JICA研修員の現地視察に協力

読了までの目安時間:約 2分

 

JA鶴岡は9月5・6日の両日、国際協力機構(JICA)の研修事業に協力し、施設見学を受け入れた。

研修生はアフリカ地域14カ国の農業従事者22人が来日し、8月下旬から6週間、山形大学農学部で開講する『アフリカ地域稲作収穫後処理コース』研修を受講。コロナ禍のため3年ぶりの現地研修となった。

JAの未来創造室の宮守徳弘室長が講師となり「営農からみた農協の役割」というテーマで講演。JA鶴岡の経営理念、事業の特徴の紹介し、JAが地域農業振興の推進役として重要な役割を担っていることを伝えた。

その後、JA各施設を見学。営農指導に関する業務や農産物集荷場、生産資材や農機部門、農産物直売所、金融店舗など各施設を紹介。研修生からは積極的に多くの質問がだされ、「研修で学んだ知識を生かし、自国の農業の発展に取り組みたい」との意欲が伺えた。

この研修は、山形県、鶴岡市、JA鶴岡、秋田県大潟村の協力を得て、稲作における収穫処理や栽培技術の学習に加え、稲刈りや籾摺り・品質検査などの実習、乾燥貯蔵施設、農業機械工場、灌漑(かんがい)施設の見学を行い、それぞれの国が抱える稲作の収穫後処理に関する課題改善と技術普及に向けて学ぶ。稲作技術者を対象としたものは、国内で山形大学のみが実施している。

講義する宮守室長㊧

JAの施設で肥料について学ぶJICA研修生

農機の試乗では大盛り上がりをみせた

 

topics

この記事に関連する記事一覧