとこ煮の作り方を聞く参加者
㊧からいとこ煮、変わり白玉ぜんざい、キュウリのしょうゆ漬
京田小学校児童が稲刈り体験 青年部が指導
鶴岡市立京田小学校の5年生20人は9月28日、学校田で稲刈りを体験した。地元農家、JA鶴岡の青年部北支部や北支所職員が協力。
青年部の小南賢史さんは「稲と鎌をしっかりもって、慌てずに確実に刈ろう」とアドバイス。児童は横一列に並んで腰をかがめながら、5月に植えた稲「はえぬき」を鎌で1株ずつ丁寧に刈り取った。コンバインで稲を刈るところも見学した。児童は「手で刈るのは疲れたけど、楽しかった」と話した。
収穫した米は、おにぎりにして給食で味わう予定。
青年部員と稲刈りを楽しむ京田小の児童
コンバインで稲を刈るところを見学する児童
パンハウスで機械更新 安全安心で高品質なパンを製造
JA鶴岡の子会社「パンハウス庄内」は9月中旬、播磨の本社工場で、生地を成形・計量する機械の老朽化のため、新たに「ストレスフリーVMシステム」を導入した。
導入した機械では、生地に無理な圧力をかけずに作れるので、以前よりもふっくらとした焼き上がりになった。また、汚れにくい設計で隅々まで掃除できるため、衛生管理がしやすくなった。さらに今まで手作業で行っていた生地の計量の自動化によって、作業効率が高まった。
山口喜和工場長は「新しい機械を使って時代のニーズに合った、よりおいしいパンを作っていく。新作パンも積極的に開発していきたい」と話す。
同社では、エダマメ「だだちゃ豆」、三元豚、鶴岡で収穫された野菜をはじめとした地元の食材を積極的に使い、地元の食材や季節を感じられる素材を生かしたパンから定番のパンまで幅広く取りそろえている。1日1000個を製造し、小・中学校の給食用のパンを納める日は1日4000個を製造する。
営業時間は、播磨の本社が平日・土曜9時から17時。馬場町店が平日・土曜9時30分から17時30分。
新たに導入した機械で安全安心で高品質なパンを製造していく。
タッチパネルで簡単に生地重量を設定できる。
サヤインゲン目揃い会 出荷規格を確認
JA鶴岡サヤインゲン専門部は9月27日、鶴岡市のJA鶴岡西郷選果場で抑制サヤインゲンの目ぞろえ会を開いた。関係者約30人が参加。
営農指導員が出荷規格に基づいて各等階級の長さや太さ、曲がりや傷の程度を用意したサンプルを見せながら説明。量目不足にも注意して出荷作業に取り組むよう呼び掛けた。
販売担当は、鶴岡産は品質の良さが市場から評価されており引き合いが強い、品質を重視しながら今後も継続して選別を徹底するよう伝えた。
抑制サヤインゲンは同専門部69人で栽培され、出荷は11月下旬まで予定されている。
出荷サンプルを確認する生産者