農業の魅力伝える 地元職業体験会ワクワクワーク
JA鶴岡とJA鶴岡青年部大泉支部は7月11日、鶴岡市の山形県立鶴岡中央高校で開かれた職業体験イベント「ワクワクワーク」に参加し、同JAの事業や農業の魅力を伝えた。
1年生268人が農業、飲食店、製造、病院などさまざまな仕事を体験した。
体験会は庄内地方の若手自営業者らがつくる一般社団法人「あきんどなまか」が主催。若者の地元定着と進学後のUターンを増やすことを狙いに、地元企業の魅力を体感してもらおうと2013年から開催している。通算15回目。
この日は庄内各地の飲食店、製造、病院など28団体が参加。生徒たちは10人ほどのグループに分かれて2種の職業を体験した。
同JAのブースでは、JAの事業を紹介し、米粉クレープづくりを体験した。
青年部のブースでは、エダマメの栽培について学んだ。生徒たちは指導を受けながら、土壌分析や、プランターに植えられたエダマメの収穫と莢(さや)もぎを体験。おいしいエダマメのゆで方を紹介し、収穫したエダマメをゆでて試食した。
同支部の伊藤恒幸さんは「将来県外に進学しても、自分の地元がどんな場所で、どんな作物があるかなどを知っていることは大事。農業は簡単ではないが、やりがいがあるし、農家も変わろうと頑張っている。職業の選択肢の一つとして参考になればうれしい」とメッセージを送った。
初めて知ったことも多かったという吉田柊馬君(15)は「朝早くからエダマメを収穫するのは大変だと思った。土壌分析をすることを初めて知った」と話した。
青年部員㊧に教えてもらいながらエダマメの莢(さや)もぎを体験する生徒たち
米粉クレープづくりを体験した