黄金産孟宗の出荷はじまる
鶴岡市黄金地区で、特産の「黄金産孟宗(もうそう)」の集荷が始まり、JA鶴岡の金谷選果場には収穫した孟宗が次々と持ち込まれた。
5月3日には出荷規格や集荷方法を確認する目揃い会が開かれ、生産者45人が出席した。はじめにJA鶴岡の組合員組織である特産物専門部の八幡晋専門部長が「これから約1カ月間にわたり孟宗の収穫がはじまるが、けがのないように作業にあたってほしい」とあいさつした。
黄金産孟宗はその昔、金峯神社の社殿を造る際に京都から下ってきた宮大工が京都の竹株を持ち込み、これを庄内平野の一角、金峯山の麓に植えたのがはじまりと言われている。黄金地区は西側を金峯山によって遮られているため、西風と西日があたらなく適度の湿り気があり、土が乾くのを嫌う孟宗には好条件となっている。
今年は積雪が多く雪解けが遅れると思われたが、4月の気温がやや高めに推移したことにより昨年並みで出荷開始となった。5月いっぱい集荷が行われ、JAでは約45㌧の集荷を見込んでいる。
集荷作業を行う作業員
集荷された孟宗はサイズごとに仕分けされ、梱包される
農業理解求め小学校に食農教育補助教材を贈呈
JA鶴岡は、小学生に食や農業について理解を深めてもらおうと、管内の小学校15校にJAバンクが作成した食農教育補助教材「農業とわたしたちのくらし」936部を贈った。
教材は、農業の役割や環境との関わり、流通や農産物価格の決め方などを多面的に紹介している。
JAの伊藤淳専務が5月9日に鶴岡市教育委員会を訪れ、加藤忍教育長に手渡した。伊藤専務は「国連教育科学文化機関(ユネスコ)の食文化創造都市にも認定された鶴岡市で、子どもたちに食や農業への理解を深めてほしい。将来的に、基幹産業である農業の担い手になってもらえたらうれしい」と期待を込めた。
加藤教育長は「教材本を有効活用し、鶴岡の農業の良さや特色を伝えていきたい」と話した。
教材本は、JAバンク食農教育応援事業の一環として2008年度から作成、毎年全国の子どもたちに寄贈されている。
加藤教育長㊨へ教材本を手渡す伊藤専務
特産タケノコ「三瀬孟宗」初出荷
三瀬孟宗生産出荷組合は4月28日、鶴岡市三瀬の集荷場で特産のタケノコ「三瀬孟宗(もうそう)」を初出荷した。同日開いた目揃い会では、出荷規格や注意点などを確認した。
今年は、三瀬孟宗生産出荷組合の14人が生産し、昨年の約1・8㌧を上回る4㌧の出荷を目指す。年間をとおして「三瀬孟宗」を味わってもらおうと、今年から6次産業化にも取り組み、水煮の孟宗の瓶詰をJA鶴岡の直売所で販売する。
目揃い会では、出荷規格や注意点を確認。初日は約69㌔を集荷し、直売分は午前6時前から訪れた地元住民ですぐに完売した。「三瀬孟宗」は主に地元市場に出荷し、直売も行う。直売は24日まで。価格は1㌔500円。
齋藤吉蔵組合長は「生産者は、消費者においしい孟宗を食べてもらいたいと頑張っている。今後はより多くの方に提供できるよう、荒廃している竹林を整備し、出荷量を増やしていきたい」と意気込む。今年は新たに加工所を作り、組合員が持ち込んだ孟宗を水煮の瓶詰に加工する。
三瀬地区は山林資源に恵まれ、品質が良い孟宗が採れる。かつての三瀬独自のブランドを復活させたいとの思いで、生産者が3年掛けて荒廃していた竹林を整備。2015年に「三瀬孟宗」を復活させた。
5月20日には、三瀬八森山レクリエーション広場で、第47回三瀬八森山孟宗まつりが開かれ、孟宗汁や孟宗ごはんなどが楽しめる。
直売予定日:5月1日(火)、3日(木)、7日(月)、10日(木)、12(土)、14日(月)、17日(木)、22日(火)、24日(木)
孟宗の出荷規格を確認する生産者
新鮮な孟宗を買い求める地域住民でにぎわった
直売予定日
・直売所地図
ヒマワリの品種説明会を開く
JA鶴岡花き振興部会は25日、鶴岡市の北部集荷場でヒマワリの品種説明会を開いた。関係者14人が参加した。
タキイ種苗の担当者を講師に迎え、ヒマワリの品種別に時期ごとの草丈や開花日数などの特性が説明された。また、新品種の紹介では上向きに開花する品種などを紹介したほか、各種キャンペーンなど販促活動の取り組みも紹介した。
参加者からは、草丈の制御方法や花芽分化に関わる疑問や、他県の栽培事例などについて質問が出された。
JAでは、省労力品目の一つとして、今後作付け・生産量の増加に向けて取組を図ってもらいたいと伝えた。
ヒマワリの品種特性を聞く参加者
露地ねぎ定植講習会を開く
JA鶴岡長ねぎ専門部は25日、露地ねぎの定植講習会を開いた。関係者12人が参加した。
同専門部の役員が実演後、参加者は畑の溝にそって移植機を引き定植作業を体験した。
アドバイスの中で定植機の仕組みやスムーズに作業するポイントなどを学んでいた。
営農指導員からは、病気の発生を抑えるためにも土壌分析を行ってから土づくりを行い、苗の生育状況をみて遅れずに温暖な日に植え付けてほしいことや農薬の使用についての注意点を伝えた。
今年度からねぎを担当する園芸特産課の本間一輝営農指導員は「移植機を使えば効率的に定植できる。専門部では移植機の貸し出しも行っているので、多くの方から長ねぎ栽培に取り組んでもらいたい」と話す。
定植作業を体験する参加者
職員が農作業研修で播種作業を体験
JA鶴岡は4月7日から22日まで、鶴岡市で職員の農作業研修を行い、134人が管内93軒の農家の協力で水稲苗の播種(はしゅ)作業を体験した。
7日、鶴岡市米出の佐藤一也さんの自宅では、水稲「つや姫」、「はえぬき」、「雪若丸」の種もみを播種した育苗箱1380枚を、職員が生産者と一緒にハウス内に1枚1枚丁寧に並べた。研修を受けた大山支所貯金係の阿部明美さんは「迷惑をかけないようにと心配しながらの作業だったが、皆さんにたくさん声をかけていただき楽しく作業ができた」と感想を述べた。
受け入れ農家の佐藤一也さんは「大変な作業のため人手はいくらでもほしい。職員とは普段は支所に行って少し話すくらいだが、作業を通してじっくり交流できるのでとても良い試みだと思う」と話した。
この研修は、組合員と農作業を通じ直接ふれ合い、農業や農家に対する理解を深め、組合員とのつながりを強化することが目的で、今年で2回目。受け入れ農家は座談会や広報誌を通して募集し、1農家または1共同組織へ1人から2人の職員を派遣した。
他の受け入れ農家からも、来年も頼みたいとの声が多く聞かれ、同JAでは今後も組合員とのつながりを強化する研修を計画している。
育苗箱を運ぶ職員
育苗箱をハウス内に丁寧に並べる職員
不動産センター「新ホームページ」を開設
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巡回し水稲育苗を確認し指導
JA鶴岡米穀畜産課では17日から、水稲育苗の状況を確認するために各地区で育苗巡回指導を行った。
指導員が各地区の生産者とともに各生産者のハウスや苗代を巡回。生育状況や肥培管理を確認し、今後の育苗管理について指導した。
巡回した指導員は「気温が高い日も予報されるなど温度変化が大きい。特に高温障害には注意して、温度・水管理を行ってほしい」と呼び掛けた。追肥、農薬の使用時期や注意点、バカ苗への対応についても説明した。
管内では、7日頃より播種(はしゅ)作業が始まり15日頃には最盛期を迎えるなど、ほぼ例年並みに経過し、おおむね順調に生育している。
同課では、今年デビューする雪若丸の育苗管理の注意点や、昨年の反省をいかし初期生育確保には欠かせない健苗育成を重点的に指導している。
生産者と育苗状況を確認し指導した。
女性大学「きらめきカレッジ」第4期生の募集について
仕事や家事・育児などの日々に追われ、「自分磨きをしていないなぁ…」という方
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JA鶴岡の女性大学「きらめきカレッジ」に入学しませんか?
・入学条件 JA鶴岡管内在住の20代~50代の女性
(お住まい又はお勤め先が旧鶴岡市内の方)
・在学期間 平成30年5月~平成32年2月(2年間全10回開催)
・主 会 場 鶴岡市農村センター(住所:鶴岡市矢馳字上矢馳258)
・受 講 料 各回500円~2,500円程度(受講料500円+実費負担分)
・募集人数 先着20人
・募集期限 平成30年5月11日(金)
詳細についてはチラシをご覧ください。
※開催時期・内容は都合により変更となる場合がございます。
皆様のご参加をお待ち致しております。
=お申し込み=
JA鶴岡総合企画課(TEL:33-8179 担当:佐藤綾音)へお電話ください。
花植えで華やかに げんき部会が福祉施設で美化活動
JA鶴岡げんき部会は4月18日、鶴岡市のJA鶴岡げんき館デイサービスセンターとショートステイ愛あい館で花植えなどの奉仕活動を行った。部会員11人が参加した。
2班に分かれ、げんき館では、イエローやオレンジ色のマリーゴールドを花壇に丁寧に植えた。愛あい館では、朝顔やグリーンカーテン栽培用ネットのつる取りや、施設周りの草むしりをした。
げんき館の園部博美所長は「きれいに植えていただいて花壇が華やかになった。近くを通った人から和んでいただけたら」と話した。
同部会は会員数29人で、生涯現役をめざし、生きがい・健康づくりや、農村文化伝承を通して地域と交流している。
花壇に花を植える会員
栽培ネットのつる取りをする会員