リンドウ栽培講習会 今年度2人が新規栽培

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JA鶴岡は4月30日、鶴岡市のJA北部集荷場でリンドウの栽培講習会を開いた。新規栽培者2人を含めた生産者やJA職員ら6人が参加した。

県庄内総合支庁農業技術普及課の職員が栽培歴や圃場(ほじょう)準備、栽培管理のポイントを説明。リンドウは冷涼な気象を好むため庄内では7月出荷の早めの作型が望ましいと伝え、露地栽培で7月上旬出荷の極早生(ごくわせ)品種のジベレリン処理を用いた栽培方法を紹介した。一度植えると数年収穫が続くため、排水のよい水田転作地を選び十分な土壌改善を行っておくことや、前年の状態が翌年の生育・収穫に影響するため、収穫前だけでなく1年目や収穫後の管理も重要だと伝えた。

JAの営農指導員は出荷規格や集荷、選別の注意点などを説明した。

生産者の佐藤司さんは「今後、露地の主力品目としても期待できるので、JA担当者と一緒に大切に育てていきたい」と意気込んだ。

管内では7月上旬~8月中旬に最盛期を迎え、2020年度は9人が栽培する。

リンドウの栽培管理のポイントを学ぶ参加者

 

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けさらん愛、愛サービスが農園ボランティア

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JA鶴岡助けあいの会「けさらん愛、愛サービス」は4月30日、鶴岡市のJA鶴岡げんき館デイサービスセンターで農園ボランティアをした。会員とJA職員、7人が参加。

3月下旬と4月上旬に草むしりをして耕した畑に、畝を作りマルチを張り、トマト、カボチャ、エダマメなど6種類の野菜の苗を定植した。野菜は収穫感謝祭で利用者が味わう。

この活動は地域貢献活動を強化する目的で2018年から取り組んでいる。

げんき館の佐藤明美所長は「利用者は昔の農作業を思い出しながら野菜をもぎとって、おいしくいただいている。利用者が喜ぶ活動に取り組んでいただき、ありがたい。ぜひ今後も続けてほしい」と感謝する。

同会の阿部真由美会長は「利用者の方が毎年楽しみにしていると聞いてうれしい。野菜の成長を見ながら、少しでも癒やしになれば」と話した。

同会は地域の高齢者福祉を目的に1998年に設立された助け合い組織で、会員数は31人。組合員家族を対象にしたミニデイサービスや、手作り弁当の配食サービスなどの活動をしている。

野菜の苗を植える会員

畑づくりを行う会員

 

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(農)しもがわ・無人ヘリで水稲直播

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鶴岡市下川の農事組合法人しもがわは28日、無人ヘリによる水稲直播(ちょくは)を約10㌶で実施した。穏やかな天気の中、作業は早朝5時から開始して半日で終了。ヘリは委託会社が水田の3~4㍍上空へ飛ばし操縦した。種子は、直播に適した鉄コーティング種子を使用し、品種は「はえぬき」。
同法人は水稲約38㌶(うち直播栽培は無人ヘリを含め約24㌶)、大豆約30㌶を栽培。構成員は19人。
同法人の大場靖智代表理事は無人ヘリ導入について「当組合構成員のほとんどが個人で畑作経営もしているため、水田作業を省力化したいという思いが強くあった。10年前から直播栽培に取り組み、無人ヘリは3年前に導入。直播の栽培管理は慣行と違い当初は苦労したが、改善を重ね今は至って順調だ」と語った。
JA鶴岡西郷支所管内では、無人ヘリによる直播の取り組みは同法人を含め3つの法人で約20㌶となる。

 

無人ヘリでの水稲直播①

無人ヘリでの水稲直播②

 

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